灼さんのレビュー一覧

ハレとモノノケ 下 コミック

 

生きているのは尊いこと

ふたりに甘い展開はあるのか…?と、ドキドキして読み始めましたが
想像以上に甘くて幸せな結末でじんわり心が温かくなりました。

大きく感情が揺れ動くような感じはなく、淡々と日々は過ぎていくのだけど
その中で"ハレ"を大事にしたり相手を思う気持ちを大切にしたり。
穏やかな日常にも気付きがあるものなのだなと感じました。

得るものがあれば、当然失うものもあるけれど。

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ハレとモノノケ 上 コミック

 

大事なこと

山でひとりで暮らす高校生・八潮と不老不死のモノノケだという謎の男トキ。
そんなふたりのちょっぴり不思議なお話でした。

トキはモノノケだし八潮は山からひとりでは出られないというし
ホラーっぽい感じなのかな?と思ったのですが、それは最初だけでした。
八潮にアレコレと世話を焼き、掃除をし、さまざまな"ハレ"を大事にする。
そんなトキの教えはとても勉強になり、知らないこと…

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ハレとモノノケ 下 コミック

 

期待値が上がりすぎた

上巻が、他愛ないやりとりながら、言外に意味するところが大きく萌えで、じわじわ盛り上がり私の中で神評価だったので、下巻ではどうくるのかとめちゃくちゃ楽しみだったんですが、正直なところトーンダウンしてしまいました。

よかったんです。2人がくっついてらぶらぶで終わり方もいい。
上巻で感じた、何気ないやりとりに見せかけて萌えさせる描写もたくさんあってよかったんです。

でも盛り上がりとしては、…

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ハレとモノノケ 上 コミック

 

画力と言外で語らせる筆力

灼先生初読みです。
絵がいい。とても好きです。

ストーリーも見せ方もとてもいい。

他愛ないやりとりながら、隠れた本心を読ませる描写がお上手です。

淡々とクールな感じで、小ボケ、小ボケ、ツッコミ?的な笑いとテンポも良くて。

1コマ、1ページに言葉通りの意味と、絵の意味と、行間(自分がどこまで理解できているかは謎ですが)の意味があるから、何度も行ったり来たりして読むのにすごく…

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あおに鳴く 小冊子 グッズ

ニヤニヤかわいい

小冊子の電子化!!
とてもとてもありがたいです!!!

2つのお話が入っていて、どちらも2人の仲睦まじさや、かわいらしさが堪能できました。積極的な司朗に対する菊さんの反応ずるくないですか?ぶっとびますね、お赤飯炊きたくなりますね。司朗もどんどん男前になっていて大変です。特別な日もそうじゃない日も一緒にお祝い!?カッコよくてじんわりもする。ちょっとした言葉や反応がとても良い。

2つめは、…

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ベイビー・メニー・クライ コミック

 

さっぱりした恋愛

全くぎとぎとしていない、さっぱりした恋愛のお話でした。

収録作品の中では「はるのはなやさん」が一番好きでした。私が花屋の娘ということもあり、登場人物と共通する点が少なからずあったからかもしれないからなのですが、いくつもの年月を越えて再開した愛にほのぼのとした暖かい気持ちになりました。私的にははるのはなやさんの最後の一ページに尊さがつまっていました...。

他の方のレビューにあるとおり、…

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あおに鳴く 初回限定版 コミック

 

迷ってる人の為に書きます

きっちりあらすじを書きますので、知りたくない人は読まないで下さい。
知った上で興味を持つ人もいるだろうし、購入の前に教えてあげたくってレビューします。


懐いていたおじいちゃんが亡くなり、遺品の飛行機を飛ばしていると、見知らぬ男(受け)が池から現れます。
その男は記憶を無くしており、本来怪しいのですが、主人公(攻め)は何故か人助けだとその男を同居させます。
主人公は理由は分からな…

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ハレとモノノケ 下 コミック

 

あぁ、、、美しい

日本の四季、伝統、諺、歴史、、、、ここに不老不死のモノノケと人間の恋が交じるとこんなにも美しい物語になるのかと驚愕。

この2人、共に年を重ねて生きていくことが出来そうだなぁと想像できるラストでした。
八潮を想い感情を持つことで不老不死であるトキの中で刻が流れ出したのかなと。そしてそれはトキにとって幸せなこと。ラストシーンの

「俺に遺して 俺を息づかせて」

こ、こ、こ、こんなにロ…

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あおに鳴く・続 コミック

 

読後の余韻がすごいです。

タイムスリップという言葉に惹かれて読みましたが、ここまで号泣したお話は初めてかもしれません。

結末については、悲しいお話としての結末と、希望のある二つの解釈ができるかなぁと思いました。
(以下ネタバレですのでご注意ください。)


一つは、過去に戻った先で鴻さんが死んでしまうこと。
「あおに鳴く」冒頭で鴻さんが特攻隊員ということがわかり、過去のあの状況に戻ってから生存できる可能性は…

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あおに鳴く 小冊子 グッズ

絵が綺麗で悲しい

鴻さんが、司朗と過ごした時間は、ほんの一瞬の時空の歪みが齎したもの。
浅い夢のような、今も続いているような思い出

司朗さんと一緒の鴻さんが幸せそうで、ほんとに切ない。
戦争中の世界に戻らず、今世にとどまる選択をしてほしかった鴻さんの幸せそうな笑顔。
鴻さんが司朗と一緒に居たひと時、今世に居た証拠のようなSS。

物語のなかに「四月七日」が出てきますが、その日を調べると、
坊ノ岬沖…

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