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あーちゃん2016
ネタバレ
本編後日談。イスハンとロシェレディアのちょっとした痴話げんかに、グシオンとリディルが巻き込まれるお話でした。本編お好きだった方は手に取ることを検討いただいた方がいいのではと思う、しっとり微笑ましいお話です。 ++本編読了後に 魂の月からの魔力により月に1度顕現するロシェレディア。 イスハンとしばしの逢瀬をと思っていたのに、先月頼んだ「ササンの実の燻製」をイスハンが作ってくれて…
綺月陣 yoco
碧雲
ウェブ連載で話題になった作品の再刊。 綺月陣さんは、最近ギャグコメが多いけれど、 昔の作品は社会性濃くて「背徳のマリア」も、この作品も強く何かを訴えてます。 グロいキモイと言ったって、生きるって綺麗ごとばかりじゃない。 人知れず生まれて消える存在の哀切を取り上げる執筆姿勢は、尊いです。 デザインベビーなどの実験で、生まれて潰される存在を連想しました。 名前すらない、物以下の扱いを受ける…
ひのもとうみ yoco
kurinn
「遠くにいる人」「隣にいる人」を読んでから、こちらの作品を読みました。 大好きな不憫受けものでした。 高校生の時に優吾に放たれた言葉が、呪いのように蒼を縛りつけていてとても痛々しかったです。言った方の優吾は蒼との事を後悔しつつも、細かい点は覚えてないんですよね。理不尽だわ。 そして優吾だけが再会を喜んでて、蒼との温度差に気が付いていないのです。 だからちょっと忙しくているうち…
尾上与一 yoco
renachi
表紙がとても好きでハマりたい一心で読んだが、無理だった。前半は違和感とハテナがいっぱいで、後半は既存設定のごった煮状態で味付けが馴染まなかった。 文章にはたまに陶酔感が漂う。入り込んで読んでいれば堪らないかもしれない。 世界観の作り込みは凝っていて、輿入れまでの経緯は丁寧に仕立て上げられている。おかげで違和感をスルーさせてくれず、細かな設定が綴られるほどにハテナが増えてしまった。 特に謝…
ポッチ
作家買い。 尾上作品の『花降る王子の婚礼』の続編です。『花降る~』がめっちゃツボ作品だったので、続編が出ると知って発売を心待ちにしていました。一応序盤に前作のあらすじというか解説が記載されていますし、続編と言っても「その後の彼ら」を描いた内容なので前作未読でも読めないことはないと思います。 が、できれば前作既読でこちらを読まれた方が面白さと萌えは上がるかな、と思います。前作を含めたネタ…
朝丘戻 yoco
茶々丸53
アニパーシリーズ第3弾。結生と氷山はどちらも口が悪くて意地っ張り、出会いが最悪でどうなる事かと思ったけど、結生が葛藤しつつも惹かれていく様子が可愛かった。氷山に強気な態度だったのも愛情の裏返しだと思う。対して氷山の気持ちが読めない!後から考えれば解るけど、想いが通じた時はホッとしました。頑なだったのも結生が大事で誠実だったからだね。 父の死に向き合えたのも2人寄り添ってたからかな〜お父さんと3人…
和泉桂 yoco
momo5
読みやすい。 和泉先生だからというよりも、レーベル的にという要素が大きいかな。 もっとお話に色々付け足す事は和泉先生なら容易だと思うが、本作は必要最低限、押さえるべきところのみ押さえた作品という印象。 重厚なファンタジーというよりも、お伽噺といった感じ。 つまりは… もっとここ掘り下げて欲しい!や、 おぉ、とんとん拍子。 などの感想も抱いてしまったのだが、押さえるべきところは押さえら…
ときめきながら読みました。一吹がとにかく可愛い。真剣に悩んでるのも真面目で微笑ましい。バスで乗り合わせる賢司も気遣える人で素敵。自分を変える為に彼女を作ろうって約束した事で、自分が賢司を好きな事に気づいて葛藤する一吹が切なかったし、想いが溢れて時にキツイ言葉をぶつけて落ち込んでるのも可愛くて。リアルでもアニパーでも、2人の会話が雰囲気があって好きです。振られる覚悟で想いを伝えた一吹と受けとめた賢司…
華藤えれな yoco
この本のレビューは、読後2年経過した今、書いています。忘れていたみたい。 初めて本屋で購入したBL本でした。 本屋の書棚ですごく目を引いた本で、表紙絵が赤を背景にした金色の枠どりで、なんとも格調高い。 そして挿絵が本当にきれい。丁寧に作られている、と感じたので選んだ本です。 ロシアのサンクトペテルブルクが舞台。 日本人の母とロシア人の父の間に生まれた橙里が主人公。 今作も、著者…
一穂ミチ yoco
楓gapsdogs
思わぬほうに話が展開していって不穏な雰囲気に読み進めたい気持ちが逸った。明渡(攻)みたいに自信があって強引で、生きていく能力の高い男、物語の中で読む分には大好き。実生活では関わりたくない(笑)言葉の表現がとても綺麗で読んでて幸せな気持ちになる。一穂先生はあまり言語化されない気持ちを言葉にするのがとても上手で、ちょっと後ろめたかったり、隠したい気持ちを表現されて切なくなる。1巻特に胸が痛かった。1巻…