笠井あゆみさんのレビュー一覧

有翼の獅子は愛に翔ける 小説

柑子花乃  笠井あゆみ 

溺愛執着攻めが読みたい方向け

安心して読める内容でした。
ピンチはありますが、登場人物の誰かが死ぬことや酷い怪我を負うこともありません。

攻めの紅耀は有翼騎士団を率いていますが、戦に行くような事もない平穏な時代になっています。
国境警備が主な仕事です。

受けのファイの一族は発情期があり匂いに惹かれあった者同士が結ばれると、香久の番と呼ばれ男同士でも子をなすことが出来るのです。ここだけがオメガバっぽいですね。

3

君と僕と夜の猫 小説

かわい有美子  笠井あゆみ 

京都舞台

先生おっかけで購入。中盤まで「しっとりよろしいなあ~」だったのですが、少し焦れったかったので萌にしました。あと一押し欲しいような、いやこれが先生のテイストというべきなのか京都という町の持っている味なのか・・本編260P弱+あとがき+後日談2P。祇園さんも出てくるので、京都の雰囲気を楽しみたい方におススメどす。

二年前から京都、麩屋町通で刃物専門店を営む夏生(なつき)。昔、交通事故にあって足に…

2

シンデレラ王 ~罪を抱く二人~ 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

凄いとしか言いようがない

読み始めてから何て難しいお話なんだろうと思いました。
犬飼先生なので登場人物も魅力的だし、ストーリー展開もとても面白いです。

でも主人公に次から次へと襲いくる不幸、愛する王子は眼が悪くて現状を打開する権力は皆無です。

離宮で逢瀬が出来るのは、兄の王太子が他国に出かけてて留守の間だけです。

読んでも読んでもエラルドには困難ばかりで、遂にはシャロンを置いて逃げなければならなくなりま…

0

春淫狩り ―パブリックスクールの獣― 小説

高月紅葉  笠井あゆみ 

『悪辣非道な当て馬』の方が気になっちゃって

大層評価が高かい作品なのですけれども、出版社あらすじの『処女オークション』という単語に若干の拒否反応を示してしまいまして。
頭では理解出来ない訳ではないのですけれども『真っ新』に価値を見出してしまうことに、少しばかり萎えがあるのです。
方や『公開』は割と萌えなのです(……公の場でで言うことか?)。
でもですね、萎えなかったし、その手の萌えはありませんでした。
確かにみなさまの言う通り予想を…

2

誘春 小説

吉田珠姫  笠井あゆみ 

父子

中立というかなんというか。

変態具合は神です。神以外あり得ない変態です。文句無しの変態。キングオブ変態。
メインディッシュの料理人父に至ってはもう異常者です。危ない人です。
いやとても楽しく読んだんですよ。

もう3話目なんて設定に感心してしまいましたよ。さすが吉田先生、発想力すっげーなってなりました。

何というか1話目の母乳ならぬ父精で子育てしてたっぽいとこで吉田先生の発想力…

2

赤ずきん王子 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

良い子と悪い子の言い訳にちょっとうんざり

ごめんなさい。本の半分まで読んでもひたすらエッチな事がしたくて頭がいっぱいのリルに共感できませんでした。

木こりに襲われあわや!というところにクラウスが現れ助けてくれて。でもなんだか不本意そうで、あれ?でもなんかエロいことはちゃんとしてって。

その後も良い子と悪い子のリルが葛藤し心の中で言い訳を繰り返してはクラウスにエロいことをしてほしくて、快感の先を体験したくて頭がいっぱいで。

3

アルファの耽溺~パブリックスクールの恋~ 小説

ゆりの菜櫻  笠井あゆみ 

めちゃくちゃ良いオメガバースです!!!

ゆりのさんの「国王陛下の麗しき花嫁」みたいな溺愛執着攻め×美人強気受けが好きです。

具体的に言うと
・俺の嫁扱いする攻めに対して「お前のもんになった記憶はない!」とか反抗するんだけど、攻めは「おいおいあまり可愛い顔して怒るなよ、勃つだろ」みたいな事を言ってのける。で、受けはさらに怒る→攻めは怒った顔もかわいいななんて思ってる。
・受けの知らないところで悪い虫をせっせと排除してる。(そのせ…

5

快楽島 ~淫神の贄~ 小説

西野花  笠井あゆみ 

エロ以外の印象が弱い

表紙からしてすごいですね。でも電車の中で読んでしまった。

よく考えてみると輪姦の相手はみんな表紙のような世代の人ばかりなのでしょうか。
読みおわる頃にふと疑問になりました。禿げたり太ってたりおじさんとかいなかったのかな?ま、そこはファンタジーということで。

さて内容ですが、遠く離れた島の因習の生け贄にされる天涯孤独な美青年がひたすら犯されてエロエロで、最後は生け贄から抜けられて大好き…

0

兄弟の定理 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

複雑テーマもロジカル展開でさくさく読める

意外や意外、拗れているのに読みやすい!
沙野風結子作品の中でもお気に入りの一つになりました。

タイトルそのまま兄弟ものです。
スタントマンの弟・要斗は、医師である兄・總一郎に思いを寄せている。
怪我をすれば心配してくれるが、それはあくまで弟として。
そこに俳優の式見が現れ、要斗の兄への思いを見抜かれてしまう。
弱みを握られ式見と交際を始めた要斗だったが…

登場人物たちの心情や…

4

幼生竜を飼いならせ 暴君竜を飼いならせ 6 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

トラブル極少甘々巻

今回の表紙と巻頭カラー絵が2枚とも大変好きです。

作品としては断然1巻の殺伐とした感じが好きだったので、丸くてふにゃふにゃで温かくなりすぎてしまい、好みからどんどん遠ざかっています。
シリーズ物は乗りかかった舟で読んでしまうタイプなのと、皇帝竜まで一気に大人買いした故に読んでるところがあり、評価を下げて申し訳ない。せめて4巻ぐらいの殺伐さが欲しい。
ただ皆さんの評価はすこぶる良いので、少…

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