hepo
受けの澄川が35歳というのが強調されていたのと表紙の感じからおじさん感が目立つのかなと想像していましたが、結構若々しく描かれていました。おじさん受けが苦手なわけではないのですが、捻くれたおじさんとなるとちょっとくどいと思ってしまうタイプなので、そこがあまり鼻につかなくて良かったです。ゲイビに出演していた経験よりも、それより前にヤクザに拾われ優しくされてその人を好きになったのに恋が叶わなかったとい…
皆さんの評価を読んで凄く糖度が高いストーリー展開なのかなと想像しましたが、個人的にはそこまで甘々に徹しているとは感じませんでした。時折小さなスパイスも散りばめられながら、そこまで大きな波風は立たず、前作でくっついてからの後日談として程よい甘さで進んでいった印象です。前作では里谷の心情が濃く描かれていたのに対し、こちらでは政田の心情も描かれるようになります。ただ、今まで本気で人を好きになったことが…
ゲイの恋愛を限りなくリアルに近づけて切り取った作品だなと感じました。始まりは出会い系から、互いに後腐れないように振る舞う、下手に当て馬が登場しないなどの要素が、淡々とした惰性的関係を表現するのを助長していました。唯一の創作的要素がジェラートなんですね。このジェラートが互いの素性を知らない間、攻め受けを繋ぐ唯一のアイテムであり、相手のことを思い出させる役割を担っています。ジェラートに絡めて描かれる…