波真田かもめさんのレビュー一覧

『スモークブルーの雨のち晴れ 5』コミコミスタジオ限定有償20P小冊子 グッズ

二人で過ごす夜

じんわり静かに沁みる内容の特典冊子。ささやかな日常の一幕なんですが、幸福感に包まれる感じがしました。

『スモークブルーの雨のち晴れ 5』コミコミさん20P小冊子のこちら。
「夜の差し色」というタイトルからしてなんとも素敵です。

吾妻に膝枕され、甘える久慈の姿にきゅんが止まらん。。
そんな久慈に「お仕事がんばってね」「ベッドでもがんばれそうですか?」なんて声をかけられ、ガバッと起き上…

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『スモークブルーの雨のち晴れ 5』コミコミスタジオ限定8P小冊子 グッズ

四十男たちのキスに激しく萌える

『スモークブルーの雨のち晴れ 5』コミコミさん8P小冊子のこちら。

本編24話、久慈が吾妻に「旅館に行こう」と走って言いに来るシーンの、続きのお話となります。

息切れしてぜえぜえ言っている吾妻に、冷静な顔で「運動不足にも程があるぞ」とツッコむ久慈。そんなやりとりが楽しく、クスリとしてしまいました。

早く車に乗ろう、と言いかけた久慈をつかまえ、ぐぐぐっと深いキスをする吾妻。
久慈…

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『スモークブルーの雨のち晴れ 5』初回出荷限定特典マンガ グッズ

久慈の思わぬ弱点とは…?

「スモークブルーの雨のち晴れ 5」初回出荷限定特典マンガペーパーのこちら。

「スカした表情でカフェにいる男にも 弱点はある」と、朔太郎の語りから始まる“久慈の弱点”についてのお話です。

”ひとつはおれ”とニッコニコ笑顔でふふふん、となってる朔太郎が可愛い♡

そしてもう一つの”久慈が苦手なもの”、これ、意外だった〜!
プラスチックの蓋、飲みにくいのか…確かに口が小さいのに熱いのが…

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スモークブルーの雨のち晴れ 5 コミック

波真田かもめ 

最高に渋くて甘い…

待って待ってようやく届いたコミコミさん便!待ちきれなくて、電子で買ってしまおうか…と何度も思ったんですが、どうしても紙で味わって読みたくて我慢しました。

本当に本当に、我慢した甲斐があった……!!
シリーズ一とも言えるほど、甘い巻だったーー…!!(私には)

今巻の自分的最高に萌えたシーン(久慈)は。↓

1.ぜえはあ言いながら走って吾妻を追いかけ、「朔太郎!」と叫ぶ久慈。
2.…

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スモークブルーの雨のち晴れ 5 コミック

波真田かもめ 

2人だけに伝わる関係

 分かりやすく進展しない関係性だからこそ、長編で描くには難しそうなのに、5巻まで続いてもそれぞれの巻でしっかり新しい萌えを提供してくれるシリーズなのがすごいなぁと。今まで嫉妬なんてちょっとしても何でもない風を装ってきた吾妻が、この巻ではもう隠さなくなり。重たいところ、面倒臭いところも吾妻のことなら久慈はありのまま受け入れてくれる、と残っていた不安が消え去ったからですね。そして、吾妻を突然宿に連れて…

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スモークブルーの雨のち晴れ 5 コミック

波真田かもめ 

じんわり深度が増し増し

5巻にして初の吾妻ソロ表紙。
吾妻をフィーチャーした巻かなと思いましたが、それほどではなくこれまで通り2人の話でよかったです。といっても既刊から吾妻視点が多かったですしね。

特にドラマチックなことは起こらないけど、仕事や家族のことなど日常の中で2人の人生、関係性には常に小さなドラマがあり。
それが巻を追うごとに深度が増していくのがとてもいい。

5巻では両思い具合が濃くなって、阿吽の…

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スモークブルーの雨のち晴れ 4 コミック

波真田かもめ 

恥もなく泣ける大人って素敵よ

 名前の付かない関係ってもどかしく感じることも多いのですが、この2人に関してはまったくそんな風に感じないので改めて稀有な作品だなぁと感じました。元同僚だから友人のような気安さもあれば、家族のような遠慮のなさもあり、もちろん、恋人のように愛おしさやときめきを感じることもあり。すべてが共存している居心地の良い今の関係にあえて名前など付けなくても、何でもない日に一緒に食卓を囲んだり、落ち込んだ時にそっと…

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スモークブルーの雨のち晴れ 3 コミック

波真田かもめ 

待てはできないが灯油は逃さない久慈

 とうとう久慈のこの素敵なおうちともお別れかぁ、と私も寂しく思いました。傍から見ている分には美しくても、実際に住むとなると家も庭も綺麗に維持するのが大変だったり、お金がかかったり、時代に合わない住みにくさがあったり、困難も多い。田舎へのダム建設のように久慈兄が悪者のように描かれるのではなく、彼は彼なりに反面教師だった父親とは異なる家族に優しい父として暖かい家を建てたいのだ、と久慈が弁護するシーンが…

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スモークブルーの雨のち晴れ 2 コミック

波真田かもめ 

久慈、結構寂しがりやでしょ

 メイン2人の大人の魅力がたっぷり詰まった恋愛面が醍醐味なのはもちろん、久慈の古い家での飾らない日本らしい生活だったり、2人が父親や母親との関係性を見つめ直したりする現実的な側面の描き方もとても好きだなぁと感じました。久慈が劣等感を覚えていた兄だけど、彼には彼の苦悩があって。最後まで父親に部屋に入れてもらえなかったことを苦々しく思う彼と、幼少期は冷遇されているように感じていたけれど後に翻訳のノウハ…

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スモークブルーの雨のち晴れ 1 コミック

波真田かもめ 

翻訳の仕事も興味深い

 波真田先生の振り幅に改めて脱帽しました。ちょっとドライで大人な雰囲気満載の作品なのですが、時折激しい情が飛び交って、その落差にドキドキさせられてしまいます。キャラ作りも秀逸でした。攻めの久慈は常に飄々としていて何事にも一定の距離を置き、冷たそうにも見えるのだけど、最初に迫ったのは彼の方で、再会後も吾妻と関係を持とうとする意外な熱量にギャップ萌え。MRに疲れきって無職となった吾妻も、鬱になりかけた…

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