吉原理恵子さんのレビュー一覧

悋気応変 二重螺旋11 小説

吉原理恵子  円陣闇丸 

新たな展開? 本筋はどうなる?

長年愛読のシリーズ待望の新刊ですが、ちょっと番外的な尚人が勉強の成果をみせて初バイトする話。

 篠宮家のスキャンダル元凶・父と忘れられてしまった不倫相手が亡くなり大きく動いたストーリィですが、不穏な従弟の存在や、沙也加のモデル事務所入りと雅紀を勝手に敵視する新人タカキの出会い等々、前巻からの流れには殆ど触れず、雅紀掌中の珠である尚人本人の魅力が段々周囲に隠しきれなくなっていく新たな展開を見せ…

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『輪廻の花』のみレビュー

結構前に電子で購入してて、既読作品の番外編を楽しく読んでました。
先日、六青みつみ先生の『輪廻の花』を読んだところ今作に番外編が載ってた事を知り、電子本棚から引っ張り出してきたという。
高かったけど、買ってた以前の私ありがとう!(笑)
凄く沢山の作品がありますが、再読キッカケの『輪廻の花』番外編のレビューで失礼します。
ネタバレご注意を…。

『輪廻の花』番外編『両想い』
本編終了後…

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幻惑の鼓動(26) コミック

吉原理恵子  禾田みちる 

神魔将の最終兵器?登場で物語は変わるのか?

25~26巻をまとめてレビューします。

怪異現象の地で、異質の霊能者・中川が聞いたものは神魔将語(鳥の囀り)で、神魔将”眞魅夜”からのメッセージだった。
神魔将は覚醒した順に高位で、”眞魅夜”は第二位、長”羅鬼”の参謀をつとめ、優しく穏やかに見えて、目的のためには犠牲を気にしない非道さもある男。

そして中川の召喚に応えて、”眞魅夜”も現世に辿りつく。
孤独に彷徨ってきた”眞魅夜”は…

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幻惑の鼓動(24) コミック

吉原理恵子  禾田みちる 

話は進まないのに、風呂敷だけが広がっていく…

このシリーズで初めて中立評価をつけます。

神魔将との邂逅で一人疎外されていたのが葉月。
一臣と晃一は、過去のこと、神魔将のことを葉月に話し、3人は眷属としての絆を深めます。

葉月による晃一の精気喰らい、それが神魔将の二人にバレまして…
”琉王”と”紗那”にとって葉月は眷属としては認められない穢れた存在、それが長である”羅鬼”を喰らうなど許せないことで、当然、ブチ切れます。
それを…

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幻惑の鼓動(23) コミック

吉原理恵子  禾田みちる 

3巻かけて神魔将と転生組の現況報告…

21~23巻をまとめてレビューします。
時空を彷徨って現世にたどり着いた神魔将の”琉王”と”紗那”、”琉王”は”刀邪”の師匠だった人、”紗那”は”羅鬼”に心酔していた筆頭のようです。

そして神魔将と転生組との対面。
神魔将の言葉は転生組には鳥の囀りに聞こえ、転生組の言葉は神魔将にはひどく苦痛な音で、意思の疎通ができず、接触による心話(テレパシー)で会話することに。
4人揃っても、”琉王…

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幻惑の鼓動(20) コミック

吉原理恵子  禾田みちる 

現実の楽しい禍がふりかかる♪

20巻は17巻までのダークファンタジーからは考えられない、コスプレを眺めて楽しむ、ボーナストラックのような巻です。

塔谷の表仕事では、葉月が神妖を倒しで禍々しく活躍します。
この神妖、けっこう気持ち悪いのですが、今までその手の怪物はあまり出てこなかったので少々違和感もあります…

そして一臣と晃一は文化祭!一臣と晃一のクラスはコスプレ喫茶。
晃一はくじで裏方を引き当てたけど、一臣はコ…

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幻惑の鼓動(19) コミック

吉原理恵子  禾田みちる 

やっぱり中途半端な弟…

19巻はかつて親友だった神生葉月と、天野淳(晃一の弟)の話です。

淳は兄・晃一への執着と依存心が強いブラコン。
晃一にとって、神霊が宿ってる一臣と葉月は特別な存在で、淳はその輪の中に入っていけないことが悔しい。
でも葉月に憑いている神霊タルパは、元は”呀雷”=蓮のものだから、蓮の器になるはずだった淳は正当な後継者でもあり、子供のワガママのように葉月の額の霊玉を欲しがる。
ただ神霊が憑く…

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幻惑の鼓動(18) コミック

禾田みちる  吉原理恵子 

物語はガラリと変わります。

17巻で最終決戦の決着がつき、物語は新しいステージに入ります。

晃一には、淳という重症ブラコンな弟がいます。
もし蓮の結界と四家が健在だったら、葉月が神生家当主に選ばれ、淳は蓮の器になっていたかもしれない。ハグレ天野家ながら、四家にとって、淳は重要な存在でしたが、結界絡みに大きく関わることもなく、物語的には中途半端な立ち位置。
でも蓮が消える前に意識の一部に憑りつかれたことをキッカケに、…

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幻惑の鼓動(17) コミック

吉原理恵子  禾田みちる 

最終決戦と宿業へのケジメ。

いよいよ蓮との最終決戦!現世で背負った宿業を果たす時です。
一臣と晃一は二人だけで蓮の結界へと乗り込み、因縁を断ち切るべき人が断ち切った、結末に相応しい終わり方。
一臣と”刀邪”は記憶や想いを共有する同一人物のように重なるけれど、晃一は”羅鬼”の記憶はあっても想いに引きずられることはないので別人のように感じてきました。そしてこの決戦で”羅鬼”も心残りを晴らして消えていく…
意外とアッサリ片付…

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幻惑の鼓動(16) コミック

吉原理恵子  禾田みちる 

いざ最終決戦へ!

塔谷が抑えていた蓮の結界が破られ、一臣が結界を張りなおすものの、晃一の霊視によって5日しか持たないことがわかり、蓮との最終決戦がすぐそこまで迫ってきてます。
晃一が霊視の際に見たものは、剣が突き刺さったままの”羅鬼”、自分の前世の遺体です。

天野、塔谷、神生、氷見の四家が代々守ってきた蓮とは…
神魔将最後の戦いで、長の”羅鬼”が魔に憑かれ、伴侶である”呀雷”に自分ごと消すことを命じる…

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