雁須磨子さんのレビュー一覧

うそつきあくま 上 コミック

雁須磨子 

同業ならではの複雑な心境

雁須磨子先生の作品も読むのは2作品目ですが、作品の持つ独特な雰囲気に飲み込まれたら、そこは沼…と言った感じです。
攻めがイケメンとかスパダリとか受けがキュルンキュルンに可愛いとかでは全くない作風なんですが、人間の持つリアルな感情とか関係性を表現するのがお上手だなと思います。

本作の主人公2人は漫画家で、簡単に言えば先輩後輩です。
その人気度が対等、または後輩に追い越されそうになった時の両…

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のはらのはらの コミック

雁須磨子 

初々しく穏やかな2人が見ていて心地良い

 このお互いに探り探りな感じ。一歩進んで立ち止まってぐるぐる考えて、やっともう一歩踏み出してみる、そして後悔したりもする。付き合うとは何なのかもよく分からない、タイプの異なる男子高校生2人の等身大なやりとりが、とてもリアルに、繊細な心情描写と共に描かれていました。

 糸島が元野球部なので雄々しい野球部の面々も登場しますが、2人のことを悪く言う人もいなくて、最初は戸惑うメンバーもいるけれど最終…

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非BL作品

ロジックツリー 上 非BL コミック

雁須磨子 

どう考えても後さん

レビュータイトルは下巻に登場する長髪グラサン

試し読みできょうだいあるあるのちょっとだけ離れて暮らしてみたいと親戚のお手伝いに行く流れに共感→迷わず購入→一気読み

登場人物は多いけどそれぞれのキャラは個性的で描き分けもしっかりできていて読んでいて混乱とかまったく困る事がない。

賑やかなエピソード
家族には内緒の思春期エピソード
内緒なのに筒抜けのエピソード
中二病エピソード…

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胸にとげさすことばかり(下) コミック

雁須磨子 

とても深い

昭と舟の距離がグッと近づいた下巻。
人生何があるかわからないな、としみじみ思ってしまう展開でした。

昭の亡き父は良くも悪くもいつもの中心にいて、どうしても切り離すことのできない存在なのだけど、遺された彼らがそれぞれに抱いた感情や見てきた一面が
その後のふたりの関係性を変えていったのが面白いなと思いました。

舟も昭も変に取り繕うことなく、その時々で揺れる感情がストレートに描かれていて…

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胸にとげさすことばかり(上) コミック

雁須磨子 

まだ、ここから。

ほのぼのとした雰囲気で進んでいくお話ですが
テーマはなかなか重いものなのかな、と思いました。

不運や不幸ごとは本当に畳み掛けるように重なるもの。
昭もそのご多分に漏れず、東京での暮らしの中で様々なことがあり
その最後に長い間疎遠だった父の死が待っていて。
そして何年ぶりかで地元に戻った先でのお話となっていました。
昭の父の教え子でとても親しい間柄だったという舟は
あらすじ通り、本…

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どう考えても死んでいる コミック

雁須磨子 

笑えて、切なくて

初めて読む雁須磨子先生の作品でした。
お名前だけは知っていたのですが、なかなか読む機会が無く…。
このタイトルからして、死ネタか…悲し過ぎる話は今は読みたくないな、とも思ったのですが、評価の良さに惹かれて読みました。

ハイ、最初から死んでます。
どう考えても死んでますね、タイトル通りです。
恋人同士の片方が死んでもお互い忘れられず、魂を引き寄せたというお話に加え、驚きの裏設定もある展…

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SWAYIN' IN THE AIR コミック

雁須磨子 

待つわ いつまでも待つわ

「あみん」が分かる世代はいつまでなのか。
神と萌にすっぱり評価が分かれてるところが"らしい"。

やっぱり須磨子節。
付き合ったことが分かるのが、おまけ的に収録されている「その後の2人」というのがなんとも須磨子先生である。2人にとってこの後付き合う付き合わないも重要だけれど、夏目に瀬戸内海旅行に誘われた筑が独りごちたように「今この時が死ぬほど大事」で、その死ぬほど大事な…

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どう考えても死んでいる コミック

雁須磨子 

呼ぶ声

200点届いてない!どうしてなのか!

須磨子節でした。
気付かぬうちに8割読み終わってて、もう終わっちゃう!とびっくりした。うーん没入。単純にページが足りないともいう。父登場から駆け足すぎるでしょ!
登場人物全員が皆んな胡散臭いところが面白い。そして何にもハッピーじゃない気もするし、なんだか幸せな気がする不思議。命尽きてから後(父)のものになるってどういうことなの…サインしていいのか怖す…

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どう考えても死んでいる コミック

雁須磨子 

お見事!

始まりからは予想できない展開に驚き、雁須磨子先生の手の上で見事に転がされました...。

ボーイズラブあるあるの幽霊ネタでありながらも、誰も思いつかない斬新なストーリーを読むことができます。凄い。
でもどこか庶民的というか、親しみのあるキャラクターや雰囲気になっていて...不思議なバランスです。

死別がバッドエンドならば、こちらはハッピーエンドです。サブCP(父)やその後(契約うんぬん…

1

どう考えても死んでいる コミック

雁須磨子 

まさかの結末

「どう考えても死んでいる」
主人公は死んでいる。。
またなんかインパクト大なタイトルきましたよね。
作家買いで楽しみにしていた雁須磨子先生の新刊です。
非BLの作品も多い雁須磨子先生のBL
ゆいつ先生のと同梱にしてたので読むのが遅くなってしまいましたがいや、こうきたかって笑ってしまいました。
はぴえんってレビューを見てたので
いやいや死んでオバケからはじまって
一体どうはぴえんに?…

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