吉原理恵子さんのレビュー一覧

「箱庭ノ雛 二重螺旋14」初回限定特典ペーパー グッズ

意味深なタイトルだわ…

こちらのお話は伊崎の個展で尚人が音声ガイドをする事になった裏側が加々美視点で語られていました。

伊崎から電話があって、雅紀といつも行く例の和食ダイニング「真砂」の個室で伊崎が話す内容が加々美には予想外で驚愕していました。

本当に尚人は無自覚な人タラシだと加々美は改めて実感したらしい様子でした。

そして話は伊崎の個展での話になるのですが、傲慢で人間嫌いの伊崎が尚人の意見を素直に聞き…

1

箱庭ノ雛 二重螺旋14 小説

吉原理恵子  円陣闇丸 

黒船クリスと世間知らずのチワワ

14巻。とうとう、ナオ、高校3年生になりました!おめでとう!進路を考え始めたのと、大人たちのあれやこれやが蠢く巻でした。クリスとグリズリー、加々美さんが出てきて嬉しかったので萌2にしました。世間知らずのチワワというのは、伊崎さんのナオ評(爆笑)。

3年の新クラスで番犬トリオと同じクラスになったナオ。さあ大学のことを考えなきゃなのに、黒船クリスは、ナオの守護者まーちゃんに目をつけてきたり、グリ…

6

箱庭ノ雛 二重螺旋14 小説

吉原理恵子  円陣闇丸 

まさに台風の目

ひとことで言って、14巻でようやくここまで来たかと感慨深く思いました。

ハッキリ言ってこの巻は雅紀と尚人がステップアップをする序章に過ぎません。なので大きな出来事は起こっていません。

経験値も高く力もあり雅紀より格上の男である加々美や高倉、伊崎やクリスといった面々の中心に台風の目のように存在するのが直人なんです。

極上で特別な存在である兄(雅紀)の弟(尚人)がやはり特別な存在だっ…

14

箱庭ノ雛 二重螺旋14 小説

吉原理恵子  円陣闇丸 

久々に尚人の番犬トリオが登場して満足

タイトルにあるように、久々に尚人と番犬トリオとのエピソードが出てきます
ほぼ1年に1冊での発行ペースなので、つい物語の進展を求めてしまうのですが、急展開こそはなかったのですが、徐々に雅紀中心だった尚人の世界が英語の語学力によって違う世界が拓けてきていることへの、雅紀の焦燥感が伝わる巻でした
沙也加の件も回収されてないですし最近、何巻くらいまで続くのか?と思ってます
贅沢ですが1年に2冊くらい…

3

箱庭ノ雛 二重螺旋14 小説

吉原理恵子  円陣闇丸 

大きな進展はなかった

未だ、プロローグといった感じの巻で大きな進展はなかった
・・少しがっかりしたけど、眼福ものの挿絵で心が満たされる。

夫々の視点からみた現状の仔細があって、状況堅めといった感じです。
特に「甘やかな夜」の裕太視点。マサキにシカトされながら、俯瞰的に兄姉を見つめて、陰ながら尚人を心配する裕太が偉い。

尚人が高校三年になり、あの三人組と同じクラスに編入される。
ユアンの記事で、楽しかっ…

6

箱庭ノ雛 二重螺旋14 小説

吉原理恵子  円陣闇丸 

今巻も甘々。

『二重螺旋』の14巻目。
1冊目である『二重螺旋』が刊行されたのが2001年。20年も前から続いてるってすごいなあ、としみじみ思ったり。

さて。
14巻目に入り、話は前巻の続きから。
高校3年生になり、本格的に進路を考え始めた尚人。かつてのダークな家庭環境からは考えられないほど幸せな毎日を送っていることに感謝しつつ、尚人は愛してやまない兄・雅紀がモデルを始めた年に自分がなったことに思い…

8

影の館 小説

吉原理恵子  笠井あゆみ 

挿絵を

絶版本、電子版で読了。いつか中古本を買い求めて挿絵を見たい。

① 影の館
② 暗闇の封印 ―邂逅の章―
③ 暗闇の封印 ―黎明の章―

アニメのノベライズ風の描写なので、挿絵が無いと場面に広がりが無くて、つまらない。

0

二重螺旋 5 深想心理 小説

吉原理恵子  円陣闇丸 

センセーショナルな家族…

 かつての昼のメロドラマのような「これでもか、これでもか…!」というドロドロした展開が続く二重螺旋シリーズの5巻目。他の巻に比べて、読みやすく引き込まれました。

 一般ピープルは経験することのない、自分の身近な人が暴露本を出して一連の騒動に巻き込まれたら…という話でした。それぞれの人物に言い分や思惑があって考えさせられる内容でした。
毎度毎度センセーショナルな家族です。長男の雅紀のオーラは…

3

銀の鎮魂歌 小説

吉原理恵子  yoco 

電子版で、美麗な絵を拡大して堪能

中身は、昔のままです。
でも挿絵がYOCO先生の壮麗な装丁風の挿絵に変わっただけで、今風に変身。
中古本で紙版を購入済みで、内容を知っているのに今更どうよ、と考えたのですけど、最新版の挿絵で再読。
耽美なキラの哀れな生涯を改めて味わいました。

著者がこれを描きたかったと、以前書いていた、
キラの幻と、王が馬に乗る場面、
やっぱりここはとても切ない。アニメ風にしても、宝塚風に想像して…

4

銀の鎮魂歌 小説

吉原理恵子  yoco 

不朽の名作中の名作

今まで刊行されたものは全部持ってるんですけど、yoko先生が好きなのでこちらも購入しました。

ままならないもの、どうしても壊すことができないもの、罪の定義の難しさ、そういうものを一切のごまかしがなくしっかりと描いています。
キラの魂の美しさがひたすらに眩しく、家臣と姫、そしてルシアンの愚かさは誰にも起こり得ることなのだと痛感させられて久しい年齢になりましたが、改めて読み返しても色あせること…

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