街子マドカさんのレビュー一覧

甘やかな褥~琥珀色の秘密~ 小説

月東湊  街子マドカ 

よくできたファンタジーBL

ファンタジー、領主の三男×攻めが拾った尻尾のはえた獣人。

尻尾を持って産まれ、不幸をもたらす「獣人」として、養い親や村中の人々から迫害されながら育った受け、ルル。その地を治める領主の三男であり色狂いの放蕩者と呼ばれる攻めに、その劣悪な環境から救い出され、領城へ連れて行かれる。
身の回りの手伝いだと思っていたのに慰み者になるのが役目だと知った受けは、最初はあらがったものの、忌み嫌われていた尻…

6

あなたと未来の話をしよう グッズ

これで完結

戦が起こり、国が吸収合併されて6年後の話。
麻薬となる花を管理するため、花の自生地に派遣されたエストとルル。無事に花を発見した一行は野営をすることになり…。

2人のイチャイチャや、エストの従者メイベルさんのその後、エストとルルのお姉さんの会話など、かなり活字も小さく文章量の多い盛りだくさんな内容です。
『あなたと未来の話をしよう』というタイトルのとおり、6年間2人ともがみずからに禁じてき…

1

ダブルパパはじめました。 小説

榛名悠  街子マドカ 

男だらけのほのぼの育児物語

27歳の保育士同士。
受けは姉の遺児である5歳の双子を引き取って育てています。受けの勤める保育園に攻めがスカウトされてきて、最初はソリが合わなかったのがだんだん仲良くなり…という展開。

双子は可愛かったです。ただ、作者さんがたぶん身近に子供がいない人なんだろうなぁ、とちょっと思いました。子供たち自身の描写もですが、子供たちをよその人が所有する車に乗せる際もチャイルドシートないし、攻めの友人…

3

ダブルパパはじめました。 小説

榛名悠  街子マドカ 

ちょっと切ないけどハッピー

子育て系の王道で、若干苦労人な受け様が可愛い双子の甥っ子を男手ひとつで育ててます。
このツインズが本当に可愛い。無邪気に可愛いようで、幼いなりに気遣ったり、大切なものを守ろうとしたり。そして恋のキューピッドでもある。
出会いは最悪だった攻め様と受け様が歩み寄れたのもツインズのおかげです。
ツインズありきで関係を築いた2人なので、いつも4人一緒。表題作ではエッチなしです。想いが通じたところで完…

3

愛の本能に従え! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

初ムシBL!?

樋口先生の小説は、初読みになります。
可愛くてキレイな表紙だったので、手に取ってあらすじを確認。
BLの小説のあらすじでは、あまり見ないムシの名前がのっていて、どんなお話だろうと興味を持ち購入しました。私は、割と虫が大丈夫な方なのですが、苦手な方も読めると思います。
この小説は、シリーズ5作目になるみたいですが、この作品から読んでもあらすじ的には大丈夫でした。

CPは、オオムラサキの村…

1

ダブルパパはじめました。 小説

榛名悠  街子マドカ 

ダブルパパから本当の家族になるまで

大好きな子育てモノということで、発売を楽しみにしていました。5歳児の双子の甥っ子を育てる先輩保育士と、見た目は怖いのに真面目で優しい新米保育士との、ファミリーラブストーリーです。

最初の出会いは最悪だったのに徐々に心を通わせていく2人はもちろん、甥っ子との絆にもキュンキュンして面白かったです。

お話は、甥っ子の世話をする宏斗が、苦手だった後輩保育士の浦原に料理を教わって助けてもらう内に…

3

ムシシリーズ愛の小冊子 グッズ

色んな形の愛が詰まってました

シリーズ5作の後日談、大ボリューム詰め合わせです。
個人的に非常に評価に落差ある作品なので、後半2作は流し読み。

・愛の巣へ落ちろ!
文化祭ネタ。文化祭なんて興味もないけど、余裕と格好いいところを翼に見せたい澄也と、文化祭を楽しみにしてて、普段見ることの出来ない澄也を見たい翼。
なにかと束縛しがちな澄也も、ようやく余裕を見せることができるようになったかな、と思いきや、翼のクラスの出し物…

4

本能には忠実に! グッズ

女体化危険地帯

※辛口注意※
本編後日談ですが、ただヤってるだけの話です。
いやもうホント、小冊子一冊まるごとエッチです。
ですが小さじ一杯分すら萌えなかったどころか、激しい嫌悪感に襲われてめまい起こしそうでした。
本編レビューにも、妊娠出産もの嫌いじゃないし、最初からふたなり設定なら楽しめると書きましたが、この話って途中から女体化に傾いていったんですよね。
それを完全に補完するかのような女体化エッチに…

3

愛の罠からはぬけられない 「愛の罠にはまれ!」コミコミオリジナル特典小冊子 グッズ

なんと押しつけがましい男でしょう

※辛口注意※
妊娠した受とのすったもんだの末、入籍してからの後日談。
お家を建てたものの、受は何でもかんでもマヤマヤに相談する。
口を開けば「真耶さんが」「真耶さんは」「真耶さんに」……そんな受に我慢ならなくなり、真耶に直談判しにいくアホな攻の話でした。

本編の方では結構甘めの評価しましたが、これは駄目。
攻視点になった途端、読んでてイライラMAXです。
受とマヤマヤが唯一の癒しと…

2

甘やかな褥~琥珀色の秘密~ 小説

月東湊  街子マドカ 

待っていたのは幸せな未来

月東さんの書かれる、一生懸命で健気な受けが大好きです。

今回の新刊でも、シッポのあるルル(受け)が可愛くて健気で悶えました。おまけに、攻めになるエストとの強い絆にもキュンキュンしたし、『みにくいあひるの子』的な展開でのハッピーエンドも意表を突いて面白かったです。

ルルが暮らすのは、獣の尻尾がある人間を「不幸を呼ぶ獣子」と呼び、見つかると殺されてしまう世界です。そのため、ルルは5歳で親に…

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