雪豹王の許嫁

yukihyouou no iinazuke

雪豹王の許嫁
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神7
  • 萌×28
  • 萌4
  • 中立3
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
2
得点
82
評価数
25
平均
3.5 / 5
神率
28%
著者
華藤えれな 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
yoco 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
発売日
価格
¥889(税抜)  
ISBN
9784773088618

あらすじ

迷い込んだ深い森奥のサーカスで美しい雪豹と出会った橙里。ロシア屈指の実業家・セルゲイがその雪豹だったと知ってしまい…!?

表題作雪豹王の許嫁

セルゲイ・実業家・見た目20代
橙里・アレクサンドロフ/バレエ団下働き/18歳

レビュー投稿数2

挿絵が綺麗

この本のレビューは、読後2年経過した今、書いています。忘れていたみたい。
初めて本屋で購入したBL本でした。
本屋の書棚ですごく目を引いた本で、表紙絵が赤を背景にした金色の枠どりで、なんとも格調高い。
そして挿絵が本当にきれい。丁寧に作られている、と感じたので選んだ本です。

ロシアのサンクトペテルブルクが舞台。
日本人の母とロシア人の父の間に生まれた橙里が主人公。

今作も、著者は現地取材に行って書いたそうです。
後書きに「オペラ座の怪人」「美女と野獣」「森は生きている」を意識して執筆したと書いていました。
霧の中の湖に魔法で封じ込められた里という件は「魔法にかけられた湖」に似ている。
ロシアは、広大で、未開地がいまだにある神秘的な土地といったイメージ。妖怪や精霊が居たって、不思議じゃない。

過去に結婚を誓った聖女から呪いをかけられていた雪豹王とその弟。
二人にかけられた呪いを解除する青い百合を得るために、命を引き換えに差し出す橙里は、健気な受。
オペラの題材からヒントを得て書き上げた作品らしい、綺麗なメルヘンでした。

この作品には、いつものご当地食材が控えめに登場しています。
木の実と練乳入りのクッキー。

0

舞台は冬のサンクトペテルブルク+α

妙に表紙に惹かれて購入。(表紙もいいがカラー口絵も最高です!)
先生の他の作品(狼とか豹とか)とは関係なく、これ単独で大丈夫です。
本編240Pほど+先生のあとがき1P。
クール、ひんやりしている感じのモフありちみっこありファンタジーで、
華藤先生の他作がお好きな方は安心して読めるんではないかと思います。

3年前に父を亡くし、プリマである義母と異母妹2人と義母の恋人等と
一緒に暮らし、シンデレラのように下働きしている受け。
幼い頃の事故によりバレエは無理で、かたや異母妹たちはバレエを習っていて
家の中であまり居場所がない という印象です。
そのかわり、冬の間だけ夜な夜な通ってくる謎の人物から歌の指導を
受けています。このあたりはオペラ座の怪人みたい。
(攻めさん途中まで仮面かぶってます)
サーカスの下働きもしていて、今後の事を相談するべく、
サーカスのオーナーになったセルゲイに相談しようとして・・・ 
とお話は進みます。

攻め受け以外の登場人物は
攻めの弟(ミーニャ)、訳ありの聖女、その他攻めの使用人たち等です。
女子は出てきますが、割と後半で、色恋系では絡んでないと思います。
ちなみに攻め、攻めの弟はユキヒョウになります。
ちょっとだけですが獣姿で結合するところもあるので、
苦手な方は一応ご注意ください。
幸せそうにしているので、私は全く気になりませんでした。

**以下 よりねたばれ というか個人的な感想

お話が二転三転どころじゃないくらいで、結末が見えにくかったのと
攻めがヘタレ(先生もそういってる)すぎて、萌えきれませんでした。
スーパーカッコいいのに、期限付き である雪豹王の方がよかったな・・・
単なる個人的好みなんですが。(受けさん、攻め弟はスーパー健気)
それで中立とさせていただきました。

最初にカラー口絵のことを書きましたが、中の挿絵も素敵で、
一枚、ミュシャ風挿絵があり、中の挿絵ではこれが一番好き~。
これもカラーで見たかったです。
yoco先生だったらどんな色使いにされるんだろう。

本編とはうって変わって、発売記念ペーパーの方はめちゃ面白いです。
購入される予定のある方は、それ入手できるところで買われることを
オススメします。

8

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