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1/4(合計:32件)
たらつみジョン
甘食
ネタバレ
昔「探偵物語」というカッコいいテレビドラマがあったからだ!と私は思います。刑事ものブーム、オカルトブームというのもあった。その流れを受け継ぐ雰囲気の名作BLがたくさんあるのは作者様がそれらの影響を受けている気がする。つい最近も草間さかえさんの素敵な探偵話を読んだけど窓の「〇〇探偵事務所」という大きな字が部屋から裏返しに見えるあの感じ、なんかいいよねー。 今作は2019年作なので作者はもっとお…
藻とカレー
先生の前作品「アンノウン」が闇濃くて好みじゃなく気分悪くなってしまったので、本作を怖々読みましたが、こちらはうってかわって闇展開なく良かった。 (内容確認せず買う私が悪いんですけど) 絵が洗練されたでしょうか。 線が細くなり見やすくなった気がします。 過去、恋人にちゃんと向き合わず振られてそれを引きずっているナヲ。 昔から周りに馴染めず恋愛の感覚がよくわからなかったトモ。 2人…
予備知識なしに知らない作家さんを開拓…と購入。 BLだからLしてるものと思い込んでいましたが、L要素は微かに感じられるほどで、全編を通して、むむぅ〜と目を背けたくなる場面ばかりに私は感じました。 絵柄や雰囲気は好きなんですけどね。 (ちなみに同先生の「アルコホール・コミュニケイション」はBLしていて不快感なく好みの作品でした) アンノウン 傷がグロいし痛そう。 正視できない。 …
誰
舞台は猫探しからユーレイ退治までなんでも扱う探偵事務所 母親と父親を亡くし施設で育った 和貴 職を捨て探偵事務所を持った 東雲 ゲイを告白し親の反応から家出した 理科 死の臭いについてきたと言う不思議な青年 星彦 扱う仕事の途中途中で明かされていく4人の過去 怪奇モノとも 探偵ものとも BLにも振り切れない中途半端さはあるものの お話のつづられ方は仄暗い人間ドラマを見て…
東雲月虹
探偵事務所ってワケありの依頼人が殆どだろうなぁと購入させていただいたら 探偵自身も暗い過去がありそう…と冒頭から雰囲気が好ましかったです。 全体的にはジメッとした薄暗さもありながら、バイトの理科は素直で可愛らしい年下くんで 喜怒哀楽が激しくなさそうな和貴とは真逆ですがそういうコの方が合いそうですね。 事件そのものは派手ではありませんでしたが今の世の中に溢れていそうな事柄で 特に孤独死はも…
Sakura0904
こういう陰湿で皆が救いを求めて足掻いているような雰囲気の作品、大好きです。表紙の人物でもある和貴は絶妙に哀愁漂っている男で、不思議と周りの同情を誘うんですよね。そんな彼を取り巻く人間模様がちょっぴり複雑で、でも面白い。和貴はやはり東雲に対して慕う以上の感情を持っていたんでしょうか。そこも読者によって自由に解釈していいのかもしれませんね。 個人的には青さの目立つキャラはけっして苦手ではない…
フランク
新宿ゴールデン街のバー「或子ホール」を舞台にしたオムニバスが二編と、関係のない短編が一つの計三つ。 いずれもどことなく心に隙間を抱えたような大人が、純粋な年下に出会って……というやつで、若者のキラキラパワーが全開してるくせに何となく薄暗さを感じるのは何故だろう? この方は、他にどんな作品を?と調べたら「アンノウン」 表紙&レビュー見ただけでビビって読むのは諦めてるあれかー!と。 あ…
まぎぃ
神にしようかと迷ったけど、どれももっと読みたかったという長さの点でちょっと読み足りなかったので、今後へのきたいを込めて萌2に。 或子ホールという伝統のバー。双子の女の子が切り盛りしている。 そこのお客さんのナヺさんと、美大生のトモ。恋人ときちんと向き合ってこなかったことを悔いながら、日々仕事をするナヲ。一方、まっすぐなトモ。 バーで知り合っただけだけど、酔っ払って展覧会のチケットをもらっ…
雀影
ちょっと妖しい探偵事務所のお話。 この、カバーイラストのこ汚い微妙なお年頃の男性に、何かピンとくるものを感じたら、狭いツボにヒットする可能性、大! っていうか、私は好き! この、堂珍和貴、特殊な生い立ちのせいで、なんというか、引き寄せがち。 前半は、そんなオカルトっぽいミステリー色の方が強めで、和貴が好きでアルバイトしている大学生の理科くんとの恋愛が、どうやったら成立するのかしらと、まあ、…
みみみ。
人生は出会いと別れ。 「さよならだけが人生だ」という井伏鱒二の言葉は、大人ならきっと人生のどこかで一度くらいは目にしたことがあるでしょう。 だけどそんなのクソくらえだろ?って叫ぶまだ若き青年の青いエネルギーが眩しくて、彼の若さに救われる主人公と一緒に私の胸もじんわりと熱くなるお話でした。 あぁそういえばこの作品の最終回が載ったOPERA70号のテーマは「別れ」だったなぁとか、あの表紙で泣いて…