円陣闇丸さんのレビュー一覧

情熱のきざし 小説

遠野春日  円陣闇丸 

展開は予想を裏切らないが、全編穏やかにどきどきしつつ読み終えられます!

長く続くシリーズですが、
このお話、派手な展開はないのに離れられない。
それはひとえに、主人公二人の魅力なのかなと。
遥さんはいわゆるスパダリv
佳人さんは健気で凛としているのに、エロいv<ココ重要!

今回はまた新しい展開ということで、
どうなるのかと期待して読み進めていったのですが、
その期待を裏切らない出だしであります!

読み進めればこうなるのかなという、
先読…

0

二重螺旋 1 コミック

円陣闇丸  吉原理恵子 

絵がやばい、内容は好みじゃないけど面白すぎ

実は近親相姦は大嫌い。信じて抜かす設定なのに、
絵が。。絵が綺麗すぎて読むのを止められなかった。攻めがイケメンすぎて怖い。。全体的に人物が美しい、受けも美形だけど、攻めがかなりヤバイ。身体の筋肉もバランスも綺麗で目が離せない。。もう近親とかいらない、別々だと考えるようになって最後には超面白い!!となった、早く2巻が読みたい!!

2

好奇心は蝶を殺す 小説

北ミチノ  円陣闇丸 

膨大なボリュームのデビュー作でしたが、楽しめました!

長らく腐女子をやっており、BLの全寮制学園ものは、漫画や小説、ゲームなど身近なものとして嗜んできました。全寮制学園ものという事で、この本を読み始めた時もデビュー作でこの膨大なボリュームに慄きつつも、「書かれ尽くしたこのジャンルをエブリスタの大賞作ではどう料理されているのか?」という、まさにタイトルと同じく好奇心から手に取りました。

この作品は、他の人もおっしゃる通り、過去の偉大な作家…

6

情熱の宝珠 小説

遠野春日  円陣闇丸 

時代は変わる

この夫夫を追いかけはじめて数年たってますが、熟してます&まだまだ熱々。そんな二人に前作で登場した冬彦くんがどう関わってくるのか!というお話でした。時代を反映しているなあと思う本編200P弱+艶シリーズのカプの短編18Pほど+あとがき。カプ達皆好きなんだわ。(カラー口絵は肌色一色、ユデダコみたいに照れてしまうかもなのでご注意)

前作で育ててくれた祖父を亡くした冬彦君、事件が解決し祖父に別れを告…

6

好奇心は蝶を殺す 小説

北ミチノ  円陣闇丸 

寄宿制男子校好きの女子の夢がつまってる

本屋でまずその分厚さに驚きました。お馴染みキャラ文庫で約2冊分のボリューム。ちょっとあとがきを立ち読みしたらなんと新人作家さん。新人でこの量を書けるって骨のある方だと思います。内容も大好きな欧風男子寄宿学校ものだったので購入しました。

学園のある生徒の自殺事件から話が始まるっていうのは萩尾望都先生の名作「トーマの心臓」を思い起こします。あれはドイツのギムナジウムでしたがこれはフランスのミッシ…

2

水に映った月 小説

かわいゆみこ  円陣闇丸 

隠れた名作

少し前にパブリックスクール物が流行りましたが、20年近くも前に同ジャンルでこんな名作があったとは。しかもかわいゆみこさん作の円陣闇丸さん挿絵。繊細かつ耽美がこれでもかという位つまっている名作ですよ。

主人公のロレンスは厳格なカトリック司教の家に生まれたのに先天的なゲイで18歳まではっきりとはそれを自覚していなかった。しかも当時のイギリスでは同性愛が法律で禁じられていた。という悲劇に向かうしか…

1

暁天の彼方に降る光 下 小説

和泉桂  円陣闇丸 

性愛のみで終わる話ではなかった。深く感動!

ついに最終巻か……
長かった、実に。
倦怠感がありつつも、大きな満足感に浸されています。
やった事はないのですけれども、フルマラソンを走った後ってこういう感じじゃないのかしら?

前巻読み通した結果、一冊ずつを読んだ後には感じなかったこと、考えなかったことがあったので、この本の感想と言うよりはシリーズ全体を通した感想となります。

なんだかんだ言って一番感じているのは『人の心というも…

3

暁天の彼方に降る光 上 小説

和泉桂  円陣闇丸 

全ては『下巻へ続く』

あと2冊かぁ……
最初はあまりにも仰々しく感じてしまった『清澗寺家サーガ』。
第二部が始まってから、ズンズン来る面白さに填まってしまって大変です。
もっと先の巻に書かなければ意味がないかもしれませんが、最初の方に共感出来なかったり「?」と思う所があっても、それにかまわず読み進めるべきです。
後から段々解ってくるんですよ。

サーガの最後を飾るのは、やはり国貴と和貴の物語です。
国貴編…

2

暁に堕ちる星 小説

和泉桂  円陣闇丸 

抑圧は体に悪いことがよく解りました

『抑圧されて育つことがどれだけ不幸を生むか』について深く考えさせられた物語でした。
それもねぇ、今作の主人公である貴郁は、養子に入った和貴に捨てられまいとするあまり自分で自分を縛ってしまっているから、他者からの力によって抑圧されているよりもたちが悪い。
そんなことを思っていて、ハタと気づいたのは、このシリーズは清澗寺家の淫蕩な血を巡って展開していますけれど、実は『家』というものに抑圧され続ける…

7

太陽は魔狼に耽溺す 小説

鹿嶋アクタ  円陣闇丸 

学習した魔狼は可愛いが

円陣先生なのでマストバイ。北欧神話ものでした。攻め受けともなぜかそんなにシンクロせず、サクッと読み終えてしまったので萌。神話の???に気を取られ過ぎたのかも。本編260P超+あとがき。

双子の姉(ソル、太陽の運び手)はスコール(狼、フェンリルの子孫)に丸のみ、双子の弟(マーニ、月の運び手)はハティ(狼、フェンリルの子孫)に丸のみ。その結果、太陽と月が消え神々の黄昏(ラグナロク)の始まり始まり…

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