笠井あゆみさんのレビュー一覧

飼い犬に手を咬まれるな 小説

夏乃穂足  笠井あゆみ 

異常な執着で一途に追いかける攻め と 期待される優等生を演じる高慢な受

明るく健気で努力家な受けや、コミカルで楽しく読める軽めのストーリー、動物が出てくるハートフルなストーリーが多いというイメージがある作家様だったので、このようなハードな展開の作品を書かれるとは思っていませんでした。
タイトルとカバー絵に二度びっくりし、読んで3度びっくりの嬉しい誤算でした。

物語は幼い頃から親や周囲の期待以上に出来の良さを披露してやがて一族の当主として立派にグループ企業を経営…

2

式神の名は、鬼2 小説

夜光花  笠井あゆみ 

さあ、役者は揃った

待ちに待った2巻目。
いやー、綺麗なだけじゃなく壮絶な表紙ですねぇ。
中身もなかなか妖艶で壮絶です。

前の巻で『ビッチでタフなのに健気でよろめく』主人公、櫂にメロメロになっちゃった私。
実は「この巻で伊織が目覚めてよろめきに拍車がかかるのでは?」と勝手に思っていたのですけれども。
……ちょっと違った。

このお話、櫂無双というか『総受け』なんですね。あくまでも『心情的に』ですが。…

9

式神の名は、鬼2 小説

夜光花  笠井あゆみ 

何コイツら、甘酸っぱい事やってるのおぉぉぉ!

今シリーズの主人公・櫂に、めちゃくちゃハマってしまいまして。
ビッチで守銭奴で口が悪くてと、なかなかの強者なんですけど。
しかも1巻では、そんな彼が後先考えずに思いつきで行動した事が全て裏目に出てしまい、(自分で増やした)面倒事をヒーヒー言いながら片付けると言う、もはやギャグとしか思えない展開。
が、そんな人間くさい上に、妙な所で情に脆い主人公に心を撃ち抜かれちゃったんですよねぇ。
今作の…

13

幕末オメガバース! 小説

宮緒葵  笠井あゆみ 

楽しく読めました

宮緒先生の作品なので楽しく読めました。
架空の江戸を舞台にしたオメガバースで、読み応えがあり、また読者を心地よく裏切ってくれるような展開もありで、短い作品ですが集中して読めました。

時代物のオメガバースが好きな方にもオススメします!

0

式神の名は、鬼2 小説

夜光花  笠井あゆみ 

序盤から最後まで、ページを捲る手が止められない

『式神の名は、鬼』の2巻目。
作中で1巻の説明や登場人物の説明が書かれているので、1巻が未読でも読めないことはないと思いますが、でも続きものなので1巻から読まれた方がより楽しめるかと思います。

主人公は陰陽師の櫂。
ほぼ彼視点でストーリーは進みます。

櫂は八百比丘尼の子孫である(と言われているだけで、本当は違う)ために、彼の血肉を喰らおうと満月の夜、数多の魑魅魍魎に襲われるという日…

15

淫獣の楔 -生贄の花嫁- 小説

西野花  笠井あゆみ 

契約の代償

少々ファンタジー要素強めの一作でございます。
親を殺され、力を得るために魔獣と契約をする。
その代償は・・・!?

あまつさえな展開でございます。
力の代償に身体を与え、それを一族のものはみな知っているとか・・・
なんか一族になって気配を感じたいww(*´Д`)ハァハァ
わんことにゃんこってのもまた萌えですね。

ただ、西野さんの本を立て続けに読むと、
そろそろ1対1のカプが読…

2

花吸い鳥は高音で囀る 小説

中原一也  笠井あゆみ 

最強のハラハラドキドキ。終わり方もよし!

ハラハラドキドキワクワクしました。甘くないけどそこがいい!

半分まではなかなかページが進まずでしたが、そこからは一気読みでした。

白井は捜査官で眼白で、それでも自身の正体を知らず認められず眼白の人身売買など犯罪を追って。
さらに子供時代の話にも繋がりなんと!あの優しいお兄さんが白井にマーキングしてたなんて!
喰いたい喰いたいって長年執着されてて。

はぁ、上手く書けません。とに…

2

愛に耽る鷹 小説

ゆりの菜櫻  笠井あゆみ 

続編読みたい

タイトル通りに愛に耽ってました。スパダリ攻め好きには堪らない作品だと思いました。

ネタバレですが受けの真斗はCIAの工作員でとある理由からサフィールに近づくんです。ハニートラップを仕掛けてるつもりが、サフィールには殆どバレてます。

それでも真斗に夢中なので宮殿のハレムにまで入れて、宝物庫の中でも抱いちゃってます。何十億円もする宝石を使ったプレイはエロエロです。

サフィールを初めは…

2

隠し神の輿入れ 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

世界にはお互いしかいないふたり

幼い頃に神隠しに遭い、異界を長く経験した人間は、もとの世界に戻っても違和感と疎外感を抱き続けるらしい。依冶のベースにあるのは、ここは本当の自分の居場所ではない、という感覚。
そこへ昔、自分を連れ去った山の神、藍染が現れたために、依冶は二度と失いたくないという一心で、身も心も全て捧げてしまうような状態に。

藍染も神様というわりに決して万能ではなく、人々の生活が豊かになった代わりに、信仰心も失…

1

式神の名は、鬼 小説

夜光花  笠井あゆみ 

ちょっとワチャワチャ

まだまだ序章ですね。
陰陽師なのに守銭奴で今時の若者言葉で絶世の美形で主人公に興味津々です。

最初は一人称が3人現れ誰が主人公で誰が攻めか戸惑いました。あらすじを見て攻めは鬼のはずだよな?と。

でも草太も伊織も櫂の思惑を越えて。伊織の正体を知った時には驚きました。
伊織の過去に大きな秘密がありそうですね。

そして羅刹。BLではどんな形で現れても受けを愛して執着するものかと思い…

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