華藤えれなさんのレビュー一覧

氷上のアルゼンチン・タンゴ 小説

華藤えれな  嵩梨ナオト 

スケートを通して成長していく主人公

2016年秋アニメでに話題になったフィギアスケートものにはまった口です。
その流れでスケートものが読みたくなりました。
私の中でアルゼンチンタンゴといえば華藤さんなので萌え萌えで読みました。

スケート選手として恵まれた環境に育ったサラブレッドながらそこそこの成績の紘夢。
年下の天才的なスケーター 栄翔を妬み大人気ない態度を反省しつつも好きになれない奴だと思っていたのに、海外で共に練習に…

3

人魚姫の真珠~海に誓う婚礼~ 小説

華藤えれな  北沢きょう 

間違えた箇所があったのでやり直しました。紛らわしくてすみません。

正直言って、読んでいてとても島民たちを惨殺してやりたくなりました。だって、水凪が可哀想すぎて…読んでいて本当に辛かったです。リアムと出会った時の水凪は靴も穴だらけのボロボロで髪の毛もボサボサというみすぼらしい格好で、疎むべき存在として忌み嫌われ暴力を振われたり、10歳の時から男娼として島の男共に犯されているという。「10歳って!犯罪だよ!!10年間もこんな酷いことを、こいつら…!」とものすごく殺意…

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人魚姫の真珠~海に誓う婚礼~ 小説

華藤えれな  北沢きょう 

とても長いですが、あなた様の役に立ちますように

正直言って、読んでいてとても島民たちを惨殺してやりたくなりました。だって、水凪が可哀想すぎて…読んでいて本当に辛かったです。リアムと出会った時の水凪は靴も穴だらけのボロボロで髪の毛もボサボサというみすぼらしい格好で、そのうえ忌むべき存在であり疎むべき存在として忌み嫌われ、暴力を振らされたり、10歳の時から男娼として島の男共に犯されているという。「10歳って!犯罪だよ!!10年間もこんな酷いことを、…

3

人魚姫の真珠~海に誓う婚礼~ 小説

華藤えれな  北沢きょう 

ネタバレ注意

主人公が可哀想すぎる・・・ 内容説明で「島では忌むべき存在として疎まれてきた」と書かれていますが 村八分の扱いどころではなく 呪われた存在として蔑まれた上 島中の男達に幼い頃から輪姦され つらい暮らしをしています。
大勢の男達に身体を弄ばれる対価としてわずかばかりの食べ物貰う日々
(しかもこの男達は最後までお咎めなし)
主人公は涙がでるくらい純粋でいい子ですが島の住民は揃いも揃ってクズです。…

5

虎王の妻恋い婚 小説

華藤えれな  小山田あみ 

健気攻め

華藤流獣ファンタジー群の今回は虎一族のお話です。
遙か昔にユーラシア大陸から流れ流れて、アルゼンチンの南の果てまで辿り着き、ひっそりと続いていた虎の王国。
そこへ、同じ祖先から別れてヨーロッパで続いていた虎の一族が、第二次大戦後ヨーロッパの地から逃れてきて出会います。
この二つの虎の王家の血統争いと、マフィアの裏社会での覇権争いを、妖艶なアルゼンチンタンゴの調べに乗せて、もふもふ、幼なじみ、…

3

銀狼の婚淫 小説

華藤えれな  yoco 

雪降る森でのファンタジー

ボヘミアの森の奥にある城に住む貴族、身寄りのない美少年、銀狼、呪い、真実の愛とファンタジーとしてワクワクする設定に惹かれ購入しました。
主人公の愛生は辛い境遇でありながらも、幼い頃に自分に名前を与えてくれた人に言われたように愛に生きようとしていて、本当に健気で胸をうたれました。
しかし、少し違和感があったのが愛生のルドルフへの気持ちです。ルドルフは愛生を自分の呪いに巻き込みたくなかったのだとし…

0

破滅の恋~meu amour~ 小説

華藤えれな  緒田涼歌 

レイナルドの不在

マフィアでファドのドラマティックラブ。
どこか鄙びた、ポルトガルの首都リスボンを舞台に、日本人音楽留学生と、ポルトガルマフィアの幹部の運命の交錯、性格も国籍も育ちも違う二人の情熱的な愛のもつれあい。裏テーマはメランコリックラテンだそうで、2段組でびっしりたっぷりの1冊。
分量はたっぷりだし、主人公叶多が辿り味わう諸々は、どっぷりディープで非常に盛りだくさんではあるのだけど、なんだか読後の印象が…

0

愛され蜜月旅行 小説

華藤えれな 

攻め視点多めの蜜月番外編集

華藤えれなさんデビュー20周年記念同人誌・春号。
次回は「秋号」または「冬号」になるとのことです。

この春号は、比較的最近の商業作品の番外編集。
攻め視点のエピソードが多く、彼らが恋人に振り回されたり、ヤキモチを焼いたりする姿にニヤニヤできる内容でした。

いくつか抜粋して感想を書きたいと思います:

■『甘い夜伽 愛の織り姫』番外編「愛され蜜月旅行〜パリの織り姫」
パリの『和…

4

獣王の貢ぎ嫁 小説

華藤えれな  北沢きょう 

久しぶりにあたり

久しぶりにアホの子萌え、健気萌えを楽しみました。
受けの子が、とにかくバカ正直だし、健気だし、あわれなほど。
正しく健気だったようなきがします。
いちおう現代ものらしいんですが、アイルランドが舞台のせいか、中世っぽいふんいきまんさいだし、おとぎばなしBLとはこういうものかもしれません。さいごに攻めがもどってくるところも、まさしくおとぎばなしチックだったような。
怖れられている呪いの原因だと…

4

獣王の貢ぎ嫁 小説

華藤えれな  北沢きょう 

やっぱり不思議な読後感

華藤えれな先生の作品は、何を読んでも読後しばらくはぼっーとその作品の雰囲気の中に浸ってしまうのですが、こちらの作品もまたまた浸ってしまうほど作品に惹き込まれていました。

天涯孤独の身で暴力・レイプによる身体障害まで持ってしまったうえに、獣王に生贄として嫁ぐことになった受けさんの紫生も、獣王として恐れられ400年も生きていて本当の意味での生贄だった攻めさんのキリアンも、どちらも健気で不憫でこち…

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