街子マドカさんのレビュー一覧

愛の本能に従え! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

読みやすい。(他のシリーズ作がどんだけ痛いのかが改めて分かる)

ムシシリーズ5作目。
本作も前作「罠にはまれ!」同様ハイクラス同士のCPです。ですが、受けはナナフシで小型の地味っこ。
本シリーズの攻め受けイメージと同じで、内容もハイクラスの中での格差、体格差、すれ違い、女体化が盛られています。そして今回は受けに体の秘密がありますが、まあこれも従来作の病気・病弱と同列に捉えてもいいかも知れません。
本作では地味で目立たず可愛らしい受けが、自ら持って生まれて…

3

愛の罠にはまれ! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

パターンは同じなのに新鮮に読ませる力技

ムシシリーズ4作目。
シリーズ1の人気作ときいて粗筋を読むと、主人公は前作の不憫な受け郁の異母弟、あのどうしようもないジャンキーの篤郎ではないですか。
攻めは、1作目と前作に登場していたヘラクレスオオカブトの兜甲作。
前作で七雲陶也の友人として出ていた兜に妙な胡散臭さと不自然さを感じていたのですが、やはりこいつもとんでもない自分勝手野郎でした…
本作は初めてハイクラスxハイクラスのCPなの…

5

愛の裁きを受けろ! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

陶也〜!

シリーズ一気読み!と意気込んで読んでおりますが、2作目を読んだ後、この本作3作目は少し時間を置いて読むべきだった…。
1・2・3作と全てハイクラスxロウクラス、俺様攻めx不憫受けの切ない切ない物語…みたいな感じで、デジャヴ感で目が曇ってしまう。
本作の主人公は、1作目の傲慢タランチュラ、ロウクラスを人とも思わぬ七雲陶也です。
受けは3作で最も儚げなカイコガの郁。
郁はロウクラスの中でも特に…

1

愛の蜜に酔え! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

過剰な不憫さ

ムシシリーズ2作目。
1作目と同様、身分差、すれ違いです。その上に、病弱、孤児といった要素があります。
本作では、より相互の離れがたさの象徴として、受けの病弱さは攻めの体液(蟻酸)で治り、攻めの隠れた血の出現を抑えるのが受けの体液(甘露)で、という関係性が描かれています。
受けは天涯孤独のクロシジミ里久。クロオオアリの女王に養われているためいつも言いたいことも言えず。
攻めのクロオオアリ綾…

3

愛の巣へ落ちろ! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

ムシシリーズ一作目、すでに金字塔

やっと今頃この大人気シリーズに着手できました。
そしてすぐにこの大人気に納得です。
ここには多くの萌え要素がぎっしり詰まって、その重量感に反して読者をも共に乗せて軽やかに空に飛び出すジェット機の様に、圧倒的です。
一度読み出したら止まらない、いえ止まれない、そんな力技を感じます。
それを昆虫の擬人化で実現するのですから、更に凄い。
一般的に女性は虫が苦手ですよ。それをスーパー攻め様的ポジ…

4

愛の巣へ落ちろ! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

愛に階級は関係ない

舞台はハイクラスの面々が通う学園(寮)です。
そこへ入学したロウクラスの翼。
身分の差をからかわれても、一生懸命踏ん張る姿が健気です。
基本うぶで可愛いいんですが、たまに口が悪くなるのが面白い。

一方の澄也はとにかく不器用。
しかもわかりやすい性格(笑)
オレ様な澄也が翼の言動に振り回さて動揺しちゃうのが可愛いかった。
ムシシリーズだけあって、蜘蛛の糸を操ってのプレイなど
それ…

1

罠にかかって四苦八苦 グッズ

可愛い笑顔が見たいだけなのです

本品はドラマCD『愛の罠にはまれ!』の
コミコミスタジオ限定特典小冊子で
2人に第一子が生まれて数か月後のお話です。

兜は篤郎が死ぬほど大好きで
結婚できた事は正に奇跡だと思っています。

大昔はクズだと思っていた篤郎を知るにつれ
どんどん気になりどんどん気に入り
とうとう深く深く愛してしまったのです。

篤郎に出会わなければ
それなりに愛し愛されて暮らして
それなり…

6

裁きはまだやって来ない グッズ

裏腹な言動が楽しいです

本品はドラマCD『愛の裁きを受けろ!』の
コミコミスタジオ限定特典小冊子で
2人が付合って2週間目の出来事になります。

七雲陶也は2週間前から
蜂須賀郁と付合いはじめました。

郁とつきあい始めたのはいとこの澄也が
ロウクラスと結婚した事に対する当てつけ
でもあったのですぐに別れるつもりの
単なる暇つぶし、退屈しのぎでした。

実際一度は別れたのですが
なぜか郁との付…

5

やさしい鬼とひとつ屋根 小説

安曇ひかる  街子マドカ 

君を忘れない

勤めていたスーパーマーケットが倒産したのを機に、鄙びた田舎へとやってきた史遠。飲み慣れない日本酒を飲み過ぎた史遠は、川へ転落してしまう。そこで彼を助けたのは左維と楽という名の親子。この二人の正体が実は鬼であるということにすぐ気付いた史遠だったが、それを隠し左維の元へ身を寄せることとなる。

ちなみに左維と楽は本当の親子ではありません。子持ち(実子)の設定に萌えられない私は、正直安心しました。

1

やさしい鬼とひとつ屋根 小説

安曇ひかる  街子マドカ 

ちみっこ可愛かった

幼い頃から、人間にまぎれて住んでいる鬼を見抜くことができる受け。無職になったのを機に旅行に出たところ、怪我をしてしまい、鬼の親子に助けられる。正体に気付いていると悟られないように、怪我が治るまで同居することになったが、鬼の親子との生活は楽しくて…。


鬼の父親が攻めです。鬼とはいえ、ツノと牙が見えてしまう以外はイケメン父&可愛らしい息子で、まるで家族のように楽しく同居生活を送る受け…

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