火崎勇さんのレビュー一覧

契約は悪魔の純愛 小説

火崎勇  高城リョウ 

失われた真実を求めて

今回は悪魔と名乗る謎の男と天涯孤独な会社員お話です。 

両親の葬儀で出会った攻様とよって受様が望みが叶うまでと
攻様を探す人物が現れる続編を収録。

受様は中学2年の時、
祖父母の墓参りにいった帰り道の交通事故により
両親を目の前で亡くします。

停車していた軽自動車に
黒い車が追突して畑へと飛ばしながらも逃亡、
軽自動車はガソリンの引火で炎上したのです。

受様は見た…

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夢の終わり 小説

火崎勇  いさき李果 

ちょっとしたミステリー仕立て

「記憶喪失」ネタが読みたくて、詳細検索でヒットしたのがこちらの作品。

全ての記憶を失った青年に、「因果応報だ」と一方的な憎しみをぶつけてくる男。

自分は何者なのか。
自分は何をしたのか。
何故、ここまで憎まれるのか。

ちょっとしたミステリー仕立てなところが面白かった。

記憶喪失である受けの寄る辺なさというか虚無感が良く描かれていたと思う。
だから、唯一自分と関わりがあ…

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理不尽な恋人 理不尽な求愛者(2) 小説

火崎勇  駒城ミチヲ 

嘘偽りのない愛し方…一色冬理という男

「理不尽な求愛者」の続編です。

前作で微生物学者で大学教授の一色の求愛を受け入れて、同性愛者ではなかったけれど一色の恋人となった刑事の清白(すずしろ)。
はじめに取り決めておいた「仕事優先」。お互いが忙しく2人の時間はなかなか取れない。
だが欲しい欲しいと前のめりなのは一色だけ。清白は甘々な関係性には抵抗があるよう。
そんな時、また大きな事件が起きて…

今回の事件は、資産家一家内…

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理不尽な求愛者 小説

火崎勇  駒城ミチヲ 

ミスターロジカル登場

頭脳明晰な大学教授と殺人事件を追う刑事のミステリ風味作品。

大学内で一人の大学教授が殺された。
捜査を担当した刑事・清白(すずしろ)。
学内で事情聴取を進める中で会ったのが、やはり大学教授の一色。
一色は何かを知っているような。
清白は情報提供を求めるが、一色は見返りに清白を口説き始めて…
…という冒頭。

一色ってはじめは傲慢なセクハラ男っていう登場の仕方なんですよね。
で…

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1/7の恋人 小説

火崎勇  DUO BRAND. 

初心な恋人の秘密

2005年の作品ですが、電話番号さえ知らない、大体の日付でホテルに待ち合わせするという閉鎖された関係なので意外と時代を感じさせません。

帯の宣伝文句が「高慢な男との甘く淫らな関係」とあったので、早乙女(受)が主人公かと思ったのですが、あらすじにあるように千石(攻)視点でした。

不動産王の千石は、結婚式に来た早乙女と出会い、泣いているのを慰めて抱きます。早乙女に惹かれた千石は、毎月ホテル…

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ウブで悪いか 小説

火崎勇  立石涼 

疲れた……。

攻め視点大好きな私でも、これは読んでて疲れました。

ノンケのはずなのに、近所のバーで知り合った4つ下の小説家に恋してしまった42歳独身男が主人公。

何も考えずに押し倒せていた若い頃とは違う、大人だからこそ……みたいな弱気な自分を正当化する言い訳が、一人称で延々続くので疲れました。
一人称なのがキツかったなぁ。

臆病になる気持ちはわかるけど、それにしても思い切りが悪すぎるというか…

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ぬくもりインサイダー 小説

火崎勇  みずかねりょう 

攻め様の強く切ない恋情がいいσ(≧ω≦*)

冬が似合うお話です。

受け様は、古着屋『ミツ』を営む姫井。
姫井には、服など物に強く残っている思念を感じ取る能力がある。

攻め様の長谷川は、アパレル会社勤務で、販売ルートから外れた自社の服をミツに持ち込んでは、姫井とちょっとしたやり取りをしていて。

ある日、持ち込まれた服から姫井を求める気持ちが流れ込んでくる。
その強い気持ちと共に身体中を愛撫する手までリアルに感じられて。

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お手をどうぞ 小説

火崎勇  松本テマリ 

レッスン場面多し

2002年発表の「競技ダンス」BL。

主人公は、大学生の青葉。
母親が昔やっていた社交ダンスをまた習う事になり、ついていった青葉はダンススクールでプロの美しく素晴らしいダンスを見て俄然本気になる。
初日に出会った口の悪いダンス講師・九鬼にも触発され、母親が驚くほどレッスンにのめり込んでいくが…

他大学の競技ダンス部から受けるやっかみ。
九鬼が隠しているらしい秘密。
九鬼に惹かれ…

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書きかけの私小説 小説

火崎勇  真生るいす 

兄たち三人の作家と弟 ヘタレ攻め

異性愛ラノベも手掛ける火崎先生の作品は、初読みでした。
BLらしくないというか、言葉遊びが上手な小説家らしい作家だと思いました。
読み物として、とても面白かった。
無理な展開がない、後半にどんでん返しがあって、構成上手。

近くに同じ年ごろの子供がいない六歳年下の弟・貢
ずっと兄と兄・至と友人の木辺に可愛がられて、二人に憧れて育つ。
兄は優等生タイプ。木辺は野生児タイプ。
兄たちは…

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もう一度キスから 小説

火崎勇  北沢きょう 

攻め様視点の攻めザマァ( ☆∀☆)

タイトル通り、攻め様視点ですすむお話で、これぞ攻めザマァな展開に萌えました(≧▽≦)
素晴らしいザマァ具合に、にやにやしつつ、今度こそ大事にしてやれよ、と思ってます。
まぁ、言われるまでもない様子ですけどね(*´∀`)

受け様の大杉と攻め様の峰岸は大学で知り合ったゼミ仲間。
大人しくいつも慎ましく笑っている大杉が気になり、また大杉も自分のことを好きでいると気付き、大杉から愛を告げさせ恋…

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