たつもとみおさんのレビュー一覧

日の当たらない場所(1) コミック

たつもとみお 

淡々と進む堅実な復興物語

先のない島の復興に勤しむ二人の再会もの。まだ1巻で、島の雰囲気も悪く、二人の関係もこれからってとこですね。状況の厳しさがビシバシ伝わってくる空気感で良かったです。
過去回想を挟みながらお仕事頑張ってる二人は、両方の家庭が酷いことになってて辛いです。寛也と父の確執は、ラストでちょっと修復されるフラグかな。拓斗の家はもうどうにもならなさそうで、寛也への依存傾向が見えるところが切なかった。
「おかえ…

0

ネコ×ネコ コミック

たつもとみお 

小型犬が大型犬に!

かわいい外見にコンプレックスを抱いていたが、
自分の理想を見つけて告白。
なりふりかまわず、かわいい外見をフル活用して付き合うことになったが……
その後数年が経過し、すっかり「かわい」くなくなってしまって……

そりゃ左官見習いするぐらいなら、
身体も成長するよね……
って

その壁をなんとか乗り越えたとおもったら、女性問題や
タイトル通りの問題もふりかかってきて。
そう

1

明治従属タングステン 下 コミック

たつもとみお 

光は。覆い尽くす闇をこじ開け、未来へと。

私の心配は杞憂で、ホッと胸を撫で下ろす、下巻・結末。
意外にも。電気開通の竣工は、亮二が閉じ込められるという事故があったにせよ、悲惨な結末にもならずに大成功を治める。ホッ。
軍部に電気を使われようと、ちゃんと市井に明かりを灯す事に成功するのだ。
それよりも。中原の語る、亮二の過去の方が壮絶でビックリ。私はてっきり書生だった亮二を手篭めにしたのは中原ただ一人だと思っていたのに。没落士族の息子だ…

6

明治従属タングステン 上 コミック

たつもとみお 

日の当たらない場所に。灯す明かりは闇を退けるか。

たつもとみお先生の作品には、ちらり社会派風味だと常々思っているのだが、
本作もそんな匂いを感じられる設定だ。
明治頃、電力発電の走りとなった当時。何か「暗闇」にトラウマを持った技師・亮二は、
地方の田舎にも安心して電気の明かりが灯される様にと、仕事に邁進している。
数年前、そんな電力工事に雇った人夫の中に、エドワードは居た。彼は、言葉が分からないのと視力が悪いせいで、周りの人夫たちから「知…

4

明治従属タングステン 下 コミック

たつもとみお 

とても素敵な主従BL

 エドがただ亮二さんのそばにいるだけではいけないと努力し、どんどん成長していく姿がとても頼もしくキュンキュンしました♡それも全て亮二さんを支えるため、そばにいるため。亮二さんのことなら何でもする、何でも知っているというところがたまりません!!

 さまざまな困難を乗り越えて、いろんな想いを抱えながらともに歩むと決めたふたりがとにかく熱くて最高なんだけど、特に描き下ろしが幸せすぎました!!亮二さ…

9

明治従属タングステン 上 コミック

たつもとみお 

胸キュン主従BL

 下巻も含め、まずはこの美しい表紙に目が奪われます…亮二さん、エドのキリッとした表情や透明感、溢れ出す色気…最高です!!

 亮二さんに心身ともに救われたエドの心が、縋るような気持ちから憧れ、そして恋へと気持ちが変化し、亮二さんに対して徐々に大胆な行動になっていくのにすごくドキドキしました。亮二さんも普段はとても凛々しく、仕事ができて優秀な技師ですが、エドにだけ見せる過去のトラウマや弱さ、子供…

6

明治従属タングステン 下 コミック

たつもとみお 

綺麗に流れる

評判が結構良いようですが、以下温度低めのレビューです。ご容赦をば。

ストーリー、綺麗に流れていきました。上巻の感想と同じなのですが、自分には綺麗すぎてやや物足りなかった。テーマ的にはもっと重厚に出来そうなのにテンポが良すぎで軽い上に、お話が一本道であまり枝葉がなく感じてしまう。"タングステン=重い石"(あとがきより)なのに…
そんな中ちょっと遊びを感じたのは髭ぐらいかな…

2

明治従属タングステン 上 コミック

たつもとみお 

思いの外あっさり

たつもとみお先生の作品は初めて読みます。

ちるちるでの評判が良さそうだったので読んでみましたが、思いの外あっさり?
下巻はこれからですが、亮二の人生の背景がなく唐突に始まるので特に彼に思いを寄せられないまま半分ほど進みます。
それ以上に背景が分からず唐突なのがエドワードの存在。下巻で目が不自由な伏線など綺麗に片付くのかな?
亮二の師である中原登場でやや話が動きますが、それにしても亮二の…

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明治従属タングステン 下 コミック

たつもとみお 

エド→亮二の依存と執着に萌えまくり

体をつなげたけどエドの片思い状態、というところから続く下巻。メインカプは主従関係でエドは敬語攻め。Hシーンは前巻同様エロというより官能的で萌えました。
ストーリーは亮二のちょっと驚きの過去が明かされます。そこからさらに気持ちを強めるエド。中原に翻弄される亮二に抱きつかれて戸惑うエドが可愛いです。
中原は当て馬だけど亮二が依存するのも分かる、と説得力のある背景を持ちつつも、こちらにはあまり魅力が…

5

明治従属タングステン 上 コミック

たつもとみお 

明治お仕事BL!雰囲気が最高~

時代は明治、発電事業を進めながらのBLです。昔特有の嫌な部分はさらっと流されてるので読みやすいです。正体不明の青い瞳のエドと、エドを拾って住まわせる技師のカプ。
メイン二人の関係性は、作中でも言及されてましたが、まさに雛鳥が初めて見たモノを親と思うような感じ。エドが亮二に執着するのは必然に思えます。でもそれがすごく良くて…きゅんが詰まってるんです!
亮二の方は他に思い人がいます。発電事業の大元…

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