杉原朱紀さんのレビュー一覧

泡沫の恋に溺れ 小説

杉原朱紀  相葉キョウコ 

泡沫の恋、ってそういうことね。

初めての杉原朱紀先生作品でした。
デキる弁護士高倉✕20歳(?)の大学入学予定の夕希。
ひとまわり以上の年の差あり、です。


夕希の年齢に?がつくのは、事故により幼少時の記憶がないからです。
自分が何者なのかわからないまま、養父母に引き取られ、愛情深く育てられます。
大学入学を控えた春、海外へ行ってしまう養父母から、夕希と同居し留守を任されるのが、知人の友人である高倉です。

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「臆病な恋を愛で満たして」電子限定おまけ グッズ

これが本編にあれば…

これ、ちょっと良いお話なんです。電子限定なのがとても勿体ないと思いました。これが本編に入ってたらもっと評価を上げたと思います。

壮志が悠を大事にしていたのは本編でも分かりましたが、悠の危機に後手後手だったのがとても残念でした。

でも、こちらのお話は悠の小さい頃から壮志が見守っていた事が良く伝わって来て、素敵なお話になっていました。また、自分勝手に思えた悠の母親のイメージも大分変わりまし…

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臆病な恋を愛で満たして 小説

杉原朱紀  陵クミコ 

今回も…

杉原先生の「敏腕社長は箱庭うさぎを溺愛したい」が自分には凄く合わなくて…、今回はファンタジー要素が無いので大丈夫かなと思ったのですがやはり合いませんでした。

攻め受けの両視点で語られているので、早々に両片思いだということが判明してます。
でもちょっとした出来事ですれ違ったり、攻の壮志が悠を大事にし過ぎるが故に盛大なすれ違いが起きてしまいます。
更に悠が生い立ち故か自己肯定感が低く、更に問…

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臆病な恋を愛で満たして 小説

杉原朱紀  陵クミコ 

おくびょうさん

クミコ先生挿絵だったので購入。攻め受けともキャラにそんなに入れ込まなかったので中立寄り萌にしました。本編230Pほど+後日談40Pほど+あとがき。モデルさんとか小説家さんとかが出てくるので、業界ものが好きな人なら嬉しいかも。

祖父母と幼いころから住んでいた日本家屋で、小説などを書いている壮志と暮らしている悠(ゆう)。祖母を亡くしメンタル的に落ち込んでいたころから、体の関係を持つようになり、も…

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臆病な恋を愛で満たして 小説

杉原朱紀  陵クミコ 

攻めが「ズルい大人」ではなくただの臆病者に見える

トラウマ持ちの臆病な受け。
彼の初恋であり、長い片思いが実るまでのお話になります。

元々作者さんのファンな事と、あらすじがどストライクな為購入しました。
や、年上の男性への切ない片思い大好きー!と。

で、こちら、しつこいですが設定がとにかくツボなんですよ。
えーと、訳あって赤の他人である攻めと同居してる主人公。
身内を亡くしと辛い時期を寄り添ってくれて、ただただ甘やかしてくれる…

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おひさま色の愛しいひと 小説

杉原朱紀  六芦かえで 

身元不明の二歳児を川で保護

王道もの。文章も綺麗で誤字が無いので読みやすい。
他の作品も読んでみたい。

--- 一体、椛はいつ幸せになれるのかと焦れる展開だったので、ネタバレ。

親を亡くしたばかりの、英国人の血を引く華族、金髪碧眼の九条千景は、
12才の時、川で二歳児の男子を助ける。火傷を負った男児の着衣には「椛」と縫い取りがあった。

千景は男子を助けた後、ひきとりたいが未成年なので、身元不明の男子の養…

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おひさま色の愛しいひと 小説

杉原朱紀  六芦かえで 

ゆっくりゆっくり育まれるところが良かった。

不幸な境遇にいる受けが、攻めによって救い出されて幸せになる王道のシンデレラストーリーでした。

何かというと折檻&残飯しか与えられないなんて、現代ものだったら悲惨すぎて読めないのだけど、時代物のせいか読めました。
まぁ人権なんて意識もなかったような時代の話だしな……と。

恋愛に至るまでがすごくスローペースなんだけど、そこが良かった。

今日種を蒔いて、半年後には実ってラブラブになる…

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おひさま色の愛しいひと 小説

杉原朱紀  六芦かえで 

王道なのかな?

良かった!
これは王道なんでしょうか。とってもよく似たお話を読んだことがあるのですが…。

主人公椛が不憫で。
早く迎えに来て!と思いながら読んでました。
本当にひどい扱いでしたね。惨すぎる。

千景様に迎えてもらって初めての家族に不安になる椛。
あんな店でも感謝してて。捨てられたと悲しんで。
違うんだよ!逃げられて迎えられて幸運なんだよ!

この先は千景や大人たちが椛を可愛…

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「敏腕社長は箱庭うさぎを溺愛したい」コミコミ特典SS小冊子 グッズ

これが本編にあれば…

本編は中立にしてました。何故なら灯が真広を引き取った経緯があっさりとしか書いて無かったので、どうして溺愛するのかが良く分からなかったからです。

こちらのコミコミさんの小冊子では、灯視点での真広の父親との思い出や関わり合い、そして事故で真広だけが助かった時の様子や引き取って育てると決めた経緯が事細かに書いてありました。

そして近衛とのやり取りで本当は鳥海をどう思って、どんな気持ちで真広を…

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敏腕社長は箱庭うさぎを溺愛したい 小説

杉原朱紀  猫乃森シマ 

最後までモヤモヤ

杉原先生の作品は「僕のハートを召し上がれ」しか読んだ事がありませんでした。なのでこのお話のスピン元である「年下オオカミ君に愛情ごはん」は未読です。

未読であっても楽しめるとあとがきに書いてありましたが、私的には読んでいた方が理解し易かったと思いました。

文庫本にしては350ページ近くあり、とても読み応え充分でした。
でも独自な世界観が分かりにくいのと、真広の養い親の特殊な設定が意味あ…

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