杉原朱紀さんのレビュー一覧

年下オオカミ君に愛情ごはん 小説

杉原朱紀  猫乃森シマ 

軽~く読めるもふもふラブコメ

定食屋店主柊也と獣人なバイト隼斗のお話。三人称で視点は二人を行き来する形なので、外側から両者を見つつ二人ともの心理描写が読めて、漫画を読んでいるかのよう。軽く楽しめるラブコメで、癒し系としても読めそうなゆるさが良かった。

舞台は柊也が営む小さな定食屋。出される料理は、食べると獣人たちがちょっと元気になる(意訳)、という設定が面白かった。そしてケモ耳シッポや覡、番といった盛り盛り設定がどんどん…

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宵闇お宿の鬼の主のお嫁様 小説

杉原朱紀  鈴倉温 

此岸と彼岸の間にあるお宿



囲い込み系スパダリな元鬼の頭領で現宿屋の主人と薄幸系先祖返り霊感少年


両親が亡くなってから唯一自分を愛してくれた祖母が亡くなり、身を寄せていた伯父宅を追い出されることになっている凪(受け)は、妖に操られた従兄に殺されそうになります。
そこを助けてくれたのは、幼い頃あやかしに襲われていたところを助けてくれた鬼の時雨(攻め)でした。妖のいる場所と人間のいる場所の境にある宿「ゆわい」…

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宵闇お宿の鬼の主のお嫁様 コミコミスタジオ限定SS小冊子 グッズ

うーん

無料の小冊子に対して言うことじゃないですが、もっと違うお話を期待していました。

時雨と凪が凪の祖母の墓参りをすることや、《ゆわい》の先代の主である柊へのお土産のエピなどはとてもホッコリさせて貰いました。

ただ、個人的には端折られた鬼の里への挨拶の方が読みたかったです。
時雨の策略によってただ立ち寄るだけになってしまったらしいですが、その時の皆の慌てる様子とか彼等の会話がちょこっとでも…

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宵闇お宿の鬼の主のお嫁様 小説

杉原朱紀  鈴倉温 

前作が良かったので

もう杉原朱紀先生の作品は読むのを止めようと思ってたところ、忘れて購入した「神官騎士は黒翼の忌み子を寵愛する」が凄く良かったので今作も購入してみました。

ところがです、凪の性格が好きになれずに困りました。謙虚さも度を越すとマイナスになりますね。特に自分の命を軽視するのに嫌悪感を感じてしまいました。健気受け大好きでもこれはいただけませんでした。

作中でも凪のこの考え方が時雨にとても失礼で、…

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宵闇お宿の鬼の主のお嫁様 小説

杉原朱紀  鈴倉温 

面白かったけど、全体的にTLっぽい

人間界と妖界の狭間に潜む、宿屋「ゆわい」を舞台に、様々な妖怪達と交流する〝癒しの妖ファンタジーBL〟です

癒しを求めて購入しましたが、個性的な脇キャラ達がワイワイ登場して、本格和風ファンタジーとしても楽しめる一冊でした。
が、肝心の恋愛部分が終始溺愛の平坦な印象で、残念ながら好みじゃなかったです……

両親を早くに亡くし、駆け落ちで生まれた為、親戚中から疎まれて育ち、更には人ならざる〝…

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宵闇お宿の鬼の主のお嫁様 小説

杉原朱紀  鈴倉温 

清らか

鈴倉先生挿絵だったので購入。読んではみたものの、攻め受けともシンクロできず、盛り上がらなかったので中立にしました。清らか健気受けがお好きな方でしたら良いのかも。本編290P弱+後日談20P+あとがき。

幼い頃に両親を事故で亡くし、自らも足に少し障害がある凪。なんとか高校を卒業し、世話になった伯父の家を出て一人で生活しようとしていたのですが、様子のおかしくなった従兄弟から襲われ・・と続きます。…

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宵闇お宿の鬼の主のお嫁様 小説

杉原朱紀  鈴倉温 

本当の意味での"家族"とは

表紙の雰囲気といい、タイトルの感じといい、想像した通りのふんわり優しいお話でした(*´꒳`*)

不憫な生い立ちで育った健気な性格の主人公・凪が、鬼の花嫁となり幸せな結末を迎えるハートウォーミングストーリー。
設定や登場人物、ストーリー展開は細やかで凝っていまして、サラッと読めるかと思いきや見応え抜群。体感的にもボリュームたっぷりに感じました。


舞台は、『ゆわい』と呼ばれる"あやか…

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臆病な恋を愛で満たして 小説

杉原朱紀  陵クミコ 

評価に悩む作品

一応、萌2です。


悠は年の離れた壮志と、亡き祖父母との縁で同居中&密かに片想い中。
作家兼脚本家の壮志の身の回りの世話をしつつ、大学に通っています。
母親から「恋は終わるもの」との認識を無意識に植えつけられ、恋愛に関しては全然前向きに捉えていません。
だから、壮志に気持ちは伝えない。
身体を触れ合わせる関係であったとしても。

と、これだけだと切ないなーと思うのですが、壮志視…

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傲慢な誓約 小説

杉原朱紀  駒城ミチヲ 

物語が広範囲!

物語の展開が思いの外、広範囲で驚きました。冬貴の出自が、物語の展開を動かして面白かったです♪

13年前の事件、母親からの告げられた真実、篠崎家のお家事情…背負うには多すぎるぐらい冬貴は大変な目に遭っているのに、自分で抱え込んだり責任感じて壁を作っているのを壊したのが久隆だったんだなぁ〜と思いました。

とある『指輪』で物語も更に動き、徐々に久隆に心を許し始めて惹かれていっていた時に疑心暗…

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抱きしめてくれないの? 小説

杉原朱紀  陵クミコ 

初心者カップルのデート指南のような…

2016年刊。
受けキャラがホストってあらすじと、陵さんの挿絵につられて『読みたい本』にチェックしてあった一冊。

無愛想なパティシエ・葛原(くずはら)に人当たりの良い話術を指導してやって欲しいとの頼まれ事を快諾したアパレルショップ店員の颯季(さつき)。
日頃から女性客を惹き付けている颯季だが、指導者として見込まれただけあって言葉にしての教え方が大いに参考になる。
ファッションに無頓着な…

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