笠井あゆみさんのレビュー一覧

暴君竜を飼いならせ 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

ストレートな甘さは控えめの、エロ切ない恐竜BL

大好きな作家さんの恐竜BLです。
序盤から流血があったり、攻の可畏が受の潤を殴ったり(攻の受に対する暴力は個人的には地雷なのですが、、、)とアララな場面もあるのですが、全体的にとても面白かったです。

分類すると現代ファンタジー&学園ハーレムでしょうか。
可畏を含め恐竜の遺伝子と能力を持つ者たち、そして可畏の血を得たことで恐竜の影を見抜くことができるようになった潤。
世界観もきちんと作り…

15

Chara BIRTHDAY FAIR 2014 Ⅳ キャラ文庫創刊17周年バースディフェア小冊子 グッズ

朝も、昼も、夜も、

毎年恒例、キャラ文庫のフェア小冊子。
キャラ文庫の作品の番外編ショートストーリーを3編収録。
「暴君竜を飼いならせ」犬飼のの
テーマは朝のキス。
ホントはフェラで起こさないといけないのだけれど、寝顔を見ていて、つい、口づけしてしまい、、、。
「FRESH & BLOOD」松岡なつき
テーマは昼のキス?
船長室の掃除の点検後、ようやく二人きりになって、、、。
「バグ」夜光花

1

隠り世の姦獄 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

異種間ラブストーリー

沙野先生のお話は、いつもストーリーがとてもしっかり作られているのでエロが多いお話でもただエロいだけで終わらず、ちゃんと主人公たちの物語を楽しませてもらえるので安心して手に取ることができます。

今回のお話では主人公の緋角(赤鬼)と萱野(人間で建築士)のエロエロシーンがたっぷり楽しめますが、他にも双子の赤鬼兄弟、東雲と灰桜のシックスナインや真壁(萱野を担当する弁護士)とカガチ(白蛇の禍津日神)の…

5

オトコの花道 コミック

笠井あゆみ 

ギャグ

笠井あゆみ先生のイラストが好きすぎます。
ご本人はギャグ漫画家と仰っていますので、このギャグ漫画は驚異の世界です。

美麗すぎるイラストからは想像出来ませんね。
コミハグで連載されている「旦那はんと痴話喧嘩」も好きです。

想像出来ないギャップを楽しむのも良いですね。

本当にね。あの、フェロモンとか汁とか流れてきそうなイラストと同じ方とは思えないくらいのギャグセンスです。

3

FOOT FETISH 小説

四ノ宮慶  笠井あゆみ 

奥の深いフェチだけど大変に読みやすいデス

思わず花丸ブラックかと思うような表紙にエロの濃さ。
まさに題名のフェティシズムがかもすエロスがそそる1冊でした♪

しかしながら内容はとても解りやすくコンパクトにまとめられ、好意のきっかけはフェティシズム嗜好とその変態性への興味ではあるけれど、しっかりとそれが「愛情」であると裏付けしていくストーリー展開で、未来ある幸せなハッピーエンドであったのではないでしょうか?

主人公は普通に大学を…

15

忍姦~蜜戯の策~ 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

美しきエロス

性別を超越したような、艶麗たる美貌はまさに少年ヴィーナス。
女装していなくとも凛太郎の婀娜っぽさが文章全体に溢れ出ていて、それが己の体と技だけを信じる忍という相反する魅力を一層醸し出していたように感じます。
人の心を捨ててしまったというのに平蔵の為に、忍びのタブーを犯して身を捨ててでもという一途な純愛に全てを捧げる描写は心に沁みました。
戦場では猛将とまで呼ばれる平蔵もまた、そんな凛太郎の前…

9

人魚姫の弟 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

もう大好きすぎる!!

童話の世界に触れる心躍る楽しさと、耽美漂う美しくも切ない心焦がす恋物語に大いに魅了される。
本誌を開いた瞬間から時間を忘れ、夢中になってページを捲っておりました。
前のページに戻って何度も同じシーンを読んで感動したり、キュンとしたり、読み終わってしまうのが惜しいとさえ感じる至福の一時でした。

童話(特に人魚姫)を題材にしたBLを以前より読んでみたいという気持ちはあったのですが、どんな風に…

19

人魚姫の弟 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

こうゆうの好き

おとぎ話を基にした連作集。
ヘンゼルとグレーテル編と人魚姫編、どちらも甘く、切なく、エロたっぷり。

普通、小説だと一冊まるごと書き下ろしか、前半が雑誌掲載分で後半が書き下ろしのパターンだけど、角川のこのシリーズはweb連載をまとめて本にしているだけあって、短編連作だったり長編でもお話の山場がリズミカルにあったりと、読後感は小説の本よりむしろコミックスに近い感じで、それがなんだか新鮮。
笠…

10

忍姦~蜜戯の策~ 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

本能寺の変新解釈も飛び出す、深くもエロい戦国本

◆あらすじ◆

舞台は戦国時代の備中。人名は架空ですが、政治情勢は大枠史実通りで、地名も実在のものです。
リアル戦国史では、本能寺の変前夜の、天正八年以降天正十年頃に重なり合いそうですね。
攻めの太田平蔵は、どうやら備中の国人領主らしく、戦場では一騎当千の猛将。
彼の居城・備中松山城(※)は、中国地方に勢力を拡大してきた織田(この作品では「尾野田」)勢と、中国地方の覇者・毛利(この作品で…

13

人魚姫の弟 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

たとえ、海の泡になったとしても。

 濃密エロスで贈る童話世界の匂いやかな恋愛譚


【人魚姫の弟】
悲恋の人魚姫の弟・リトは、人間の王子・グレンに恋をしている。
報われない恋と知りながら、それでも傍にいたいと願い人間の少年へと変身するが、、、

【人魚王の息子達】
恋が成就した後のリトとグレンの蜜月の日々



【銅の足輪-The anklet of bronze-】【銀の指輪-The ring of si…

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