安西リカさんのレビュー一覧

隣の嘘つき《小説版》 小説

安西リカ  須坂紫那 

読後は幸せに浸れる。好き。

導入からすぐにこの世界に引き込まれた。ありふれた日常の中に溶け込む自然な流れでの出会いと再会、心にひっかかるきっかけや関係の始まりもすんなり自分の中に落ちてきて、二人が恋をする前から応援体制に入ってしまっていた。あ~これからこの二人のお話が読めるのね、なんていう喜びが湧いてくる。

攻め視点で語られる小説で、高瀬はすごく平均的な考え方と価値観を持っていると思う。受けの友一と出会わなければ、およ…

3

恋になるには遅すぎる 小説

安西リカ  佐倉ハイジ 

バランスが良い

BLでカップルが一時的に親戚の子供を預かる子育てもの。子供が実のバカ親達に振り回されて可哀想。言葉が出てこないって相当深刻じゃないか。でもこの出来事がきっかけで長い長い友達期間から恋人関係へと抜け出せた主役2人。攻め視点と受け視点と章ごとに変わっていくスタイル。

幼い頃から実は両片思い状態で30近くなってから「やっぱり俺にはお前しかいない!」と大人になってから恋心が溢れまくるのって王道だと思…

4

隣の嘘つき コミック

須坂紫那  安西リカ 

高瀬がまるで別人に?

去年から気になってました。表紙といい原作が安西さんといい。

二人とも幸せになってよかった!
伊藤が元カレを引きずりながらも高瀬に大切にされて、幸せを感じるところ。元カレをふっきれるところ。
高瀬が伊藤にどんどん惹かれて、なんとか想いが通じてからはやっと本物の恋の幸せを実感するところ。カッコつけてたけど結局気持ちのまま伊藤にぶつかるところ。

最後の年賀状のあたりではもう高瀬は別人でし…

0

恋になるには遅すぎる 小説

安西リカ  佐倉ハイジ 

ピュアな気持ちになりました

初作家です。タイトルとあらすじを読んで気になったので予約しました
友情関係があまりに長く、一歩踏み出せない攻め受けの物語。
はじまりは、攻めの姉に甥っ子を押し付けられ、ふたりで短い子育て生活を始める。それから物語が進み、子どもを育てるとともにお互いが今の関係を改め考え、変えようとする。
ふたりの関係や物語上ではわりと淡々と、静かに進んでいく感じです。
攻めと受け視点もあり、ふたりの考えや気…

1

オメガは運命に誓わない 小説

安西リカ  ミドリノエバ 

失恋

◾︎黒江暸(アルファ)×赤羽千里(オメガ) 30歳
表紙のこの色味の意味、なるほど。

「運命の向こう側」のシリーズです。「運命の〜」がちょっと特殊な設定でしたが、そこを踏襲しているわけではなく、同じ世界観でかつ前作の主役が脇役として出てきます。

圧倒的に黒江が好きでした。千里は気付いてないけど、読者には黒江の感情がすごくよくわかるシーンがありまして。あのマッチングを辞めたってところと…

4

運命の向こう側 小説

安西リカ  ミドリノエバ 

出来る子

◾︎石田冬至(アルファ)×小野春間(オメガ)
以前オメガバース漫画作品で、「オメガバース世界から、βだけの世界(つまりは今この現実)を思う演出」があって面白いなと思ったのですが、まさにそんな作品でした。

春間が自分が思ってたほど出来る子、優秀な人間じゃなかったと自覚するシーンが好きでした。恋愛的な描写とは全然関係ないところだけど。自分の能力が足りないことを何かのせいにするってままありますけ…

2

何度でもリフレイン 小説

安西リカ  小椋ムク 

ベスト・オブ再会もの

好きな設定はたくさんありますが、再会ものは外せません。設定だけですでにエンジンかかってしまって、どんな味付けでも無条件に反応してしまいます。その分、なかなかベストの甲乙がつけがたいのですが、中でも本作はマイベストといっていいかもしれない(イラストも)。

BL用語の使い方としてふさわしくないとは思うのですが、「溺愛もの」ってこういうののことかな?と思っていて…(多分ちがう笑)スパダリとかハイス…

6

恋になるには遅すぎる 小説

安西リカ  佐倉ハイジ 

告白シーンが好きすぎる

子育てものが苦手な私にも読みやすく、しっかり楽しめる作品だった。子供とのわちゃわちゃもたっぷりあるが、話の軸が恋愛の方にあったからだと思う。
もちろん子供もとても可愛く書かれており、「ちんまり」とか「ふっくりした」「あどけない」なんて書かれると弱い。健気に頑張る様子も良かった。

受けは中身も仕事も自由人な感じで、斜視という珍しい設定を付与されていた。攻めはクセのない普通の社会人。両視点で最…

4

恋になるには遅すぎる 小説

安西リカ  佐倉ハイジ 

迷ったら死ぬ

先生買い。身近な感じの二人の長い恋模様で特に後半が好きでしたが、「めっちゃ萌え!」と言われると?なので萌2より萌にしました。沁み沁み度だけでいったら神クラス。するめ級に味わいあると思うのです。雑誌掲載された本編150Pほど+その続き70P超+あとがき。タイトルは本文中のすごく納得した一文です!(ハイジ先生の雑誌掲載時の1カットも最後に入ってます。こういう風に雑誌の時の絵も載せていただけるととっても…

3

恋になるには遅すぎる 小説

安西リカ  佐倉ハイジ 

甥っ子の存在感!

ジャケ買い、あと、女にモテる男っぽい攻めと天然系の美人受けという組み合わせが好物なので、これはアリよりのアリの安西先生だなと思いました。

さらに、甥っ子とかご近所の子とか、受攻どちらにも責任がない距離の(;^ω^)ちびっこが出てくるというパターンが割りと好きです。子供に翻弄される大人の男にキュンとしてしまうんですよね。攻様(和真)の甥っ子の世志輝くんがめちゃ可愛くて(も~抱きしめたい!)、色…

4
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