ymzさんのレビュー一覧

キーリングロック コミック

ymz 

キーリングロック

男の子たちの恋愛ではなく、その根底にあるような人と人とのつながりを描いているように感じました。

「十識」って名前、なんだかとても素敵ですね。
終盤に彼が人を監禁するに至った経緯…というか彼の過去が明かされるのですが、一回目の読了時にはいまいちピンときませんでした。特別インパクトのある過去ではなかったからかもしれない。むしろ多くの人が共感できるのでは、とも思えます。

けれど繰り返し読ん…

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キーリングロック コミック

ymz 

優しい、優しい話

淡々としたお話なんですが、読み終わった後しばらく動悸が治まらなかった…
電子で買った事を本気で後悔した一冊。。
紙媒体での買い直しを本気で悩んでます_:(´ ཀ`」 ∠):_


この物語自体が、十織が書く
ひとの現在も過去も許すようなやさしい話でした。

皆それぞれ傷を抱えて、病み方もそれぞれで、だからこそ寄り添う事の難しさや、理解する事の難しさがある中で、誰かの中に自分の居場所…

2

ラブラド・レッセンス コミック

ymz 

一つひとつのモノローグが印象深い

 最後まで濡れ場はないのですがとにかく心情描写が上手く、魅せるなぁという印象が強く残りました。特に医師である睦の繊細な気質は言葉で表現するのが難しい類のものだと思うのですが、すとんと腑に落ちるくらい納得しやすかったです。不器用な睦には、多少図々しいくらいに踏み込んでくる春次の存在が意外にもしっくりくるんだなぁと。春次といると、自分の欲しかったものを思い出すという睦の台詞が大好きです。春次も何も考え…

1

ラブラド・レッセンス コミック

ymz 

何度でも読み返したくなる作品

この作品を読むのはもう何度目か、というくらい読み返しています。
何度読んでも色褪せず、いつも心が洗われたような気持ちになれる作品。

夢を追って写真を撮り続ける藤代と親の姿を追って医者になった日賀。
藤代の怪我による入院で知り合ったふたりの話です。

明るくて素直な藤代とぶっきらぼうな日賀は本当に正反対。だからこそ惹かれ合う気持ちがとても丁寧に描かれています。
好きなことをやっている…

2

ハッピーバースデー コミック

ymz 

学生時代にタイムスリップした気分

大学時代からの親友3人の話です。

会社員の朔人は正義感とお節介が激しい感じはあるもののふつうの子。
ショップ店員の悠太郎は白黒ハッキリ、言いたいことをずばずば言うタイプ。そのせいで高校時代に悲しい経験をしています。
バーの店長の恒助は物静かで聞き上手な印象。うまく距離が測れない父子家庭だったため、心に傷があります。
朔人と悠太郎はノンケ、恒助はゲイですが、そこを気にすることなく付き合え…

3

ハイ・ファイ・ランデブー コミック

ymz 

大好きな作品です

幼馴染の筒二と孝司。かわいい純粋なお付き合いです。エロはありません。中三で2人が卒業すれば廃校になる、全校2人だけの最後の生徒。2人高校はバラバラでもう安易に会える事はできなくなります。卒業までの1年と、十年後(少し)のおはなし。

全て2人の話。
1話ごとゲストを交え、ゲストとの抱える問題、交流の中で何かしら感じながら、好きなままいつのまにか離れてしまわないよう、ずっと一緒いる為にはどうし…

8

ハッピーバースデー コミック

ymz 

友情の影響力は大きい

 ストーリーの構成や台詞にはぐっと心を掴まれた部分もあるのですが、萌えられる部分が少ないというか、くっつくまでの流れに徹して描いているので糖度はあまり高くないまま読み終えてしまいました。逆に、ここまで友情と恋愛をしっかりリアルに追求して描かれたBL作品も珍しいかと。3人の友情が一度崩れてしまい、でもそれぞれ誰かの言葉に背中を押されてまさに雨降って地固まるように更に強い絆になったように感じました。恋…

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ハイ・ファイ・ランデブー コミック

ymz 

まさにランデブー!

中学3年生の筒二と孝司は過疎の村の末っ子として野山をのびのびと駆け回りじゃれ合い過ごしている。高校受験を控える2人は周囲の人々が踏み出す一歩に背中を押されるように、新しい道を選んでいく…

過疎化が進んむ村で趣ある木造校舎に通う2人の生徒が主人公。お人好しで猪突猛進、チョロい筒二。冷静だけど少しボケてて若干あざとい孝司。
田舎で人の目が少ないのをいいことに手を繋いだらはしゃぎ回ったりする2人…

3

さよなら、ヘロン コミック

ymz 

二人の幸せを祈る

表紙につられて、購入しました。
中立評価にしたのは、自分が求めているホッコリした気分になる内容ではなかったからです。
さらっと読み進められるのに、どこか考えさせられる感じがありました。愛という言葉は使わず、一緒に居られたらそれだけでいい。。。私には物足りなく感じてしまいました。
好みで評価が分かれる作品ですね。
こんなに深い内容なのに、初コミックでびっくりです。
ymz先生の、他の作品が…

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キーリングロック コミック

ymz 

ゆっくりと未来へ。

今年3冊目ですね!
セカンドコミック以降なかなか新刊が出なくて飢えていましたが、あれよあれよでもう通算5冊目のコミックです╰(*´︶`*)╯

ほっこりと心があったまるようなお話が続いていましたが、今回は暗め。
デビューコミック「さよなら、ヘロン」寄りの低温で寂しげな空気感を纏ったお話でした。
率直な感想をちょっと先に書いてしまうと、今作はストーリー自体はやっぱりすごく“ymzさん!”っ…

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