空汰
学生と社会人の恋愛になってしまったのでなかなか会えないのは仕方ないことなんですが、3巻は航平と太一が一緒にいるシーンが少なくてちょっと寂しかったです。最後に太一が航平の家に泊まるシーンはあるんですが、航平の嫉妬によって少し後味の悪い展開になってしまいましたしね。でも、太一の仕事面での成長や、航平が聾の人と接点を持って今一度自分の障害者としての立ち位置に悩むなど、このシリーズならではの魅力はたくさ…
この2巻では難聴という、ほとんど音が聞こえない聾とはまた違う障害レベルの大変さにもたくさん触れられていました。健常者からすると、聴こえないわけじゃないなら大したことないんだと思って普通に話してしまったりする。でも難聴だから相手が滑舌が悪かったり、通りにくい声質だったりすると上手く聞き取れないわけで、そのレベルを正しく理解してもらうのが非常に難しいんですね。かと言って聾の人間が集まる所へ行っても、…