笠井あゆみさんのレビュー一覧

374.2℃ ~バースト+~ 小説

七地寧  笠井あゆみ 

予告編と思って読めば・・・

設定は好きなんですが、、、、

いかんせん、文章が、読みづらいです。
3人称なのか?とある程度俯瞰して、読み進めたものの、
視点がコロコロと変わりすぎます。
視点が変わりますよ―の提示がないので、変わったことに気づかず、
『~と○◯は思っている。』ん?あれ、そっち?と
それが、頻繁に起きるので、すごく混乱します。
結果、何回も読みなおしてしまいました。

タイトルにも書きました…

3

君と僕と夜の猫 小説

かわい有美子  笠井あゆみ 

巡る季節と、募る想い

はんなりとした京男二人の間怠っこしい恋模様。

京都は毎年旅行しているのですが、これを読んだらまだ行ったことのない夏の京都や、あじき路地なんかに行ってみたくなりました。

薄幸でありながら、したたかさも兼ね備えた夏生が色っぽいです。途中までは完全に夏生の片思いで、智明が夏生に優しくするのは、事故に対する責任や同情だったりするのかな、と思ってました。付き合いが長い分、智明も今さら夏生を突き放…

9

累る-kasaneru- 小説

凪良ゆう  笠井あゆみ 

読み始めたら先が気になってしょうがない。

思わずぐいぐいと引き込まれていくお話しでした。

凪良さんの作品は大好きなんですが、良い意味で『ほんとに凪良さん?』
と何度も名前欄を見直してしまいました。

3

愛を棄てた金糸雀 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

8年越しの純愛

『妓楼の軍人』のスピンオフ。
前作受けと攻めもそれぞれ少し登場しますが、単体でも読める内容です。

前作同様、日本に似た架空の島国(大和)が近隣の帝国に支配されているという設定の物語。
今回はそこにヅカ萌やボーイソプラノ萌も加わり?、前作以上にオリジナリティ溢れる世界観が作り込まれています。


大和の逆賊遺児で施設育ちの紳羅(受け・15歳)は、隣国の軍人・天遊(攻め・25歳)に歌の…

17

愛を棄てた金糸雀 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

愛を棄てた金糸雀…愛を棄てた金糸雀…です(泣)

【愛を棄てた金糸雀】は【妓楼の軍人】のスピンオフ…。

発売されると聞いてからずっと楽しみにしていた
犬飼のの先生の作品です。

この作品の主要人物、紳蘭(花東紳羅)は特殊孤児院を出て美貌であるが為に男妓楼へ送られることが決まる…。天遊(宋天遊)は藍華帝国の軍人。

この2人が出逢うことは最初から決まっていた運命…。ゆっくり優しい時間が過ぎ引き寄せられていく距離………しかし終わりは突…

12

Chara創刊20周年記念展 図録 Chara EXHIBITION 2016 ART COLLECTION コミック

  楢崎壮太  二宮悦巳  日高ショーコ  秀良子  穂波ゆきね  円之屋穂積  三島一彦  みずかねりょう  水名瀬雅良  山田ユギ  やまねあやの  雪舟薫  TONO  高階佑  今市子  円陣闇丸  エンゾウ  笠井あゆみ  葛西リカコ  禾田みちる  夏乃あゆみ  木下けい子  草間さかえ  左京亜也  高城リョウ  高久尚子  yoco 

美しすぎる

諸事情により原画展には行くことができなかったのですが、通販でこちらが販売されていたのを見つけ購入してみました。

もうね、表紙というか、装丁もとても素敵。
白い、ちょっとニュアンスのある紙に、メタリック調のシルバーの文字で『Chara EXHIBITION 2016 ART COLLECTION 』の文字。
そして、深紅の幅の広い帯。
なんかちょっとエロティックな感じを受けました。
人…

1

誘春 小説

吉田珠姫  笠井あゆみ 

エグみにハマる

小説を読む楽しみってこういう狂気にあるんだなーと。
漫画では中々読めない内容でした。
引いてしまう程の狂いっぷりも含めて面白かったです!

BLを楽しむ時には蓋をする自分の中にあるモラルが拒否反応を示し 顔を歪めながら読むシーンもあるのですが、挿絵の淫靡さが作品にマッチして美しくて、拒否反応よりも萌えが上回りました。笠井さんのイラストで本当に良かった。。。

「絶対開けてはいけない」父…

3

処女執事~the virgin-butler~ 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

そういうことか

世間で評価されてる理由が分かった気がする。
単純に執事が辱められる卑猥なお話だと
思っててスイマセン・゜・(つД`)・゜・ アホの子で申し訳ない。
存外深いお話でした。
読み進めて最終的に「なるほど」と思える作品ってそーはないんだ。

お話の主人公は執事(受)。
従順に主人に使え、主人を尊敬し、唯一の主人に仕えることを誇りとする。
ところが突然現れた美しい男はその主人の屋敷を奪い地…

10

累る-kasaneru- 小説

凪良ゆう  笠井あゆみ 

和風ホラーと猟奇殺人と昭和初期の田舎の因習。

怖くて悲しい話でした。

浮気者の夫からよそで作った子供の世話をさせられ心を病んだ義母。
義母からの陰湿ないじめに耐える異母弟、それをかばう義兄。
義兄の優しさに救いを見出すが、夜毎の悪夢に苦しめられる義弟。
ここまでならそん複雑な家庭に育った異母兄弟がいつしか心を寄せ愛するようになり…という話かなと思うのですが、そこへ前世の悲しく不幸な人生を送った二人の辛い記憶が二人を苛みそれがどんど…

3

情恋~乱世の蜜華~ 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

面白かったけれど

文華さんに笠井さんの挿絵と聞いたら買わずにいられようか、ということで手に取ってみました。

リブレさんに、表紙の戦国時代っぽい絵柄。文華作品の『忍姦』を彷彿とさせましたが、あとがきでも文華さんが「『忍姦』と同じ世界観」と書かれていて納得。内容はすでに書いてくださっているので感想を。

『忍姦』では武将×忍者でしたがこちらはどちらも一国の主。
ゆえに、敵対する立場になったり、二人とも奥方が…

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