芥さんのレビュー一覧

"ご休憩"しませんか?お隣さん コミック

 

素敵なお隣さん

一見チャラく見える有楽の過去は想像以上に重たいものでしたが、どんな時でも笑顔だしどんな仕事でも全力で取り組む姿勢から、その過去を乗り越えた強さが見えた気がしました。
自分が幸せになる道を選べずにいた有楽が、甘えたり弱さを見せたり出来る相手と出会えて本当に良かったなとしみじみ思いました。

廉は普段真面目なぶん、エッチな時の色っぽさが際立ってそのギャップがたまらなかったです。
彼もまた、自分…

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知らえぬ恋は愛(かな)しきものぞ 小説

久我有加   

文明開花の真っ只中は商機の塊


夢破れた受けの再生


夢破れて郷里に帰った画家志望の受け
子供のように無邪気に好きなことに邁進してしまう攻め


留学する権利を得られず、才能がないから諦めて郷里に帰るようにと画塾の先生に言われ、郷里に帰った智草(受け)。すっかり意気消沈し体調も崩してしまいやっと床上げして目的もないまま図画の教師をしています。心が虚なまま毎日を過ごしている智草の庭に東京から花卉を探して回ってい…

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「ハイドランジア ケージ」とらのあなBLコミックフェア2021描き下ろし小冊子 グッズ

四葩が四葩であれば

本編後のお話。

四葩と番になったことによって陰口を言われる雨情。
内容が四葩のオメガに関することばかりで、
四葩に非の打ち所がないから、Ωだってことしか叩きようが無いんだろと言います。
でも四葩は四葩で、自分がΩだということに思うことがあってー…。

四葩が四葩であればΩでもαでもいいって
雨情が思ってくれてることが全てなんですけど、
次の日に雨情が嵐を抱きながら「お前がΩでよ…

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知らえぬ恋は愛(かな)しきものぞ 小説

久我有加   

派手じゃないけど素敵!

こんなにいい話なのにレビュー2つしかないんだ……と思って良く見たら、私もレビューしていなかった……。
(前半は小説Dear+ 2020アキ号の掲載作品なので、小説Dear+のほうにレビューしてたので勘違いしていました。)

ちなみに小説Dear+のレビューでは
「ファンタジー特集だけど、ファンタジーではない。
でも良い!!発売されたら絶対に買う。
花大好きというより花馬鹿に近い植木…

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手負いのライオン、囚われのバンビ コミック

 

カースト

カーストの頂点にいる玲央と、特待生で真面目な花鹿とのお話。
一人でしているところを玲央に見られた花鹿は、それをネタに脅されてー…。

ここまではよくあるお話といえばよくあるお話なのかもしれませんが、
その後玲央がまさか記憶を失うなんて思いもしませんでした。
お話はどうなっていくの!?と、夢中で読みました。

幸せだから記憶を取り戻して欲しくない花鹿。
そんな彼の気持ちを考えると切な…

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手負いのライオン、囚われのバンビ コミック

 

BLらしい

カースト上位肉食獣(玲央)×下位草食動物(花鹿)という、BLらしい設定でした。下位と言っても特待生になるくらい学力は高いんですけどね。でもなぜか自信がなくて、オールマイティーな玲央に憧れて…あんまり見ないようにと避けていたら、玲央の方が花鹿を気になっちゃったっていう。

両片想いからの無理やり関係からの記憶喪失からのハッピーエンド。パターンではありますが、王道だからこそ楽しめるものもあると思い…

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ハイドランジア ケージ コミック

 

攻めが自分勝手に感じた

前作?の方は未読です。
綺麗な表現と綺麗な絵はとてもよかった。
キャラ作りもこだわってるんだなという印象。

ただ、攻めがまだ子供の受けを遠慮なく犯すところや身勝手な言動が目立ち、
なんでこんな奴好きになってしまうんや……という気持ちになりあまり入り込めませんでした。
話が進んでもモラハラ感がどうしても拭えず。
前作読んでたら違ったのかな。
叔父さんカップルの話の方が気になります。…

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出世の花道【電子特装版】 コミック

 

エリート×エリート

単話のサンプル見てクールな受け、お仕事BLな雰囲気が面白そうだったのでまとまったら読もうと思ってた作品です。

昼間真面目にお仕事してる外面クールな受けを年下エリート攻めがあの手この手で落としにかかるお話。
そこには体も含まれていて、受けにえっちなギャップがあるのは良きでした。

ただ、お仕事面。描写はあるのですが、正直添え物かも…。
普段はそれでもいいのですが、タイトルからも、もっと…

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手負いのライオン、囚われのバンビ コミック

 

ジワジワ良い

じつは絵は好みじゃないし、何となくスッキリしない部分があるのよね~と
すぐポチるのを躊躇ってしまう作家さまなのですが
ジワジワ良いお話だった・・・と嚙み締めちゃって結局ポチるのよね。
今回は割とすぐにジワジワ切なくて泣けてしまった!

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知らえぬ恋は愛(かな)しきものぞ 小説

久我有加   

のどかで素敵

久我先生のお書きになる関西言葉がとても好きです。
現代ものの、ちゃんと丁寧な関西言葉もいいですし、この作品のような、ちょっと昔の、明治時代の関西言葉も趣深いです。
特にこの主人公は、ちょっと田舎の、村の中での上の階級の家のお子で、それが東京で数年暮らして、夢破れて実家に戻っていて、そんな曖昧でぼんやり日々を過ごしていたところで、東京から来た、外国帰りの、ぐいぐい来る男性と会話するわけですから、…

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