安西リカさんのレビュー一覧

隣の嘘つき《小説版》 小説

安西リカ  須坂紫那 

最後の多幸感

良かったー。
バイだな、そういうことにしておこうと婚約までしていた男と、いつも男の恋人を待っている男のお話。
今まで異性にモテて特に苦労してこなかったのに、友一に惹かれてデートして浮かれて、頭がいっぱいになって、告白して自分の狡さに落ち込んで。
突飛な演出がないのに面白い小説が読めて嬉しく、いーなぁ恋がしたいなぁって素直に思えました。
今まで恋で我慢する事が多かった友一が抱かれる時に気を使…

2

王様に捧げる千夜一夜 小説

安西リカ  Ciel 

出会いがまずかわいい

千夜一夜、お話しする子供に興味を持つ王様って最高にロマンチックでワクワクだなと購入しました。

王が神々し過ぎて「あわわわ」「うぅわわわ」「はわはわはわ」と言葉にならなかったり、足元に頭を低くしているので王にビックリされるアーシェがかわいい。
働き者で口から生まれたような快活なアーシェが王ラシードにおちょくられた時のリアクションも可愛いし、女との閨に疲れた王が子供(アーシェ)とお喋りしたりし…

4

隣の嘘つき コミック

須坂紫那  安西リカ 

たまに読み返したくなるの^ ^

安西先生の現代もの小説が大好きなんですが、それが原作となったコミックスとはこれいかに?と思っていたら、めっちゃ面白かったです(^^)

私、これ好きーー!
しかも絵は須坂先生じゃないですかー。
どちらも好きな作家さんなので、好きにならんハズがないです。


ゲイであることを隠して意中のゲイの男性に近づく強面会計士(高瀬)の、頭の中の声&あたふたしてる姿が何これ最高。今まで彼女もいて自…

5

王様に捧げる千夜一夜 小説

安西リカ  Ciel 

疲れた心に沁みる!大人の為のお伽話

心温まる優しいお話で何度も読み返す為に紙書籍で買い直したほど、大好きな一冊となりました。

初めは揶揄うつもりが、受けにどっぷり嵌る溺愛展開が堪らん!終始キュンキュンしながら楽しめました♡

明るく働き者のアーシェ(受)が兎に角、可愛い!
明るい・天然・無邪気!ですが、賢く機転が効き、自分の得意分野で危機を乗り越えようとする逞しい性格の持ち主で、見ていて気持ちの良いキャラクターでした。

4

王様に捧げる千夜一夜 小説

安西リカ  Ciel 

後宮もののシンデレラストーリー

次々ページを捲る手が止まりませんでした。
安西先生の本が大好きなのですが、ファンタジーも良かったです!

痩せっぽっちで身体の小さいアーシェ。後宮での働き手に、小さな子どもとして(子どもじゃない!とアーシェは言っていますが)働く事に。よく働くアーシェは、部屋のものを磨きながら物語を語り、それが後宮の女性たちの楽しみになっていきます。王のラシードの気まぐれで、ある日寝所に呼ばれるようになり…。…

4

ふたりのベッド 小説

安西リカ  草間さかえ 

一念、岩をも通す

レビューも多いので、感想/印象だけで。

骨子としては、同性の年下から恋心を寄せられて、応えられないのにどうすればいいんだ…となる大学生、のストーリーと言えるわけですが。
主人公の深水は残酷だ、と言われてるけど。ならどうすれば良かったんでしょうね。
恋愛が絡むと「0か100か?」ですか?
この辺、男女の友情は成立するか?みたいな命題と似てるような気もしました。
男同士で、もとより「友情…

1

聖邪の蜜月 小説

安西リカ  yoco 

スゴイ作品ヲ読ンデシマッタ

心揺さぶられました。
涙がポロポロこぼれました。
なんですか、この作品は。
痛くて、苦しくて、それを凌駕するキレイな世界がありました。

残念ながら私には、どんな言葉を弄しても、この世界観の美しさを表現することができません。
下で皆さんがとても素晴らしいレビューをされているので、こんなおポンチな感想文よりそちらを参考にしてくださいませ。
(他力本願ごめんなさい)



思えば…

1

王様に捧げる千夜一夜 小説

安西リカ  Ciel 

アーシェの千夜一夜物語

安西先生のファンタジーが凄く好きで、必ず購読してます。
今回も電子版。

ササン朝ペルシャの王に、毎夜、妻が物語を語る「千夜一夜物語」が土台。
この物語だと、王様に毎晩物語るのは、少年アーシェ。

子供ができない事が重いストレスになって、熟睡できなくなった王様。
後宮で、王様が一人寝をしたくて、悪戯心から伽に呼んだのは、アーシェ。

アーシェは、創作物語りが上手、
面白い?話を…

4

ベターハーフムーン 小説

安西リカ  みずかねりょう 

いやいやこれは攻めざまぁじゃないだろう

 幸せな一冊だった。
 最初の体の関係持ったシーンが最高。酔って意識がほぼゼロな攻めを、起こさないようにこっそり大胆にえっちしちゃう襲い受け。
 中盤からは、受けのビジュアルが表紙絵からだいぶ変わります。金髪ハーフアップの玲王が好きだったから、ちょっと残念。(このイラストレーターの短髪の描き方が少し古臭いのもある)

 攻め視点になってから、受けと攻めが盛大なすれ違いを起こしていることに気…

1

王様に捧げる千夜一夜 小説

安西リカ  Ciel 

美しきアラビアンナイトの世界

魅惑的なラシード王の後宮で働く事になったアーシェ。女の欲望渦巻く後宮でも、一生懸命に働きみんなを和ませる物語を語るアーシェが重宝される。そんなある日ラシードの気紛れで寝所に侍る事になり‥というお話。
長らく王として国を束ねてきたラシードは心が限界を迎えておて、そんな彼を唯一癒せたのがアーシェ。アーシェの物語や素直さは、駆引きの世界で生きてきたラシードには新鮮だったと思う。
距離を縮めるも身分の…

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