英田サキさんのレビュー一覧

メメント・モリ 小説

英田サキ  yoco 

死を思い、そして

三月の終わりに出ました、英田サキ先生の「メメント・モリ」です。
メメント・モリという言葉の意味については英田先生があとがきで書かれていますので、このレビューでは極簡単に一言、「死を思う」です。
メキシコの架空の町、オルティナでアメリカ人の元グリーンベレー隊員エディと、麻薬カルテルNo.2を養父に持つアキは出会い、惹かれ合う。
yoco先生のスタイリッシュな表紙の左側の人物、銃を持っているのが…

9

たかが恋だろ コミック

英田サキ  山田ユギ 

義兄さんは攻めでお願いいたします。

帯に義兄さんは受けとあって山田ユギ先生も共感されていたので、そうなのか、受けなのか……私的には攻めでお願いしたいと思います。

泉己の死んだ嫁さんのノロケ話、真が話を振っといて馬鹿馬鹿しいはないよね……。
嫉妬からかも知れないけどその態度はには幻滅です。

なのに、以外と図太い性格でね。逃げも隠れもせず堂々としてるのは好きです。
自分の言ったことで泉己を傷付けてるってわかってないのかも…

4

密約のディール 小説

英田サキ  円陣闇丸 

王道だけれど

作家買いです。何というか、まさに王道といったお話でした。

内容をざっくりと。スミマセン、ネタバレしてます。



偏差値の高い全寮制の高校で、高校三年生の時に寮で同室になった水城と鴻上。その高校は学費も高く、家庭が金銭的に余裕のある子息の多い高校でもあり、水城は大企業の社長令息。
金銭的に裕福ではないけれど、成績がよく奨学金を受けながら通う生徒もいて、鴻上はそのタイプの生徒。
社…

14

今宵、天使と杯を 小説

英田サキ  ヨネダコウ 

アル中リーマンとヤクザが出会い生きなおす物語

とってもいい話でした。

無精子症のうえEDで妻に見限られ会社からもリストラされたアル中男が、なぜかヤクザに惚れられて2週間の期限付きで付き合うことになった。
初めは怖くて逃げたい一心だったのになんでかきっぱり断れなくて、そのうち絆されてズルズルと付き合うことに…。

柚木の夢に出てきた柚木&四方の天使姿は頭に輪っかを浮かべ背中に小さな羽までつけた可愛くも神々しくもないヒネた姿でした。

5

DEADLOCK 3 DEADSHOT 小説

英田サキ  高階佑 

なんで

申し訳ないのですがなんでこんなに高評価なのか分かりません・・。
1巻は面白くよめたのですが2.3巻と読み進めていくうちに
なんだかだんだん読むのが面倒臭くなってきてしまい斜め読みに・・。
ハードーボイルド的な展開も目新しい感じもなく
受けも攻めも最後の最後まで付き合うかどうしようかウジウジしていて
イライラしました。
この方の作品は好きだけどウジウジして身を引く→やっぱり出直す
が多…

5

くぐもったドラム 小説

英田サキ  えすとえむ 

ドラムは太鼓

2年分の記憶を喪失したルドルフが、記憶を取り戻そうとする時に、頭に鳴り響くのが太鼓(ドラム)です。表題の言葉そのものをページで見つけた時は「これか!」と思わず叫びそうになりました(笑)

ルドルフがエルンストという恋人と別れたことを覚えていなかったのが一番の不運ですね。最終的に、ルドルフはマティアスをちゃんと思い出しはしないものの、再び愛するようにはなるのですが、かなり終盤まで切ないです。

2

エス 小説

英田サキ  奈良千春 

う~ん・・・

今更ながらにシリーズ物の一冊目をお試しで購入
自分はもっとはまれるかと思っていたのですが・・・
なんでしょうね
交渉人シリーズが好きな人はこれも面白いよ的な感想をどこかで
みて買ったのですが
自分はそうでもなかったです
受けのおバカっぷりが・・・
警察官とは思えぬ失態続き
盗聴器のしこまれたお土産を素直に持って帰り
危ないと周りからさんざん言われていた人物からの飲み物を頂く受け・…

6

くぐもったドラム 小説

英田サキ  えすとえむ 

高雅で感傷的なドラマ

時は19世紀、プロイセン軍の大尉ルドルフと中尉マティアスの恋。
珍しい舞台設定、英田さんの超訳、えすとえむさんの挿絵、と
魅力的な要素に惹かれて購入。

普澳戦争が勃発する中、互いへの愛を全うする為に
除隊して共に生きようと誓い合う二人だが、
いざというその日に、落馬によりルドルフが記憶障害に……
2年間の記憶を失い、マティアスとの関係も忘れてしまう。

戦場でのシーンは冒頭のみ…

7

くぐもったドラム 小説

英田サキ  えすとえむ 

とってもハーレクイン

ハーレクインの海外作品超訳シリーズ。
いよいよ英田先生登場。

今回はちょっと昔のヨーロッパを舞台にした、軍隊の上官と下士官の秘めた恋。
英田先生って、DEADLOCKシリーズのように海外を舞台にした翻訳物っぽい文体の作品もあるので、こんな風な時代がかったハーレクイン展開とも相性ばっちり。
むしろ、記憶喪失だのすれ違いだのっていう王道メロドラマ展開を、振り切って繰り広げられるのは、ハーレ…

5

密約のディール 小説

英田サキ  円陣闇丸 

これぞ好みの、The BL!

3月から4月、そして5月と発刊が遅れた新刊。
円陣さんの挿絵ということで、期待が高まるとともに
同じレーベル、同じ組み合わせ、でスカだった作品の記憶がよぎり
ちょっと不安もありながら手に取った。

結果、これは好きっ!
好みの「The BL」だった!
会社買収を背景にした、同級生の再会LOVE。

          :

かつて金持ちの子弟が集まる全寮制の男子校で
同室だ…

12
PAGE TOP