久我有加さんのレビュー一覧

君と狸と幸せごはん 小説

久我有加  カワイチハル 

ごはんと狸が繋ぐご縁。ほのぼのの中の切なさ、ピアノの音色の表現にうっとり

Kindle unlimitedで拝読。

久我有加先生の小説も、カワイチハル先生のイラストも大好きです。
表紙を見てピーンと「これ、絶対好きなやつだ!」という予感があり、ワクワクしながら読みました。

萌えるごはんと狸のもふもふもの、なのかな?と思いきや、
狸は意外とおっさん感強め。笑
関西弁で、人間の姿になる時は小太りのおっさんになる…という設定のせいかな。

でもでも、結希…

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頬にしたたる恋の雨 小説

久我有加  志水ゆき 

待って………泣く。しっとり柔らかい受けの色気と大人な攻めに惚れた。

落語・漫才を題材にしたBLがあるらしい…ということは以前から耳にしていたのですが、Kindle Unlimitedにてようやく読了!
いや、思いがけず最後に感動が待っていました。心に染みた…。

物語は、昭和初期の漫才(万歳)黎明期。
古い大阪弁が柔らかくて色っぽい。方言BL好きな方は一読の価値ありです。馴染みの薄い時代設定と題材だったのですが、読み進めているといつの間にかすんなり世界観に…

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鬼神様はパフェの虜につき 小説

久我有加  麻々原絵里依 

可愛い鬼神様

関西弁が素敵な好きな作家様のお話。今回の関西弁は、鬼神様でした。

パフェや甘いもの等好きなのに、女性っぽい綺麗な顔立ちの所為で侮られたくなくて素直に公にできない慶太。大学生でアルバイトとしてパフェを考案・制作している知人のお店に入ってきたのはまさかの着物姿の殺気を纏った真剣を持った男。慶太を『鈴鹿御前』という女性だとして斬りつけようとしてきた男の目に入ったのは慶太の作ったパフェ。そのパフェを…

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初恋列車 小説

久我有加  麻々原絵里依 

イマジナリー身分差BL

鉄オタの紬とイケメン雪輪のお話。紬視点から雪輪の好きアピールも嫉妬も必死さも見えすぎなくらい見えてるのに、紬は気付いてないっていうアレ。サブキャラも分かってて思わせぶりな発言をするけど、紬だけが鈍いっていう。
全体的に子供っぽく、わざとらしさがキツくて苦手な描き方だった。

地味メン・コミュ障を自覚する紬は、雪輪に釣り合わない自分に気付き、変わろうとする。幼なじみといいながら、初めて雪輪の好…

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月よ笑ってくれ 月も星もない2 小説

久我有加  金ひかる 

続編!!!

漫才師としても恋人としても!な続編~~~

2人でずっと!と思っているのに、お笑いブームが下火に…
焦燥感がすごくてすごくて。
執筆時はピーク中(ちょっと落ち着いた頃?)かと思うのですが、
どんどんお笑い番組がなくなってくのを見ていたので
その未来を描かれてるようでビックリしました。
(ブームは何回も繰り返されてるかもですが)

漫才師として生きていきたい葛藤と成長が恋模様と合わ…

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月も星もない 小説

久我有加  金ひかる 

芸人シリーズ!!

同じ日にコンビ解消…流れでヤッて
責任取るから(土下座!!!!)でコンビ結成!?

そんなことある!な風に結成された2人だけど
一緒に見上げたパイロットランプに願いをかけるスタートが
がさつなようでロマンチック!

拘りへの真摯さ、可愛いとこを知って
お笑いの楽しさが最熱・活性化しながら
愛も育まれてくのがとても良かった。
一緒に歩む相手って大事だんぁとしみじみ。


2…

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恋は甘いかソースの味か 小説

久我有加  街子マドカ 

たこ焼き食べたくなる

職場で受けたパワハラで視線恐怖になってしまった円野さんと会社を辞めてたこ焼き屋さんになった徳田さんの物語。

円野さんのトラウマと不安をゆっくりと解してくれる徳田さんと、少しずつ克服していく円野さん☺️でもある時徳田さんの対応に違和感を感じて...。

自分が抱えているトラウマや問題は結局自分でしか解決できないし乗り越えられない。それでも支えてくれる人がいることって大きな力だよなぁしみじみ…

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恋は愚かというけれど 小説

久我有加  RURU 

No Title

健人はサークルの後輩の進藤に片想い中。なんだけどある日、進藤から健人の仲良い友人(女性)が好きだと相談されてしまう。 このあらすじだけで切なくてたまらんでしょほんとに切なくて切なくてこの相談されたシーン読んでて胸がギューっとなった。健人は実はモテモテなんだけど本人が無自覚なので進藤がヤキモキしたりそこも面白いポイントでした

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知らえぬ恋は愛(かな)しきものぞ 小説

久我有加   

とにかく気持ちの良い読後感

なんて素敵なお話なのでしょうか。

2人の姿を追いかけてみれば、自然と心が晴れやかになっていく。
読み始めから結びまで非常に心地の良い作品でした。
どんなお話になるのかなと追っていたら、気が付けば久我先生にトスッとツボを的確に押されて今に至ります。
出逢いから日々の何気ない交流。
そして、恋愛関係に至るまでの過程が素晴らしく良かった。
あー、すごく良かったなあ…!好きです。
季節を…

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片恋の病 小説

久我有加  イシノアヤ 

愛が深い

初めての久我有加先生、芸人シリーズは、大好きなイシノアヤ先生が挿絵を担当されているこちらの御本から。

読み進めていくと、深野(攻め)が何を考えているのかわからないので不信感が芽生えました。
極め付けはデリカシー皆無発言。
完全に「何なん深野!」と思っていたのですが、のちのち深野は深野で真面目に考えての発言だったのだとわかりました。
どちらにしろ由(受け)からすると酷い発言なのですが、想…

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