火崎勇さんのレビュー一覧

きっとそれも恋のせい 小説

火崎勇  陸裕千景子 

俺様を許すのも恋のせい?

2004年発表作品。

主人公は文具メーカーのリーマン2年生・文月。
配属は広報宣伝部。
1年目、ひたすらお茶汲みとコピーに腐る日々に、無駄なものは何一つ無いのだ、と諭してくれたスター社員の石橋。
酒の匂いをさせての出社、階段踊り場での女子社員との別れ話、そんなだらしなさを全て吹き飛ばすほどのキレのある仕事ぶり。
苦手意識もありつつもその仕事ぶりに憧れ、いつか名前を呼ばれたい、いつか一…

0

「彼と彼との家族のカタチ」コミコミ特典SSカード 耳元で・・・ グッズ

顔が緩むのは・・・

本品は『彼と彼との家族のカタチ』の
コミコミ特典のイラストカードで表面は文庫カバーイラスト、
裏面に番外SSを掲載しています。

SSは是永の電話に絡めた小話です。

ある日、
丈は恋人の是永がスマホを耳に当てて
嬉しそうにニヤニヤしている姿を見かけます。

条が是永に呼び掛けると
慌ててスマホをポケットにしまわれた上に
近づいていった情を抱き寄せようとしたので
何かごま…

0

「彼と彼との家族のカタチ」番外編ショートストーリー グッズ

自分だけのもの

本品は『彼と彼との家族のカタチ』の
初版限定挟込ペーパーです。

本編後、条のお弁当つくりのお話です。

是永は以前、他人の家で
朝食をもらうのは抵抗があると言っていましたが
条と恋人になってからは家族という意識になったのか
時々、朝食時にも現れるようになりました。

そんなある日、
条がみゆのキャラ弁当を作っている時に現れ
是永が子供の頃にはタコやカニのウィンナーに
憧…

0

彼と彼との家族のカタチ 小説

火崎勇  金ひかる 

大切な人と共にいるために

今回はネット通販会社の社長と
妹ともに祖母に引き取られた青年のお話です。 

家族に恵まれなかった受様と攻様が新たな家族をなるまで。

受様はロサンゼルスに住む20才の青年でしたが
両親が飛行機事故で亡くなって5才の妹と残されます。

受様は勤めをしているわけでもなく
1人では何もわからない状態でしたが
父の同僚の力を借りて妹とともに
日本に住む父方の祖母の元へと向かいます。…

0

「彼と彼との家族のカタチ」番外編ショートストーリー グッズ

こういうエピソードが本編に欲しかった

是永が条と恋人同士になってから、家族という意識が高まったのか朝食に時々現れるようになったと書いてありました。

そして条がみゆちゃんのお弁当を作っていたら是永が興味を示して…というお話でした。

まず可笑しかったのが祖母の勝子さんの作るお弁当が茶色でみゆちゃんに不評な点でした。勝子さんらしいと爆笑です。

それから条が保育園のママさん達と良好な関係を築いている事が分かりました。

0

彼と彼との家族のカタチ 小説

火崎勇  金ひかる 

ゔーん

火崎先生の過去作「好きなら一緒」「好きなら一緒 にっ」辺りまでは好きで良く読んでいたのですが、いつの頃からか遠ざかってしまいました。最近は何となくピンと来ない作品が多いんです。

でも小説Chara vol.44 2021年 7月号に載ってた「やり直すなら素敵な恋を」がとても面白かったのですが、他レーベルだしまだ書籍化してないのが残念です。

ここ最近不憫受の作品を立て続けに読んでいたので…

1

彼と彼との家族のカタチ 小説

火崎勇  金ひかる 

王道のストーリーではあるが

あらすじと金さんの描かれた優しい表紙に釣られて購入。
ほのぼので温かなストーリーをイメージして手に取りましたが、良い意味でその予想を裏切られる、心にジーンと染み入るお話でした。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。







アメリカに住む20歳の条は、飛行機事故で両親を喪ってしまう。
20歳ではあるもののまだ5歳の妹・みゆを伴いこれからどうしようかと思い悩むが、弁…

3

もう一度キスから 小説

火崎勇  北沢きょう 

見事なほどの攻めザマァ作品ですが、号泣しました。

浮気性のサイテー男×健気美人。

攻め視点の攻めザマァBLは、意外と珍しいですが凄くおもしろかったです。
健気で自分に素直な受けを振り回すだけ振り回して、ある日突然受けがいなくなった後、後悔しまくる様子が爽快でした。

5年後再開して、すぐに体の関係は持っても、なかなか心を開いてくれずにヤキモキ。読んでる途中に「もしかしてこれバドエンかな?」と思って心配になってきましたが、攻めが心を入れ…

1

真夜中が過ぎてゆく 小説

火崎勇  北畠あけ乃 

絵のおかげで何故か心に残っている作品

後書きに主従関係ものと書いてあったから購入したのに、読んでみたらどこが主従関係と困惑した作品。
確かに立場上では攻めは受けの親に雇われたバトラー、受けはその家の子供。
主従関係というのでしょうかこれは。
攻めの八束の性格は執事なわりに傲慢だし叱るためとはいえ水季をビンタするし、謝れと命令するしで、水季が可哀想で腹立つやらイラつくやら。
それでも何故か惹かれるのは、ひとえにカバー絵と挿絵を描…

0

三度目のキス 小説

火崎勇  高久尚子 

何年経っても色あせない名作!!

火崎勇先生の作品の中で1番好きで何十回も読み返して泣いた作品です。

シナリオライターの太一は親友であり将来を誓った恋人だった章吾を事故で亡くしてしまい、それから15年間、章吾を忘れられず、真面目に恋愛ができませんでしたが、ある日突然章吾の生まれ変わりだと名乗る少年麻人が現れます!

よくある設定ですが心理描写が緻密で泣けました。章吾が生まれ変わったのは2人の愛の深さ純粋さが起こした奇跡な…

2
PAGE TOP