藻とカレー
なんとなくドタバタ感が1巻の時くらいに戻ったような、そんな気がしました。さすがにギャグシーンを逐一数えているわけではないので実際はそうでもないのかもしれないけれど、個人的な感覚としては、2巻が一番落ち着いていたように感じます。マコトとしのぶの攻め受けが逆転したり、しのぶが経営する店がオープンしたりと、話の展開的にも濃いイベント続きだったというのもあるのかも。あまり2人の甘く穏やかな日々に浸れた感…
しのぶが目覚めてからの怒涛の日常、とても読み応えがありました。10年間献身的に介護し続けすっかり大人の男になったマコトと、事故以来10年間ただ目を閉ざしていたしのぶ。今はマコトの優しさや誠実さ、懐の深さのお陰で対等に話せているけれど、本来2人の間にはあまりにも大きい時間の壁が存在していて、それはいつ表面化してもおかしくないもの。最後のキバさんの言葉がとても引っかかりました。これからその壁に立ち向…
ストーリーはすごく面白かったですし、メインキャラの2人も魅力的で、次巻もすぐ読みたくなりました。ただ、ドタバタなコメディ調のシーンがほとんどなので、ここは静かに余韻に浸りたい!というシーンでもすぐ笑いに持って行かれるのは、ちょっと合わないと感じたかも。ハイテンションにもずっと着いていける自信のある方はすごくハマると思いますが、私はメリハリがないと疲れてしまうので、せめて10年も寝たきりだったしの…