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4/8(合計:79件)
志村貴子
みざき
ネタバレ
志村貴子先生の過去作品を追っかけ中。 あらすじ通り、付き合ってアパートで同棲をしているカップルのお話なのですが、導入の時点でもう既に展開が気になって仕方がないんですよ。 今作の攻め・かなでは、いくつかのアルバイトを掛け持ちし、小劇団の劇団員として舞台の上でさまざまな役を演じているけれど、肉体そのものは変えられるはずもないのに、ある日突然なぜか子供になってしまった。 受けではなく攻めが子供…
kurinn
実の兄に失恋することなんてなかなかないことだけど、陸にとって兄の廉はほぼ他人のようなポジションです。 親の離婚で別々に暮らしていて、12年振りの同居も期間限定でした。 陸はもともと同性が好きだと思っていましたが、たまたま兄の廉を好きになっただけで女の子にモテるのでそのうち彼女が出来たりするかもと思ったりもしていました。 面接を受けに来ているバイト先も女の子が多いと思いを巡らせてい…
切ないけれども悲壮感とかは全く無くて、話の進め方がとても上手いと思いました。 CASE・2、3、5が繋がっているので1番読み応えありました。弟が兄が親友をバラす経緯が良かったです。応援する事になりましたけど。 でも続きがもっと読みたいと思ったのはCASE・1でした。結婚したクズ兄貴の行く末と、捨てられた恋人と弟がどうなるのかを読みたかったです。 それとお気に入りはCASE・4の仲…
独特のテンポと間の演出にセンスが光る作品集。 志村先生は魔法使いなのかな。漫画が上手すぎる。 どれも心惹かれる素敵な作品でした。 ごくありふれた平凡な日常の中に、綺麗なものも、汚いものも、切なさやときめき溢れるものまで、非常に巧みに描かれています。 瞳で語るというか、登場人物達の感情の揺らぎがちょっとした表情や間で表現出来ているのが凄いです。 今作は「血の繋がりのある兄弟同士」の恋愛…
うーゆむ
兄弟特化エピソードです。 うむ。兄弟ってひとくくりには、なかなか出来ないですね… 兄弟の数だけ、そこにしかない関係が有るわけですし。 こちらも、そうです。 兄の元カレを好きになっていく弟。 これは、兄が振り回しているけど、結局のところは相手を大切に出来ない兄が不幸ですよね。人を大切出来なきゃ、自分を大切にしてもらえるわけがないと云うか… 兄嫁さん、将来はきっと兄を大切に出来なく…
クリボウ
兄弟間というだけでなく、兄弟のまわりをとり巻く愛情。 申し訳ないけど、帯の煽り文句は私の読後とはズレます。 「 再上質BL」には賛成だけど「恋が燃える」…燃えてるか?という感じ。 ハッピーエンドに向かう話はあれど、明確なカップル誕生~的なハッピーエンドはありません。 背徳感や波乱の展開なんかなくて、淡々と日常と片想いがじんわりにじむような線で重ねられます。 それが現実味を帯びてい…
しろたん9610
従来の兄弟BLとは一風変わった、兄弟のいろいろな関係性を描いたオムニバス形式の一冊。 1話目と4話目は独立したお話で、2、3、5話は繋がっています。 1話目、結婚が決まった兄の婚約者から、兄には男の恋人がいることを聞かされた弟は、その恋人に会いに行く。会話をするうちに、その男は実は…というちょっと驚きの展開。兄がひどいヤツみたいな扱いだけど、兄の心情は直接的には描かれておらず、読み手は想像…
ポッチ
作家買い。 志村さん初となるon BLUE作品。on BLUEは個人的にハズレがないレーベルで、かつ志村さん作品ということで発売を心待ちにしていました。 志村さんの新刊のテーマはタイトルからもわかるようにズバリ「兄弟」。 うんうん、志村さんと言えば兄弟もの、っていうイメージは強いよね、と思いつつ手に取りました。 ということでレビューを。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。 …
bowm400
表紙二人のガチBLを想像しない方がいいかもしれません、兄弟と友人にまつわる恋愛もしくはBLという感じです。右の子が左の兄に片想いしてるけど今の所プラトニックです。 最初の話の兄の屑っぷりが凄いのでこれ以降どうなるかと思ってたのですが、割と穏やかな話が続きます。デカいオネエと三白眼チビの兄弟の話は一般誌でやっても問題無いような健全な話で湿度高めのストーリーの中で清涼剤でした、次巻は多分表紙の話…
ぷれぱーる
志村先生の兄弟BLといえば「起きて最初にすることは」だと思うのですが、こちらは義兄弟の気持ちの揺れ動きを見事に描いたダメ恋ストーリー。 本作は片想いはあれど兄弟で恋愛をする話ではなく、兄弟やその周囲の人々を描いた連作短編集です。 日常の中にある非日常を描かせたら、志村先生の右に出る者はいないと思います。 可愛い絵柄からは想像出来ないほど赤裸々に綴られる物語は、憤りさえ感じさせるものもあり…