キタハラリイさんのレビュー一覧

金色蜂に蜜(1) コミック

キタハラリイ 

もっとどろどろになっていく様を見たい

 顕史のビッチっぷりには好き嫌いがはっきり分かれそうですが、私はそこまで抵抗はなかったかな。同情を覚えるほどではないけれど、あからさまに嫌悪するほどでもないという感じ。妾の子であるが故の、幼い頃からの家庭内での抑圧。ありがちな境遇ではありますが、ミステリアスな屋敷と顕史自身の性格も相俟って、どんな風に展開していくのか続きは気になりました。八岡の喰われっぷりも、1巻では特に想像を超えてはこなかったで…

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金色蜂に蜜(1) コミック

キタハラリイ 

今後に期待したい

キタハラリイ先生大好きなのですが、これはちょっと微妙。
顕史が何に怒っていて何を考えているのか分からないけど、関係のない人間の人生を好き勝手するのは違うと思う。
執事の蓮見も友人の松浪も、顕史が何をしているのか知っていて協力して黙認している。ここにも憤ります。

八岡が顕史に愛を与えて変わっていくのでしょう。
顕史か八岡に惹かれているのがわかるし、そこに、ブレーキをかけているのも伝わって…

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金色蜂に蜜(1) コミック

キタハラリイ 

ダークなビッチは…

幼少期に何らかのことをされたらしい受けの顕史。そうでなくてもその時代にそんな目の色をしていて、妾の子となれば孤独な人生なんだろうと思いますが、ビッチが過ぎますね。しかも、大金持ちでいくらでもお金を使えるのでやり方もなんかいやらしい。今度の犬は目の病気で絵を描けなくなった絵描きの八岡。
最初こそ、狂った金持ちのやることについていけないとばかりに拒絶する八岡ですがずるずると顕史にはまっていく八岡が、…

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金色蜂に蜜(1) コミック

キタハラリイ 

三津箭の性格が・・・

副頭取の肩書はあるが妾の子故に実質的な権限はなく自分の屋敷に籠り危なげな夜会を開いてる資産家・三津箭が、色覚を失い仕事も家も失った画家・八岡を拾い屋敷に住まわす。

暇を持て余し屋敷でパーティーを開き客の男たちに抱かれまくる性に奔放な三津箭の毒牙にあっさりかかる八岡。
八岡は師匠の娘と婚約していたが色覚を失った自分には勿体ないと住んでた師匠の家を出るほどに真面目。
最初は三津箭の怪しさに敬…

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花咲みの魔女に告ぐ コミック

キタハラリイ 

大人のおとぎ話のような一冊

不思議な世界観のお話

短編3作入ってました
どれも、ふわりとした雲を掴むような作品
表題作は同級生のお話
甘酸っぱい青春のお話

2作目はミステリアスなお話
読み方によって展開がどちらにも転ぶような不思議な読み心地のお話

3作目は義兄弟のお話
出来る兄と劣等感の塊の弟
細かいことは描かれてないのに、何故か2人のこれまでを感じられるお話

どのお話もキレイで繊細な描写…

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金色蜂に蜜(1) コミック

キタハラリイ 

孤独を抱えたビッチ受けに萌える

作家買い。

とにかく表紙が美しい!
キタハラさんの描かれたイラストも綺麗ですが、カバーが凝っててなんとも素敵です。ちょっと昭和レトロ、っていうのかな。和風テイストも感じられる美麗表紙にテンションが上がります。ihr HertZシリーズは表紙がおしゃれなものが多くって魅力的ですよね。

キタハラさんはシリアスな作品を描かれることが多いイメージの作家さまですが、今作品もシリアス展開の作品で…

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グッバイ・ヴァイオラ「はきだめと鶴」電子書籍特典 グッズ

甘い甘いピロートーク。

事後、ぬくぬくベッドの中でのふたり。
準太は思い切ってずっと気になっていた、冷蔵庫の扉に貼り付けられていたままの映画の半券の事を螢さんに聞く。それは。
本編にも描かれていた、たった一度、尭さんと初めて外でデートした想い出のもの。
緊張して内容を覚えていないという。
「グッバイ・ヴァイオラ」は、おそらくは1998年公開の「恋に落ちたシェイクスピア」の事。原題は「Shakespeare in …

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はきだめと鶴 コミック

キタハラリイ 

どうしてまた、恋をしてしまうんだろう。生きたいと願う声にならない叫び。

一読して、無理だったので。「しゅみじゃない」評価したまま捨て置いていました。
今なら。「萌」くらいな評価が出来たけれども。クールなこの制度は1ヶ月以上も経つと変更なんてさせてくれない。
そのまま2年ほど本を開くことはありませんでした。ちるちるの右上にピックアップされているのを見て、久々に手に取ってみました。当時の私にとっては、胸が痛くて。ショッキングな内容だったのですが、細かいところまで全て覚…

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はきだめと鶴 コミック

キタハラリイ 

趣味ど真ん中ではなかったけれど…

あーー評価が難しい!!

◾︎岡崎準太(23歳 会社員)×澄川螢(フリーター 元ゲイビ俳優)
螢の経歴はヤクザのイロ→借金背負ってゲイビ男優→映画館バイトなのですが、ヤクザの尭(たかし)に一番感情移入してしまったせいで、波柴(尭の部下)に苛立ち、幸せになった螢に対しても手放しで喜べなかった。
これで準太がゲイならまだ良かったのですか、ゲイと明言している描写はなく、むしろノンケを示唆する表現…

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花咲みの魔女に告ぐ コミック

キタハラリイ 

綺麗だけど……

「魔法」というものを絡めて描いた3つのお話が収録されています。
絵は綺麗だし雰囲気は良いのだけど、残念ながら雰囲気漫画で終わってしまった感じ……。

特に【ワンダーラムスホール】は何を描きたかったのだろう……と思ってしまった。

弟分であるヌエンに騙されて、敵対組織に追われる羽目になったジウと、逃げ込んだ先で出会った不思議な男娼との出会い。
もうこの世から去ってしまっているはずのヌエン…

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