いるいる
表紙の雰囲気の通りで、とても描写や空気感が綺麗な作品ですし、ほんわかしていると思います。
しかし、テーマが難しいので評価はしにくいですが、素人目から見ていわゆる御涙頂戴でもなく同情を誘うわけでもなく、とてもリアリティのある作品だと思いました。
bl味が薄いところが、あまりがっつりしたものが好みでない私のような方や初心者の方でも読みやすいと思います。
むしろblというよりももう1つの人…
何の前知識も入れずに読み始めたので、途中まで勝手に難聴の航平が受けになるのかなと思っていました。徐々に言動とか2人の雰囲気から、「あれ、逆か」と気付いたのですが、改めて読むと体格的にも普通に太一が受けっぽかったです(笑)。線の細い絵が儚い青春とマッチして、表紙のイメージが壊されることなく読み進められました。
障害という題材を扱う作品の場合、障害者の諦めからくる卑屈さや、健常者の押し付けが…