ふばば
整体師とサラリーマンの、王道といえば王道な展開の作品でした。高山の曽根との距離の詰め方はかなり慎重で、ノンケ相手だからけっして無理強いするようなことはなく、あくまで曽根の気持ちを確認してからというところには好感が持てました。と同時に、彼よりも前からずっと曽根のことが好きで、慕ってますアピールを散々してきた後輩の白木に愛着が湧いてしまい、高山とくっつくんだろうなと予想しつつも、途中から白木を応援し…
実際の年齢的にもビジュアル的にも、ちょうど若者とおじさんの狭間くらいにいる同級生2人の物語。20代ほどの勢いもなく、かといって40代ほど落ち着いてもいない、30代って複雑な年代ですよね。お互い時々彼女はつくるけれど、しっくりこなくて結局別れてしまう。昔から互いを知り尽くしていて、気張らなくても隣にいるのが心地良い、そんな感情から発展していく恋の物語は、何度読んでもすっと心に入ってきます。義明の気…
本編以外にも2つ短編が収録されていて、割合的には以下です。
「箱庭の人形」 5割
「素直になんてなれない」2割
「素直になりなよ?」 2割
「箱庭の人形」あとがき 1割
【箱庭の人形】
ヤンデレ攻めに惹かれて購入しました。
カフェの常連だった攻めのひとしと、店員である恵が付き合っているとのころから始まります。
攻めは一見はスパダリで、誰もが羨むような余裕のある大人…