猫柳ゆめこさんのレビュー一覧

初めまして、君の運命の番です 小説

滝沢晴  猫柳ゆめこ 

押しかけα物語

滝沢晴先生の作品が大好きです!

初めて滝沢先生の作品と出会ったのがこの作品で私の作者買いはここから始まったような気がします。

ドアを開けるとモデルのような男がいきなり
「初めまして!私が君の運命の番です!」
と玄関から入り込み、

「番なんですよ?やることは1つ。。。」

え!!え!!いきなり始めちゃうの!?
っと思ったら掃除を始める(笑)
(押しかけ旦那!?)

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極道アルファとハッピーウェディング 小説

谷崎トルク  猫柳ゆめこ 

人生塞翁が馬的な物語

トルク先生は、商業デビューする前からweb版で読んでいて、
なんとなく作風が好きで 作品をほぼ全部読んでいる。ホッとする結末が良い。

この物語はややコメディで、結婚相談所の担当、恩田が良い味を出していると思う。
婚約破棄で掴んだ幸せ。

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●笹塚 直央:オメガ 25才
直央の母はΩ、父はβ。高校の時に両親は離婚。
パラディソス・ホテル& リゾート 、ブライダル 部門 …

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そのアメ、おじさんには甘すぎます 小説

天岸あおい  猫柳ゆめこ 

献身的な愛に救われていく

私、このお話好きだな〜(*´∀`*)
義兄弟の恋愛物語、面白かったです。

義兄弟と言ったら、親同士の再婚で…と想像しちゃうところですが、この物語の「義兄弟」は違います。亡き妻の弟…という関係の「義兄弟」です。


救助隊員の真太郎が救助中に後遺症が残るほどの大怪我を負い、その間の世話を妻の弟である詠士にしてもらうってところから話が始まります。それまで疎遠だった詠士の世話になることに抵…

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極道アルファとハッピーウェディング 小説

谷崎トルク  猫柳ゆめこ 

花嫁修業の解釈でひっかかり…

幸せになれという希望と呪い。

冒頭から直央が不憫で(泣)
結婚式の準備もしてたのに婚約者から突然結婚できないと…。しかも蔑みの言葉までかけられ。

タイトル通りオメガバースもので結婚式がテーマです。最初は直央がウエディングプランナーとして勤めるホテルの、ウエディングのPRのために自分の結婚式を行う予定で、あと半年後に迫ってて今さらできませんって言えない!なことから結婚相談所で攻めこと大…

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極道アルファとハッピーウェディング 小説

谷崎トルク  猫柳ゆめこ 

まさにハッピーウエディング

始まりは辛くて、直央が呆然としてるの悲しかった。次に直央の置かれた状況、結婚式をあげるのに新郎が居ないって絶望的。心は傷ついたままなのに動かなきゃいけないって切なかった。
それでも大志との出会いは良かったと思う。契約には驚いたけど、大志なり考えたなが伝わる。
戸惑いながらも距離を縮めていく様子は微笑ましいし、大志の紳士的な態度も素敵だった。
元カレ達の策略には腹が立つけど、雨降って地固まる。…

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黒猫閻魔と獣医さん 小説

安曇ひかる  猫柳ゆめこ 

うまい一冊

桔っちゃーーーーん!
お話がとても巧みといいますか、うまいです!(何様?)

閻魔大王様の深い深い思いやりと配慮にもジーンと来ますね。

地獄で再会した黒猫ロクの小猫時代の初恋の相手、桔平。ええ!桔っちゃん死んじゃったの??

からの一月だけ現世に戻すからロクに監視せよと人間になって桔平と同居。

桔平と過ごす幸せな時間。
桔平のために役に立ちたくて頑張って頑張って。
小猫時…

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霊感男子はキスをねだる 小説

滝沢晴  猫柳ゆめこ 

悲劇だけど爽やかさも感じられる

霊感青春学園ものでしょうか。

怖いのに爽やかさも感じます。

翔が気の毒で気の毒で。霊感男子で毎日霊にちょっかいを出され奇声や奇行を繰り返し、クラスで一人ぼっちで。

でも翔には高校に入ってから優一郎という唯一の友達が。彼も霊が見えるらしくいい話し相手です。

翔がずっと友達がいなくてぼっちだったので、人との距離感がわかってなくて直彬にぶつかっていくのも、話が噛み合わないのも面白…

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初めまして、君の運命の番です 小説

滝沢晴  猫柳ゆめこ 

運命の番

【初めまして、君の運命の番です】というタイトルに
とてつもなく惹かれて読みました。

WGO(世界遺伝子機構日本事務局)が【運命の番】をマッチングできるようになって10年。
中学時代のオメガ差別がきっかけで引きこもりになってしまった彰のもとに、
「私が君の運命の番です」とやってきたWGOエージェントの宗一郎。
目的は、番である彰の社会復帰支援。
こうして押しかけてきた宗一郎によって、…

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コーラとアイスティーの境界線 小説

谷崎トルク  猫柳ゆめこ 

つかみは最高なのですが……

冒頭、お話の導入部分の緊迫感が凄いんですよ。
もう、ぐいぐいつかまれちゃう感じで目が離せなくなる。
うだるような暑さ、流れる汗、苛つくほどの蝉の声、本来なら丞が住んでいるアパートがあるはずの場所に設置されている駐車場に佇むふたりの描写だけで、このお話がいわゆる『記憶喪失もの』であることもさりげなく解らせてくれて、まさに「つかみはオッケー!」なんです。

お話は丞の恋人である瀬戸視点で進みま…

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黒猫閻魔と獣医さん 小説

安曇ひかる  猫柳ゆめこ 

ほんわかと、せつなさの塩梅がいい感じ。

元は黒猫で、今は閻魔大王の元で見習い修行中のロク(受け)がピュアゆえの天然というか、ちょいズレてて何とも愛らしいキャラで和みました。

攻めの桔平には、かつて黒猫だった頃とても可愛がってもらったのだけど、とある理由でその時期の桔平の記憶は封印されてしまっているんですね。
自分のことを思い出してほしいけど、それに伴って桔平にとって最も思い出したくない記憶も一緒に蘇ってしまうから、桔平と一緒に過…

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