古藤嗣己さんのレビュー一覧

機械兵士と愛あるブレックファースト 小説

風祭おまる  古藤嗣己 

読後感ほんわり

初読み作家さんでしたが、冒頭から惹き込まれ一気に読了しました。
人物の内面や情景描写が、とても緻密に描かれてました。
やはり人外×人間のSFモノというと哀しく切ないイメージを持っていたのですが、
でもこの物語は前向きというか
終始その隔たりを感じさせない空気感と、すごく純愛で希望が見えてくるような爽やかさがあるんですよね…

甘えたなジェフリーの、フワフワユルユルほだされ具合はクセにな…

0

機械兵士と愛あるブレックファースト 小説

風祭おまる  古藤嗣己 

受けを好きになれなかった…

中立評価ごめんなさい。

まず一番の理由として、受け(40代)の喋り方に引っ掛かってしまいました。
一人称の僕ぁ(ぼかぁ)。
~でさぁ、~なんだろうねぇ、~じゃないよぉ…といった小文字。

表紙のイメージから勝手に、穏やかで年相応に落ち着いた機械整備工なおじさまかな?と思っていたんですけど、読み始めてすぐに、違うわ、こりゃ可愛いおっさんだわ…と少し本を閉じたくなりました。(好みの問題)…

4

機械兵士と愛あるブレックファースト 小説

風祭おまる  古藤嗣己 

こんな機械よりのアンドロイド彼氏初めて見た

遊び心のあるちょっと適当なゆるふわおじさんジェフリーが最高。
リアムは人間だったら24時間彼氏を盗聴してるヤバい人だけど、アンドロイドだから期待を裏切らない王子様ムーブしてくれて格好良かった。彼にも抱えた思いがあって、気が付いたら幸せになって!と応援していた。
雑誌掲載時からの書下ろしがガッツリあって、倍くらいに贅沢ボリュームアップ。アンドロイドと一緒になったら避けて通れない話もクリアした二人…

3

機械兵士と愛あるブレックファースト 小説

風祭おまる  古藤嗣己 

愛おしい戦闘兵器

表題作既読です。
電子で先行配信されていた表題作がすごく好きだったんです。特に、元戦闘用アンドロイドのリアムが。
まさかその後の2人が紙本で読めるだなんて嬉しい。
(表題作部分に関してのレビューは電子配信版のページに投稿しています)
大きく変わっている部分はないかな?と思いますが、一つ挙げるとするのなら、とあるシーンの書体の変化。
もう、これはあまりにも憎い演出でした。たまらなかったです…

2

機械兵士と愛あるブレックファースト 小説

風祭おまる  古藤嗣己 

恋人兼おふくろ、のような…

2021年刊。
先に配信されていた電子書籍のほうを読みたいなと思ってチェックしてあったところ、書き下ろし後日談付きで紙本化されたと知って早速買ってきた。
第2の地球?のような惑星で先住民と共存していたり、生活様式が現代とさほど変わっていない様子は、SFのはずなのに日常味が強い。
まるで子供の頃に読んだ児童書『岩波・SFこども図書館』を彷彿とさせる未来観設定だからだろうか、初読みなのに懐かしい…

2

機械兵士と愛あるブレックファースト 小説

風祭おまる  古藤嗣己 

奇抜な設定に反して、予想外に優しくてあたたかい素敵なお話でした

小説投稿サイト掲載作品に加筆修正、更に書き下ろしの後日談を加えての書籍化になります。

こちらですね、戦闘用アンドロイドが攻めと言う異色作品でして、完全に好奇心から手にとったんですよね。
が、その奇抜な設定に反して、予想外に優しくてあたたかい、心を打たれる素敵なお話でして。

戦闘用アンドロイドと、彼等専門のメカニック。
戦争が終わった事で社会から「不必要」だとされた二人が、心を通わせ…

8

機械兵士と愛あるブレックファースト 小説

風祭おまる  古藤嗣己 

感情が育てられてく

感情を持たないハズのアンドロイドと人間が心を通わせる。
SF感があってとっても面白かったです!!!

これは私だけかもしれないんですが、童心に返る感覚もありました。絵本の中で読んだことがあるような、ないような、あやふやな記憶の遠い遠い昔にロボットと男の子が仲良くなるお話をワクワクしながら読んでいる自分と今の自分が重なるというか…。(純真さはまったく違うけどw)

なので絵本ではないけれど…

5

最強の夫婦騎士物語 小説

海野幸  古藤嗣己 

ダリオが愛する人の為に価値観を変えるまでの物語

文庫の帯は、『俺は貴方に、屠られたい』
屠る ホフル:1 からだを切りさく。また、きり殺す。 2 敵を破る。打ち負かす。

騎士物語、戦闘シーン無し。賊と対戦程度。
「ダリオとアルバートは、一番強い精鋭部隊所属の騎士」
第六師団は尖兵、常に全線先兵・シンガリ。唯一戦力の師団。

アルバート: 金髪碧眼の美男子 第6王宮騎士団部隊長、美しい悪魔のように強い 攻防バランス良い戦闘。
ダ…

3

最強の夫婦騎士物語 小説

海野幸  古藤嗣己 

色々な強さがあるんだなぁ……

私、この本、タイトルで損をしている様な気がします。
「とっても腕の立つ騎士夫夫のお話なのだろうなぁ」と思っておりまして、読むのが後回しになっていたんですよ。強い騎士夫夫ならそれほど葛藤はない話なんだろうと思ったんですね。

読んで印象が変わりました。
何人かの方が書いているんですけれど、ダリオって強くないんですよ。
確かに腕は立つ。
でも、酒に弱い体質で、おまけにそれを隠したりごまかし…

5

最強の夫婦騎士物語 小説

海野幸  古藤嗣己 

最強なんだろうけど……

二人のスペックを並べてみれば「最強」なのは間違いない。
事実、最強なんだと思う。
だけど、あんまり受けの強さを実感できないところが残念でした。

というのも受けのダリオは下戸で、そこが彼にとってのアキレス腱なんですね。
そしてダリオを強引にものにしようとする他国の王子に付け狙われるんだけど、2回も酒でふらふらにさせられて貞操の危機に陥ってしまう。
2回ともヨロヨロになってピンチに陥って…

5
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