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芽玖いろは
kurinn
ネタバレ
上巻のレビューでは終盤までカナメを好きになれなかったと書いたのですが、下巻ではイオリの愛を食べて別人のように変わっていました。 下巻ではイオリやリセの辿った道が詳しく書いていて、とてもやるせ無く感じました。 神父のように彼等を搾取する者もいれば、創り出した自分たち人間を苦々しく思いカナメのような人物が現れるタイミングを待っていた所長のような存在が居たことに救いがあったと思いました。 …
誰
薄っくらい部分に足突っ込んだところで終わっちゃったんですよね あたしの クローンは人間じゃないのかって悩みより カナメの中に芽生える 疑似パートナーの関係以上に愛したい衝動 上巻でたっぷり見せられた治験の横を時折かすっていった『かける愛情』と『育む命』 出生率の上昇と寿命の下降でそこを気にして読んだおかげか 受精卵クローンが人々の生活からなくなったセックスの練習台として活用…
面白いけどカナメのことが終盤まで大嫌いでしたね。ルックスもヤクザのフロント企業の社長みたいだと思いながら読んでいました。www あのメガネと服装のチョイスが印象的でした。 特にイオリが受精卵クローンと知った時のカナメの拒絶と興奮具合と、彼のイオリへの暴言に反吐が出ました。本当に自分勝手だなと。 イオリに罪はないでしょって思ったし、仲間であるリセが怒るのは当たり前だと思いました。ここで…
ネベ
イオリの過去が明かされる下巻。衝撃的でした。 DNAというかオリジン?がどうであろうと人間だよ、こんな人間らしいのに、って悲しくなりましたが、ちゃんと救済があって、本当にお互い愛を食べて人間になったなあ、と温かい気持ちになれました。 愛されることよりも愛することが大事なんだなって素直に思えるような作品でした。暖かい。 そしてイオリの旧友のリセのスピンオフが短編なのに見事!この二人くっつくには…
斜め上の設定だけど描いているのはまさに純愛。さすが芽玖いろは先生。何でも描けるんだよってことを惜しみなく発揮されている上下巻でした。 体細胞クローンや受精卵クローンなどという遺伝子工学の基礎知識はいるかもしれないけど、そこをすっ飛ばしても大体わかる気がする(多分) イオリの孤独がひしひしと伝わってきました。愛されたい、けど自分は愛されないって諦めている感じ、愛されたいって人一倍思っているのに自…
タイトルに魅かれはしたんだけど あまりのお久しぶりさに散々迷っちゃったんですよね 数冊読ませていただいてはいるもののハマれたのは【喪服の花嫁】だけっていう もう相変わらずだけど どうにも失礼極まりない状態で ただ 惚れた腫れた だけってのにちょっとお腹一杯だったし クセの強さ(いい意味です)より あらすじのサイエンス風にいい感じ乗っかれればいけんじゃないかと 甘いかな? …
湘子
イオリ×カナメ 下巻では、 重いシリアスな展開で 2人が大きな試練に直面したり、 心の葛藤に揺れ動いたりする。 感情的な緊張感が高まって、 胸が熱くなります。 イオリの出生と過去が解けてくると、 彼が愛情を抱えることができない 心には闇や苦しみが見えてくる。 愛を求め続けるカナメ。 他人の愛を受け入れられないイオリ。 2人のすれ違いや苦悩、 愛は本…
ポッチ
「愛を食べて生きている」の下巻。 上巻はカナメに焦点が当たった感がありましたが、下巻では「イオリ」という人物に焦点を当てて描いています。 イオリの過去が胸糞です。 大人の、イオリが住まう施設の大人たちの価値観がすべての世界。 そこでイオリたち子どもは、まさに管理されている。 都合のいいように。まるでそれは、さながら動くおもちゃのように。本誌中では「家畜」という表現を使っていますが…
作家買い。 芽玖先生作品はすべて読んでいますが、今作品はかなり上位に食い込む素敵な作品でした。 先生の描かれるそこはかとなく漂うダークで繊細な絵柄が大好きなのですが、さらにその絵柄にストーリーがぴったりマッチしている感じがします。そして、今作品もそのイメージを損なうことのない、そんな作品でした。 上下巻同日発売になった今作品ですが、ぜひ上下巻まとめて買われることをお勧めします。上巻だけだ…
イオリ×カナメ シリアスなお話だけど、 上巻の前半はコミカル要素も面白さと、 後半からは切なさとシリアスな展開が絶妙に絡み合っている。 笑いと感動のコンボが待っていということです。 未来社会が舞台の斬新な設定で、 セックスによる繁殖が 体外受精に置き換わった一方で、 出生率は増加傾向にあるものの、 人の平均寿命が低下しているから、 セックスでの生殖に戻すプロジェ…