あがた愛さんのレビュー一覧

僕等に名前をつけるなら 上 コミック

あがた愛 

上下巻同時に読める幸せ

大好きな兄弟モノ!ということで、発読み作家さんでしたが、本屋さんで表紙に惹かれて購入しました。おまけに、上下巻一緒に発売なので、すぐに結末が分かるのも魅力ですね。

さて、内容ですが、親の離婚によって離ればなれになった兄弟が、寮で同室になったことから始まります。
これは、弟がわざわざ兄を追っかけてきたからなんですが、この時点で弟の好き度が分かって萌えます。
そして、最初弟だと気付かなかった…

0

僕等に名前をつけるなら 下 コミック

あがた愛 

上巻で感じた背徳感の薄さはそのままに。特別な人で、恋人で。

「インセスト」という背徳感はやはり無い。
上巻のラスト、もつれ合う2人をハッと我に返らせた母からの着信。
母が怪我をしたというその報せに、2人は一緒に京都へ行く。母の怪我は大したことでは無く、2人はホッとする。何かと聡い母は、和泉とそっくりの面差しなのだが、和泉は息子だと名乗り出る事はせず、馨も口にはしない。ただ先輩で寮長だと言う。しかし、母は一言だけ告げるのだ。「大きくなったわね。」母は気付…

7

僕等に名前をつけるなら 上 コミック

あがた愛 

背徳感は薄め。美しい兄にまとわり付く空気感は濃ゆい。

あがた先生が「インセスト」をテーマに描いたというだけあって。
ひたひたと迫る様な、その空気感は重め。息が詰まりそうな緊張感を孕んで、それは展開する。
私は「僕は君のいいなり」の、あのじっとりと汗ばむ様な空気感を思い起こす。
ところが、やはりインタビューで書かれている様に、ここにその背徳感は無い。
むしろ、薄いと言っていいだろう。兄の和泉は自分の性癖に悩みこそすれ、どうしようもなく実弟の馨に…

8

僕等に名前をつけるなら 下 コミック

あがた愛 

光属性の兄弟もの完結

作家さんが「これは光属性の兄弟もの」とインタビューでおっしゃっていた意味が分かりました。
私はこの作家さんの「不等辺三角形の定理」「証明」で既に兄弟のお話を読んだことがあるので、この兄弟は陽の当たる道を歩むふたりなんだなと感じました。

葛藤はあるのですが(むしろ上巻では兄が思い悩む姿が多いです)下巻はそれらを綺麗にまとめている印象です。上下巻の尺でこれだけ丁寧に収められているのは作家さんの…

12

僕等に名前をつけるなら 上 コミック

あがた愛 

じわじわ惹き込まれる

好きな作家さん&兄弟ものが好きなのでとても楽しみにしておりました。
ちるちるさんのインタビューでも先生がお答えしていた通り、今までの絵より、もっと密度が高く、美しく完成度が高く…それだけでも「神」評価に値します。表紙もそうですが、内容もじわじわと惹き込まれるものがあります。

本編については既にいくつかあらすじを書かれている方がいらっしゃるので割愛します。
最初から吸引力のある流れ。また上…

8

僕等に名前をつけるなら 下 コミック

あがた愛 

あんまり悩まず進んでしまう

上巻では和泉が葛藤している事が多かったですが、下巻は受け入れちゃったらするする進んでいきます。
なので読んでいて肩透かしでした。
下巻はイチャイチャ楽しそうにしている方が多いかもしれません。
馨が同じ高校に入学した理由、和泉を意識しだした時などを下巻では見る事ができます。
母親に2人で会うシーンもありましたがその事で特に恋愛面の葛藤も起きず、父親は出てこずだったので兄弟の間だけで進む恋愛で…

12

僕等に名前をつけるなら 上 コミック

あがた愛 

弟×兄

表紙に惹かれた方は、中の絵も綺麗なので問題なく楽しめると思います。

幼少期に両親の離婚により離れ離れになった(連絡は数年前まで取っていた)兄と弟の再会物BL

和泉は元から女性より男性に惹かれるタイプらしく少し前に同室だった先輩と付き合っていた過去がある。
しかしいざことに及ぼうとすると和泉の体は性的興奮の兆候を示さず、上手くいかなかった。
そんな苦い過去を持っている中で新たに同室者…

3

僕等に名前をつけるなら 下 コミック

あがた愛 

あれ?意外とあっさり。

上巻では2人は惹かれあうも、兄の和泉が兄弟の壁を超えられず、ギクシャクした感じで終わったのでこれからどうなるの?とワクワクして読みました。
おまけに、2人が暮らす寮には親族は同室になれないというルールがあるので、学内でバレて同室解消?親バレ?など様々な困難を想像しましたが意外とアッサリ何も起こりませんでした。

下巻は和泉が馨への恋心を認識してから終始ラブラブで見てて微笑ましかったですが、欲…

11

僕等に名前をつけるなら 上 コミック

あがた愛 

兄弟なのか、先輩後輩なのか。

表紙の綺麗さに惹かれて表紙買いしました。
幼い頃に両親の離婚により離れ離れになった兄弟ですが、弟が兄と同じ高校に進学し、寮で同室になるところから物語はスタートします。

弟の馨は兄だと知っていますが、兄の和泉は気づいていません。
自分的には惹かれあって付き合い始めてから実は兄弟だとわかり、和泉が苦悩する展開か?と予想していましたが、割と早めにバレます。
その時にはお互い惹かれあっています…

4

僕等に名前をつけるなら 下 コミック

あがた愛 

兄弟でもなく、先輩後輩でもなく…

ガチ兄弟愛、ここに完結です。

とても美しくもあり可愛くもあり、
非常に好きなハッピーエンドでした。
ただ、ちょっと背徳感は薄く、
和泉が思ったよりあっさり受け入れたな…という印象。

馨の母が事故と聞いて駆けつける2人。
母は和泉の事を気付いてんだろうけど核心に触れず、
馨の「大切な人」という言葉を受け入れます。

母、和泉にソックリ!!
馨が淑英高校に行くと言い出したの…

3
PAGE TOP