お前は10年生きてきたが あいつはそのあいだ、死んだも同然だ

オレとあたしと新世界 2

ore to atashi no shinsekai

オレとあたしと新世界 2
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神92
  • 萌×224
  • 萌5
  • 中立1
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
16
得点
572
評価数
124
平均
4.6 / 5
神率
74.2%
著者
古宇田エン 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
オークラ出版
レーベル
enigma COMICS
シリーズ
オレとあたしと新世界
発売日
価格
¥638(税抜)  
ISBN
9784775527238

あらすじ

感動の嵐で大ヒット、待望の第2巻!

10年の時を経て目覚めたしのぶ。
母親の百合子とマコトたちは、感動のあまり気絶したり泣き出したりと大騒ぎしていた。
だが、しのぶが日本語をしゃべれなくなっていることが判明。
さらに、絶縁していたはずの百合子がそばにいることや、東條と息の合ったマッサージをしてくれるマコトの姿。
10年間のギャップに感情が追いつかず、しのぶはマコトを遠ざけてしまい……!!

表題作オレとあたしと新世界 2

(仮)マコト(小林誠) 会社員
(仮)しのぶ 昏睡から目覚めたゲイ

その他の収録作品

  • 番外編 夏祭り
  • ゴリラとカナリア(描き下ろし)
  • あとがき
  • カバー下

レビュー投稿数16

個人的2017年ベストコミック

ちるちるのレビュアー様が神…。3巻に続くのですね。

2018年に入ってから1・2巻と通しで読みまして何故もっと早く読まなかったのかと後悔するしてます。スルーしてたのが謎なくらいど真ん中好みでした。個人的2017年のベストです。BL枠超えての。『私の少年』と2トップかな…。

私の好みはさておき、人間愛に満ち満ちたBL読みたい方には是非おすすめしたい作品です。1巻が10年近い期間を描く怒涛の展開だったので反動で2巻に入ってダレるかと思いきや、時間の流れが穏やかになった分、心理描写が濃ゆくなって切なさ倍増、安定の濃密さです。
ここで終わってもすっきりですが、この作品世界が好きな者にとっては3巻、楽しみです。

6

いろんな愛

付き合い始めてラブラブなカップルの相方が事故で10年目を覚ましません
恋人の献身的な思いが通じたのか彼が目を覚ましてメデタシメデタシ

とはいかないですよね
そりゃそうです 10年意識が無かったしのぶとしっかりその時間を生きたマコちゃんとの間にあるその距離やズレを見ないことはできません
易きに流されずしっかり人間を描いてくれる勇気に拍手
どうかどんな着地でも希望と愛がある終わりが見たいです
そして、できればあんまり待たせないでくださーい

4

10年…

連載をちょこちょこ読んでたとはいえ、待望の2巻!
今巻もウルッときました…(;ω;)

ざっくりいうと、目覚めたしのぶが退院して新生活を始めるまでが今巻の内容。
10年という年月の間で変わった事は多いけど、変わらないのはマコへの気持ち。
自分が眠っている間のマコと東條との事を勘付きながらも、そうならざるを得ない感情も理解するんですね。
勘付きながらもマコには明かさず、それでいて東條を牽制しておくしのぶの強さが素敵でした…!

血の滲むようなリハビリをし、一時帰宅ができるようなったしのぶ。
マコにキスをしようとして避けられるのですが、避けたマコの理由がしのぶを思ってるからこそのものでした。
なんっっっってマコは良い男なんだ(;ω;)
しのぶと共に泣けました…。

ゲイ仲間とのわちゃわちゃした感じは変わらないので、楽しい雰囲気たくさんです。
そんな中、二人の想い合い頑張る様子にしんみりしたり。
一言でいえば、今巻も最高でした(´∀`*)

書き下ろしはゲイ仲間と夏祭りに行くお話。(季節感ー!)
しのぶに強要されてふんどしを付けるマコといい、おばけ屋敷(しのぶ?)にビビるマコといい、マコが可愛かったです(*´ω`*)

もう一本「ゴリラとカナリア」というお話もあるのですが、こちらは事故に合う前のお話。
マコの背中の傷の理由がやるせなかったです。
またこれから薬塗り続けたら良いよ…。

追記・2巻で終わりではなく、まだ続きます。

4

マコちゃんのスーツ…♡

友人にオススメよりされて読みましたが、オネエが苦手なのでずっと積んでいた漫画。
結果、「すっごく面白い!!!もっと早く読めばよかった~~~!!!」

あらすじは他の方も書いているので省略しますが、
しのぶは意識を取り戻して、マコちゃんは会社勤めに転身して…な2巻です。
2巻の個人的眼福シーンはなんといってもマコちゃんがスーツを着ているとこ…っ
すっかり丸くなって大人のダンディ色男になったマコちゃん、大変好みですヾ(*・∀・)/
そしてしのぶが回復して本当に本当によかった(´ω`。)
オネエは受けでも攻めでも苦手と思っていた私ですが、この作品はそれを覆してくれたように思います。
BLというよりも、ゲイものというか、2人の人間の人生を描いた作品だなと感じます。
しのぶの、綺麗で口達者で不器用なところが愛しいです。
1巻の終わりではどうなることかと思いましたが、
目覚めてからの後遺症もなくてよかった…!

でもそのあとの二人のあり方について、
「万々歳~」で終わるのではなくて、病院スタッフの東条さんとマコの仲を疑うしのぶもまた然り。。。
この東条さんがまた素敵キャラ!!
嫌な奴であればマコを誘惑しおって~!と思えたものの、
この先目を覚ますのかもわからないしのぶの看護で心身共に疲れているマコを癒してくれる素敵ガイに、
自分だったら流されてしまうところ…。
マコの一途さにキュンキュンしてしまいました(結局そこ)

1巻から引き続き、愉快なオネエたちのやり取りが面白かったです!
多いに笑わせて頂きました。


東条さん事件はあったものの、1巻に比べて平穏な2巻だったので
3巻でまた大きな事件が起きるのではとビクビクしていますが、この二人の行方をしっかり最後まで見守らせて頂きます。
次巻はやく~!♪

4

めざめてハッピーハッピー!で終わらないところが好き。

まだ続くのか!と読み終わったときに思いました。

事故で昏睡状態になってしまったしのぶが10年の眠りからようやく目覚めた…というところまで描いていたのが一巻終わり。
目覚めて母親とも仲直りしてハッピー!そして、マコトとも愛を確かめ合ってハッピーエンド♪かなと思ってたんです。
眠れる森の美女のオーロラ姫のように王子様のキスで目覚めたあとは、永遠の愛を誓い合っておしまい♪みたいな感じで。
だけど…考えてみればこれは童話じゃないんで目覚めて解決!なはずがない。
オーロラ姫は100年の眠りをものともしなかったけれども、普通の人間はそういうわけにはいかない。
起きてみたら周りも老けて、自分も老けている…。その受け入れがたい現実と周囲とのズレetc etc…。

マコトが風邪ぎみなのが続いているというのが大病の伏線じゃなければいいんだけど…と嫌な予感がするのは私だけでしょうか。
それからお仲間の「お前は10年生きてきたが あいつはそのあいだ、死んだも同然だ」という警告めいたものが不気味に響く…。で、その忠告を「ども…っす」と聞き入れたときのマコトの表情…。
うわー、ざわざわする。

全体のテンションの高さは相変わらずだけど勢いだけで突っ走らず、立ち止まるべきところはちゃんと立ち止まって描いてくれるので心に響きます。
めざめてハッピーハッピー!で終わらせないところ、しっかり腰を据えて長編を描かせてくれる出版社さんにも感謝!三巻が楽しみです。

3

まじに待望の2巻

目覚めないしのぶを読者も待ちわびていた、そんな2巻。

ようやく目覚めて、何が起こるのか。まだまだ物語は続きます。
しのぶの母親、療法士と親しくなった誠、など脇キャラとの交流もリアルに描きながら、失われた10年間を少しずつ少しずつ埋めるように、パートナーとして歩き出す二人。

社会的にも、誠が努める会社でしのぶをパートナーとして紹介するなど、自立してオープンな関係を築きます。

しのぶには10年間の記憶がないのだろうけど、その間誠がどんな思いで過ごしてきたか、その歴史の重みを読者は感じているので、ちょっともどかしい感じもあります。

けれど、こうやってまた二人で寄り添って生きていくのだなあと、あったかい気持ちになれました。

周囲の支えてくれる人達、それがきちんとシビアで心地よいですね。

1

愛の戦士

はー…愛、確かな…(語彙力の低下)

1巻でね、私もそりゃ思いましたよ。「マコちゃん可愛そうだからもう東條先生が幸せにしてくれればいいかな、でも本音は嫌だな」と。しのぶが起きた後も東條の存在が、しのぶにもマコちゃんにも影をおとすわけで、憎し東條。罪はなかろうとも。

ちよっとでもマコちゃんが悲しそうな表情するたびに心がキュッとします。
読者はまるっと一冊10年分のマコトの愛を見せつけられてますから、完全に愛の戦士マコトの味方ですよ笑
しゅんさん(しのぶの友人 今は牧場の人)同じく、しのぶが不穏な動きしようものなら刺しにいくレベル。

それにしてもこの表紙のマコトとか、9話のマコトとか、エッチすぎる。

※電子書籍ひかり カバー裏あり

0

不穏な空気が混じり始めた?

しのぶが目覚めてリハビリに励む2巻目。
回復なんてまだまだだろうに、
しのぶは東條の存在に気づいちゃったんだな~と辛いです…うぅ…。
そんなんで牽制したり嫌味言ったり、
自分の心に負担かけて大丈夫かと心配になりました。
その必死さに泣けます。

マコの方は心理描写はないけど表情には不穏なものが混じってて、
あぁ…やっぱり…となります。
情とか義務感とかが混じってないわけないんじゃないかなあ。
マコにとっては積み重ねた10年だから。
それでも瑞々しい恋心を保ってたらそっちの方がびっくりだし。
会社員になったマコは感情を隠すことも上手くなったのかな。

少しずつ続きを読むのが怖くなってきました。

0

人のぬくもりと愛と。

まず、表紙の絵がとても素敵!
小さい男の子が出てくるシーンがあるんですが、子供を描くのもお上手です。
老若男女クオリティ高いこの安心感。

9話扉絵に悩殺された人は私です。
何人の目を釘付けにしたんだろう!笑
定期的に摂取したいです。
マコちゃん、こんなに身長もあって体格がよくてモデルのような男前なのに、すっごく守りたくなる可愛さもあって…あれ?私何を見てたんだっけ?横にも縦にも大きい大人の男よね???ってなります。(錯覚)
ヒロイン感が増しています。かわいい…!
そして、眼鏡スーツはありがたすぎました!!!

…と、さぞこういう大きな男が好みな人のように萌えを語っていますが、アリだしイケるけどドストライクではなかった人でした。
画力の高さと面白さを気に入って読んでいました。
東條先生なんて顕著。
優しくて包容力があって結婚するならこういう人が幸せだろうなぁ~とは思うけど、華よりも優しさと安心感の人というか…人として素敵だけど、好みか?と言われるとお顔も好みじゃない。大きいのも怖い。(しのマコは好み)
お分かりかと思いますが、私はこの作品に出てくるような筋肉質で恰幅のいい大きい男の魅力を知らずだったんです。
”大きくて穏やかなくまさん”の安心感と素敵さに目覚められたのは大きな収穫です。
そのよさに気づけてからは、しのマコへの好きも膨れ上がりました。
気づきをくれた東條先生には是非幸せになってほしいです。
しかしマコちゃんはあげられないので応援できないジレンマ…。
他にいい人が現れてくれないかなぁ。

この本の読者さんやこれから読もうと思われている方の何割かには、私のように登場人物たちはドストライクのタイプ(体型容姿)ではないけどお話やキャラクターが気になって…という方がいるんじゃないかと思っています。
ここに「でもイケる」と手を出してドはまりした読者がいますし、タイプじゃなくてもすごく面白いです。
そんなことはお構いなしで読んでも素敵な作品ですが、途中で目覚めた方は読み返した時の自分の目の変化も面白いと思います。
比較的供給が少ない系統の萌えをこんなに魅力的に描いてくれて、そうじゃなかった人にも魅力と萌えを伝えてしまう表現力に感服です。

0

しのぶの波乱人生

1巻のネタバレしてます。
1巻未読の方、注意下さい。


↓↓↓↓注意↓↓↓注意↓↓↓↓






1巻で、ノンケに恋をし、オカマ達とのワイワイ旅行で事故に遭い、10年もの間の昏睡から遂に目覚めたしのぶ。
10年の間に、ゴリラみたいなワイルド系だったマコトはダンディなリーマンになり、疎ましくて離れた母親にべったり看病され、友達のオカマ達は超絶老け込み。
浦島太郎のしのぶは、どう周囲を受け入れるか戸惑う。
心ではざわつきながらも、まず身体から。リハビリに励み回復していくしのぶ。
第2巻は、しのぶの描写が中心です。
母親との関係を受け入れ、10年の間のマコトの恋愛も受け入れ。
献身的だったマコトとの関係はどうなる?と心配だったけど、一応は退院して同居、ラブラブというところで収まりそう……
このままおさまってほしいのが私の希望ですが、なんと2巻で完結じゃなかった!まだ続きあります。
風邪ばっかりひいてるマコトが気になるし(まさか何か病気とか…)、10年のブランクが何か影響してくるとか、いやいやハッピーエンドになって欲しい〜!

巻末収録の番外編「夏祭り」は、1巻と同様の目にも耳にも騒がしいハイテンションです。読んでてちょっと疲れる〜というのがホンネだけど、この騒がしさと深遠な心情を描く事が両立するというこの作品、またBLというジャンルの奥深さに敬意を表して「萌x2」で。
3巻待ってます。

5

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