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3/9(合計:84件)
みやしろちうこ user
いちご狂
ネタバレ
章ごとに区切られている他に、かつてなく細かく分けられて題名がついていた気がします。 厚みが他の巻より大分薄い(他の巻が分厚すぎただけで、多分これが一般的な厚みだと思う)ので、緑土シリーズの中でもかなり読みやすい本でした。 肝心の結婚式と初夜は終盤にあります。 それまでは疫病がまん延したセイセツ国にラフォスエヌが自ら赴いてオマエ草を栽培しに行くお話。 ラフォスに助けられたセイセツ国だけど…
灰色狼のお話を楽しみに読みました。 本の後半、4分の1位のページがありとても楽しかったです。 どの小話も好きだったのですが、 1番の収穫は、<光臨>さん。 あんな人だったんですね。笑 武人の面々はその道に長けて研鑽した人達という印象があり、文武両道というと<水明>さんが浮かんでいましたが、<光臨>さんも従者か服飾担当になりたかったらしく。 内面も一部の人の前ではこういう素を出す人だったの…
本筋ではなくちょっとズレた所に1番の萌え(燃え)を感じている自覚があるんですが、私は灰色狼達が大好きで、実はレシェイヌラフォスエヌカップル自体にはあまり萌えていません。 もちろんこの2人の、王族という確固たる立場と異能と関係性があってこそ、周囲の人物にも相関図が成し得る訳で、土台としてとても重要で必要不可欠な物を担う2人だという事は理解できています。 ただ、個人的な趣向を言うと見た目もあまり好…
レモンネコ
一年ぐらい前に読んだのですが、 いまだに余韻が残っていて、醒めません。 斬新な設定と、壮大なストーリーで、 先の読めないワクワク感と、 スパダリな攻めが、純真な受けを溺愛する様が 尊くて、始終、悶えました。 かなり厚みのある本で、一瞬怯みましたが、 余裕で読破できました。 物語は、ほぼ受け側の視点で進んでいくので 攻めが登場し、驚くほどの執着心で、 愛を告げてくる場…
renachi
番外編集第二弾。といっても大部分を占めるのは本編のIF話。本編の余韻に浸れる小話の数々はとても良かったが、IF編は何の変哲もない万人受けしそうなBL小説で、こうじゃなかったから本編が好きだったんだ……と実感する内容だった。 番外編はどれもふわふわした読み心地で、本当に結婚式の残り香という感じ。灰色狼の仕事以外の姿も見られて安心した。 灰色狼に関しては、最初に英語のコードネームを直訳したみた…
ワンの結婚や足弱の出張、今世王の激怒からついについにの結婚式まで、これが最終巻となっても綺麗に終われそうな一冊。番外編の他国の王視点で見る結婚式がとても良く、やっぱり灰色狼たちが最高。逆に足弱の印象は悪くなっていったのが残念だった。 今作は視点の移り変わりが少なく、ほぼ足弱視点で進む。育った環境のせいか思考範囲が狭く、目先の感情優先なので共感できず読み辛い。 王族として考えるべきことを考え…
短編の詰め合わせで次巻へのつなぎとなる番外編集。 それぞれのエピソードは章ごとに切り替わっていくが、話の中に重要な行事の準備が行われる描写が挟まれており、章が終わるたびにあれどうなった?と思いながら読み進める。ワンの結婚式や王族の結婚に向けてのあれこれを各章で少しずつ見られても、その結果どうなったかはまだ分からない。これらは次巻へ持ち越し。 内容はWebで読めるものや特典に使われていたもの…
サブタイトルと一巻の不穏な終わりから、不安になりながら読んだ。前半に一度ピークを迎えて残り半分どうなるかと思ったら、最後に老人との決着が描かれていた。気になっていた点が綺麗に埋まり、読後の満足度はとても高い。 一巻から引き続き、灰色狼の魅力に引き込まれる。万が一に備えた全国各所への潜入とはトンデモ設定……と最初は思ったが、徐々に納得させられ、展開の面白さにどうでも良くなってくる。それどころか…
面白かった!王に仕える灰色狼たちがとても好き!主人公二人には、彼らのために幸せになりなさい、と思ってしまうほど。モブの範疇に納まらない描写量のキャラが大勢いるが、その全員が生き生きとしており、読むのが楽しかった。 主人公の足弱は、他人から見れば不憫で哀れまれる存在なのかもしれない。だが本人にとっては何の不備もない人生で、野人であることに満足していたのが良かった。いかにもな同情を誘う、か弱さが…
M+M
ビーボーイ&ダリアノベルフェアのアニメイト購入特典の【独占欲】小冊子です。2作品の番外編短編を収録。 「兎の誘惑、天狗の独占欲」 鴇六連先生の「センチネンタルバース」から。 半野生化したセンチネンタル(佗助)を速やかに人間に戻す方法は、狗でも真幌の中には入れさせない、と独占欲を掻き立てることだった…という内容でした。真幌の嘆きを放って、兎と山狗がもふもふし合ってるのが可愛かったです。 …