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読み応えのある一冊でした
表紙がインパクトあるので、気になっていたお話です
最初から女の子との絡みもありますし、攻め以外との絡みもちょこっとあります
最初は、ギャグっぽいテイストで進むのですが中盤から一気にダークになります
その切り替わりが鮮やかで自然で、かえって深みが増す気さえしました
キャラクターが魅力的で、攻めの執着や受けの諦めた生き方が幼少期の出来事からきていることを…
ひなこ先生の初コミックスだったんですね。
なんて、なんて。可愛いの。
一見強面、目付き悪いヤンキー風の星崎くんが、直ぐに可愛いカッコいい男のコだと認識されるまで。
違和感なく、それが愛しさに変わっていく様がくすぐられます。
そして、自分を偽ってるつもりの腹黒笑顔の沢端の、隠せてない心中をアッサリ見破られてしまう気恥ずかしさ。ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ。心情的には「攻めザマァ」なんです…