あがた愛さんのレビュー一覧

不等辺三角形の証明 コミック

あがた愛 

不等辺三角形の鋭角が指し示す行方

「23時のタイムシフト」に編纂されている「不等辺三角形の定理」の前日譚。美しい兄弟はどの様な道筋を辿って、今に至るのかを描いた小品。
幼ない頃の2人が物凄く可愛い。郁見は、ほんの子供の頃から自身の性癖に気付いていて。その事で悩んでもいる。辰見のそれは、もっと業の深いものである。男とか、女とか関係無くて、ただ郁見だけが特別で。好きなのだ。それは郁見が誰を愛しても構わない、郁見しか見えていないのだ。…

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不等辺三角形の証明 コミック

あがた愛 

不等辺三角形とは

コミックス「23時のタイムシフト」に収録されている「不等辺三角形の定理」の前日譚である番外編です。
不等辺三角形とは何か、なぜ兄弟でこんな関係になってしまったのか。あの夜の出来事が起こるまでを時系列で追われていて、読んでいてとても惹きこまれました。

同人誌版で既にレビューを書いたのですが、今回電子書店でも購入したため備忘録用&このページを初めて見た方の参考にもなるように残しておきます。(前…

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不等辺三角形の証明 コミック

あがた愛 

2人の関係が崩れ始める?それとも…?

つい最近「23時のタイムシフト」を読み返して、レビューしたところに、前日譚であるこちらの作品が配信され、早速読みました。

「23時のー」はちょっと自分には合わないと感じていたのですが、同録の「不等辺三角形の定理」だけは好きな物語でした。
妖しい兄弟が良くてですね…。
ガチ兄弟なので、地雷の方は注意です。

「証明」では兄弟がどのようにして今の関係になったか、そして「定理」に繋がるとこ…

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23時のタイムシフト コミック

あがた愛 

表紙買いでした

腐沼にハマりたての時にこちらの表紙に一目惚れし、購入しました。
読了後の感想は、自分にはちょっと合わなかったな〜という感じでした。
エロいシーンがちょっと苦手な部類だったんです。擬音多めで、喘ぎも女性っぽい感じが…。
あと表題作の攻めとか、2話目の女性下着の話も苦手で…。
3話目のお話はちょっといいかな、ってくらいで当時評価していれば中立くらいだったでしょうか。

久しぶりに読み返して…

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僕は君のいいなり コミック

あがた愛 

ノンケ後輩のいいなりになるゲイ先輩

ノンケ後輩×ゲイ先輩の背徳的な学園ラブ。
先輩が後輩に弱味を握られて、言いなりのエロい関係になる、という倒錯的な関係性が萌えます。
先輩は健気で健気で……ちょっと可哀想だけど、めちゃくちゃ気持ち良さそうだし内心触れられて喜んでるのが分かるし、攻も悪い子じゃないので悲壮感はなく安心して読めました。
そんな身体から始まった関係だから、恋愛に発展していく変化が可愛くてきゅんきゅん。
最後はラブラ…

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僕等に名前をつけるなら 下 コミック

あがた愛 

合体が1回じゃ足りないんだよっぉぉぉぉお!

スミマセン、ストーリー大事に描かれたお話でございます。
長年思い続けた兄、
会いたくて会いたくて写真を飾っちゃうところとか
修学旅行できた兄を見つけたと同時に
男と付き合っていることを知ってしまいショックを受けるとか
それをきっかけに、性的にみてることに気づいちゃうとか。
思春期を兄でこじらせる弟モユv

それだけに、もうすこし暴走…

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僕等に名前をつけるなら 上 コミック

あがた愛 

もっと重たい話をイメージして読み始めましたが
思いのほか読みやすくて一気に読んでしまいました。
リアル兄弟ものです。
近親相姦ビバ☆

幼い頃、両親の離婚で離れ離れになった二人。
手紙のやりとりも数年前にとだえたきり。
そんな二人が、高校の寮で再会するのだが・・・!?

正直、個人的にはずっとそばにいた兄弟よりは背徳感が弱い。
苗字もそれぞれ違ってしまうとさらにない。
加えて…

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僕は君のいいなり 2 コミック

あがた愛 

幸せが充満してゆく

両想いで終えた前作からの続編では
恋に狂う木下、独占欲に目覚める檀野、と二人が
互いにのめり込んでゆく姿が描きだされていました。

二人きりの年越し、修学旅行、花火大会、と日常にイベントを交え、
とろけるように甘く、ときに刺激的で尊き青春の日々が綴られていきます。
ところ構わずイチャつく二人に幸せを噛み締めさせていただきました。

初っ端から甘い雰囲気の二人ですが、何より木下の変化…

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僕は君のいいなり コミック

あがた愛 

健気にもほどがある

〝従順〟のエロスを存分に堪能いたしました♥
普段は真面目で純情な男の子がどんどん開発され、
乱れてゆく姿が背徳的ですごくえっちでした。

部活の後輩の木下に想いを寄せる檀野は
好きな相手から拒絶された過去から臆病になり、
木下にだけあえて冷たく接していました。
好きだからこそ、嫌われた方がいい。
親しくなればなるだけ、相手に好かれることを期待してしまうから、と。

ある日、木下…

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東南角部屋彼の恋 コミック

あがた愛 

糖度のバランスがちょうど良い

◆東南角部屋彼の恋(表題作)
 この表題作が一番のお気に入り。最初は自分が引き払った後の住人にいきなり一緒に住まわせてもらえないかと頼むはるにびっくりし、非常識だなぁと思ったのですが、高校を卒業したばかりの切羽詰まった子供、というのを考慮すればこんなものかもと思い直しました。必然的に田崎に惹かれてしまうはると、ゆっくり彼に絆されていく田崎の、もどかしい恋愛を楽しめました。田崎が物分かりの良過ぎる…

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