さうりん
3巻までで2人とも高校性らしからぬところがあるなぁと感じたのですが、4巻を読んでいや、やっぱりまだまだ未成年なんだな、高校生らしいところもたくさんあるな、という印象に変わりました。淡々とした表情でありながら内心では天使と悪魔が常に競り合っている花岡(天使の方はあまり機能していないけれど……笑)が、可愛らしいなといつも思います。善次ももう花岡との関係を消極的に考えることはなくなって、「結婚」という…
お互い別の人と親しそうに歩いているのを見かけた場合、誤解してそのまましばらくすれ違ってしまうのが相場だと思うんですが、この2人に限ってはそうはならないところが面白いなと。善次が1人の時ではなく、健一郎もいる時に乗り込んでいく花岡の行動力はあっぱれでした。好きなのに別れようとした善次にはちょっと萎えたけれど、彼の過去を考えたら恋愛にのめり込めない気持ちも理解できました。後半は約束していた自慰プレイ…
読めば読むほど、野球部エースである攻め・花岡の魅力にハマっていきます。口調や表情は淡々としているのに全然クールキャラではなく、善次に対しての好意の熱量が半端ないし、いまどきの高校生らしからぬ行動力を発揮して常に好意を全力で表しているところに好感が持てます。「結婚」というワードもけっして冗談で口にしているわけではなく、愛する人と辿り着くべき極致だと純粋に考えているからなんでしょうね。そんな彼の勢い…
表紙からBLファンタジーも多めの可愛らしいラブコメをイメージしていたのですが、思ったより話の運び方や台詞回しが現実的で、良い意味で予想を裏切られました。高評価が多いのも納得。個人的に善次の容姿があまりタイプではなく、1巻はこの評価に落ち着きましたが、今後もっとハマっていく予感がしています(母親に似ていると言われるのが嫌だったならもう少し髪が短くても良かったんじゃないかと。でも、顔を隠したかったの…