アンジー
「追撃」を読んだので、おさらい読みしてみました。
そうそう、慎吾はキューピッドをしていたんだったっていう。そもそも物語の冒頭でしかそれらしき事はして無いんだけど。綺麗でカッコよくて女子たちにも人気なのに塩対応で、一匹狼風で。情報の少ない蒼生先輩に近づく為に、美しい顔にひらめく傷痕のワケを知る為に近付いただけだったのに。
恋は身体を貫ぬくいかづちの様に。ビリビリと慎吾を貫いたのだったー。きゃー。…
基本的には甘あま後日談。もはや慎吾はキューピッドでも何でも無く。ただただ先輩を愛する1人の男なのだ。先輩の一挙手一投足に、その綺麗な眼差しに、はにかんだ微笑みに。いちいちきゅんきゅんしまくる、そう、きゅんの風圧に押し捲られる日々。そこに立ちはだかる当て馬未満の男、猛生。
男前で学校一の人気者だと自負する猛生先輩に目を付けられ、迷惑そうな蒼生先輩。
しかし、猛生先輩が能天気な単なるお人好しという…