安西リカさんのレビュー一覧

王様に捧げる千夜一夜 小説

安西リカ  Ciel 

後宮もののシンデレラストーリー

次々ページを捲る手が止まりませんでした。
安西先生の本が大好きなのですが、ファンタジーも良かったです!

痩せっぽっちで身体の小さいアーシェ。後宮での働き手に、小さな子どもとして(子どもじゃない!とアーシェは言っていますが)働く事に。よく働くアーシェは、部屋のものを磨きながら物語を語り、それが後宮の女性たちの楽しみになっていきます。王のラシードの気まぐれで、ある日寝所に呼ばれるようになり…。…

4

ふたりのベッド 小説

安西リカ  草間さかえ 

一念、岩をも通す

レビューも多いので、感想/印象だけで。

骨子としては、同性の年下から恋心を寄せられて、応えられないのにどうすればいいんだ…となる大学生、のストーリーと言えるわけですが。
主人公の深水は残酷だ、と言われてるけど。ならどうすれば良かったんでしょうね。
恋愛が絡むと「0か100か?」ですか?
この辺、男女の友情は成立するか?みたいな命題と似てるような気もしました。
男同士で、もとより「友情…

1

聖邪の蜜月 小説

安西リカ  yoco 

スゴイ作品ヲ読ンデシマッタ

心揺さぶられました。
涙がポロポロこぼれました。
なんですか、この作品は。
痛くて、苦しくて、それを凌駕するキレイな世界がありました。

残念ながら私には、どんな言葉を弄しても、この世界観の美しさを表現することができません。
下で皆さんがとても素晴らしいレビューをされているので、こんなおポンチな感想文よりそちらを参考にしてくださいませ。
(他力本願ごめんなさい)



思えば…

1

王様に捧げる千夜一夜 小説

安西リカ  Ciel 

アーシェの千夜一夜物語

安西先生のファンタジーが凄く好きで、必ず購読してます。
今回も電子版。

ササン朝ペルシャの王に、毎夜、妻が物語を語る「千夜一夜物語」が土台。
この物語だと、王様に毎晩物語るのは、少年アーシェ。

子供ができない事が重いストレスになって、熟睡できなくなった王様。
後宮で、王様が一人寝をしたくて、悪戯心から伽に呼んだのは、アーシェ。

アーシェは、創作物語りが上手、
面白い?話を…

4

ベターハーフムーン 小説

安西リカ  みずかねりょう 

いやいやこれは攻めざまぁじゃないだろう

 幸せな一冊だった。
 最初の体の関係持ったシーンが最高。酔って意識がほぼゼロな攻めを、起こさないようにこっそり大胆にえっちしちゃう襲い受け。
 中盤からは、受けのビジュアルが表紙絵からだいぶ変わります。金髪ハーフアップの玲王が好きだったから、ちょっと残念。(このイラストレーターの短髪の描き方が少し古臭いのもある)

 攻め視点になってから、受けと攻めが盛大なすれ違いを起こしていることに気…

1

王様に捧げる千夜一夜 小説

安西リカ  Ciel 

美しきアラビアンナイトの世界

魅惑的なラシード王の後宮で働く事になったアーシェ。女の欲望渦巻く後宮でも、一生懸命に働きみんなを和ませる物語を語るアーシェが重宝される。そんなある日ラシードの気紛れで寝所に侍る事になり‥というお話。
長らく王として国を束ねてきたラシードは心が限界を迎えておて、そんな彼を唯一癒せたのがアーシェ。アーシェの物語や素直さは、駆引きの世界で生きてきたラシードには新鮮だったと思う。
距離を縮めるも身分の…

4

楽園までもう少しだけ 小説

安西リカ  七瀬 

おもち、最高だよ!

ヒューマノイドとの恋…。
悲劇しか待ってないっ!と思い恐る恐る
ページをめくり読み進めるわけですが、
なにこれ、多幸感しかない。
前半、ヒューマノイドである攻め君視点で話が進みます。
私、攻め視点のお話し大、大大好きで
しかもこの攻め君、おおらかで包容力抜群、
お茶目なおしゃべりときてますので
消極的な受け君の心を自然に開かせて
攻め視点からの受け君の初々しい魅力が
どんどん私…

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王様に捧げる千夜一夜 小説

安西リカ  Ciel 

大満足の一冊

良いお話でした!
ハラハラドキドキでページをめくるのが止まりません。

ラシードの溺愛に、アーシェの愛らしさに、もう応援するしかないでしょ!

誰も幸せになれなかった後宮。王様も大変ですね。一人で休むこともできなくて、世継ぎ世継ぎとせっつかれ多くの人達を悩まることになって…。

アーシェがくるくる働いて、明るく前向きで素直でとにかく可愛いです。
どんなときも物語を語って切り抜けて。…

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嫌いな男 小説

安西リカ  北沢きょう 

よかった!おかわり!

タイトルからケンカップル系かな?と思いましたがレビューをみるとそうでもなさそうで購入。

結果とてもよかったんですけど、物語が簡潔明瞭というか特にこれといった何かがあるわけでなく綺麗にまとまって終わりってかんじでした

受けはノンケだけど同性を好いてるってことに気づいてからの切り替えが早くてもう少し気持ちの葛藤とかなかったのかな、と
攻めが不安になるのがわかるくらいすんなり受け入れられて…

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王様に捧げる千夜一夜 小説

安西リカ  Ciel 

大好きなお話

雑誌に掲載された時も面白くて凄く記憶に残っていたので、書き下ろしを含めて1冊になったのが凄く嬉しかったです。

記憶に残ってたシーンはアーシェがラシードの愛妾になってから、隣国に捕らえられていたシーンなんですよね。なので、その時にアーシェを逃してくれた人々との再会が書き下ろしに書かれていたので、綺麗な形で完結したと思いました。

このお話の好きな点はアーシェが見目麗しい佳人という事もなく、…

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