yocoさんのレビュー一覧

ダークホースの罠 小説

谷崎泉  yoco 

美味しいとこ取り!最高に楽しい

谷崎先生の100冊目にあたる記念本で四六版の長編です!

帯に「くせ者揃いのスラップスティックBL」とあるように登場人物が皆ひと癖も二癖もありとても魅力的です。

警視庁捜査一課の主任胡桃 身なりに無頓着な無精髭の残念な長身イケメン
無愛想で強面で仕事熱心なキレ者だけど
私生活に構う時間もない35才


物語は殺人事件の捜査
父の死による家族問題
そしてひょんなことから拾った…

6

「恋する犬のしぐさ図鑑」Amazon限定特典SS「しっぽがあろうとなかろうと」 グッズ

もうわかるね。

とっても可愛いアフターストーリーでした。
とあるデートの帰り道。スーパーに寄って買い物をしてという平和な場面から。

直紀はずっと重倉を見てきたことが重倉に知られて、重倉も付き合ってやっと直紀の表情を見られるようになって笑顔が可愛いなんて思ったり。

普段無表情の重倉なのに直紀は耳やしっぽがなくても重倉のことがわかって。素敵だな。
無表情でも直紀には重倉が笑ったりするのがわかるようにな…

4

恋する犬のしぐさ図鑑 小説

海野幸  yoco 

直紀が可愛くて重倉が良い奴でまいった!

ああ、もう好きっ!!
あ!しぐさでわかる犬のきもち!
という直紀の台詞が繰り返されて印象的でした。

たくさんレビューがあるので感想を。

はぁ皆善人で良かった。
最近こればっかり書いてる気がしますが、やっぱり余計なトラウマとかどうしようもない性格とかで切なさが続くより、善人同士で無駄に傷つけたり傷付くことなくお話を読みたい派です。

ワンコのちまきもさぞ可愛いかっただろうし、人…

3

恋する犬のしぐさ図鑑 小説

海野幸  yoco 

ギャップ萌

獣人物で耳付き尻尾付きの作品は数あれど、神様の眷属による術で自分だけが相手の耳や尻尾が見えるのは新鮮で、とても面白いし楽しめました。

何と言っても強面の重倉の表情豊かな耳と尻尾が魅力的でしたし、直紀とちまきのやり取りが可笑しいやら可愛いやらでニヤニヤしながら読みました。

柴犬姿でテレビをダラシなく見ているちまきも可愛いですが、カフェ巡りで偉そうに瞑目するちまきと手を合わせる直紀に思わず…

1

恋する犬のしぐさ図鑑 コミコミ特典SS小冊子 神様の言う通り グッズ

ちまきグッジョブ

重倉と直紀が付き合いだしてようやく一ヶ月らしく、重倉はまだお互いに分からない事が多いと思っています。

その日は商店街で昼食を買ってアパートに行く予定でしたが、直紀の「この先に何があるの?」という疑問から近くの大きな公園に行く事になりました。

池の近くのベンチに腰掛けて2人はパン屋で買った焼きそばパンとコロッケパンを食べながら、池の手漕ぎボートを見ていました。

ボートに乗った事が無…

2

家に王子が泊まっています 小説

鳩村衣杏  yoco 

しっとりと惹かれあっていく二人

 お菓子会社に勤める蒼生は、会社の命令により、異国の王子を純和風な自宅で、もてなすことになった。
「王子」と言われてもピンとこなかった蒼生だったが、実際にやってきたコンラッドは確かに王子で、蒼生は困惑する。
 しかしながら、節度をわきまえ、他国の文化を尊重し、ルールを守る一方で、好奇心旺盛で「日本の文化を学びに来た」と言い、日本のお菓子に目を輝かせるコンラッドに蒼生も徐々に惹かれていく。

0

朝霧邸の薔薇の姫君 小説

市村奈央  yoco 

サスペンス

ネタバレ注意です。

取り敢えずざっと読みました。いつも急ぎ足で読んで、後でじっくり何回か読む派です。

サスペンスと言われているだけあり、前半は一体どういう事…?!と思いながら夢中で読みました。後半はグダグダではないですが、種明かしもありペースは落ちます。

読み逃したりしてるかもしれませんが、

兄はよく主人公のヒビキが記憶喪失だからといって、あの芝居を思いついたなと。もし、退…

2

パブリックスクール ―ツバメと監督生たち― 小説

樋口美沙緒  yoco 

・・・

読了記録。
幼児虐待のPTSDを扱う、単に恋愛を描いた作品と言えない、難しい課題を抱えた作品。
著者が理解した範囲で、対PTSDの対処法を述べているんだな、と(萩尾望都さんの「残酷な神が支配する」と比較しながら)読みました。

メンベラーズの策に嵌って、素人の手探りを、ケイト君が物語の中でスタンに対して一生懸命に行います。誰にも相談できない状態で、ケイト君に一生懸命考えさせて、ケイト君なり…

2

恋する犬のしぐさ図鑑 小説

海野幸  yoco 

攻めの感情が分かる!(耳と尻尾で!)

とってもとっても可愛い作品でした!
ワンコ攻めとひと口で言ってもその種類は多岐に渡ります。まさに犬種が如く。
今回は青い目の(重要)シベリアンハスキー攻め。実際に攻めの瞳が青いわけではありませんが、つぶらな黒い瞳のハスキーではありませんよ、と作中で明言されており先生のこだわりが伺えます。そしてこの解釈めちゃくちゃ分かるな、と。
受け視点で進む作品は、攻めはここで何を考えてるのかなーと自分自身…

6

メメント・モリ 小説

英田サキ  yoco 

title通り、重い

冒頭から、木に吊るされた死体についての描写。
死と隣り合わせの主人公。殺し屋だから当たり前か。
title通り、重いお話でした。メメントモリ、この小説の場合の解釈は、「死、明日は我が身」という意味が近いかも。

アメリカ生まれ、アメリカ国籍。日本人の母/日系の父を持つアキは、黒髪アーモンドアイ、母のマリコ似の華奢な体躯の美少年。
仕事をするときは、女装。女装すると、蠱惑的な美女になる。

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