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樋口美沙緒 yoco
ふばば
ネタバレ
「パブリックスクール」第2作。 冒頭、1作から続く誰もいない学校内での連日の強姦から。 相変わらずエドの心がわからない礼と、言葉では何も言わないエド。 何も言わなければ何も通じないのに、何を言ってもそれでも通じない。 読者にはエドの本心はいつでも透けて見えているのに、礼のフィルターがかかると途端に解釈がずれていく。 怖いところは、礼の解釈もまた成り立つところ。 作者様が一つ一つのセ…
ぴんか
まずは、前作からの続きなので、未読の方は前作から順番に読むことをお勧めします。 前作から礼もエドも、色々な自分なりの理由から、自分の一番素直な気持ちを相手に伝えられずにもだもだしっぱなしで、礼くん、もういい加減エドの気持ちに気付いてやれよ!とおばちゃんは萌えきれずにいたのですが、クリスマスエピソードで少しいじいじを脱したのかと思えた礼くんの明るさと、卒業間際のエドの切なさが垣間見れて、ようや…
今はこういうの(私的)当たりの時期なのか?! また主人公卑屈シリーズに当たってしまった! やはりこういう主人公は読んでいて辛いし、非常にイライラするのですが、今回の礼くんは、まぁ、こんなに卑屈になっても仕方ないよね……と思える境遇で、100%感情移入できないわけでもありませんでしたが、それでもやっぱり、辛い!……というか、うじうじが長い!長すぎる! それは、うじうじに拍車をかけるエドのせいで…
遂に読みました。「パブリックスクール」… 覚悟はしていたけれど、これはまた凄絶な不憫受け。 痛い、痛い、痛すぎる。悲しすぎる。可哀想すぎる。 主人公の礼は、元々母子家庭なのにお母さんが亡くなって、いきなりイギリスの貴族の家に引き取られて、アジア人だの混血児だの汚れた血だの言われて、学校では孤立し。 胃も心もキリキリしますね… これが本の中だけの「可哀想な話」ならまだしも、今現実に溢れてい…
和泉桂 yoco
Krovopizza
あらすじ: 刑事を辞め探偵業を始めた戸次(攻め)のもとに転がり込んできたのは、ヤクザの元情人・晶(受け)。 なりゆきで彼を居候させることになり、誘われるまま身体まで繋げてしまい… 『花舞う夜に奪う愛』のスピンオフで、前作受けの友人・戸次の話。 前作では飄々とした人物という印象でしたが、本作の戸次はややヘタレで流され系のキャラという感じで、ちょっとイメージが変わりました。 前作受け…
雀影
A4サイズの用紙に片面印刷。 本文は4段組で全体の用紙サイズの3/4、残り1/4はカバーのあらすじの再掲。 内容は、新と日向の二人が同棲を始めた後、梅雨も終わりが近づき夏になりかけの頃。 新が店長を務める陶磁器店で、閉店後に二人でいちゃつく話。 まず、下のショップで可愛い雑貨のお買い物をした後、2階の展示会スペース奥のバックルームへ入るとそこにはろくろが届いていて…。 本編で登場していた…
鳩村衣杏 yoco
東雲月虹
王子様に憧れ等の思い入れは無いつもりでしたが、 ロマンス全開!!というわけでもなく 今作の王子・コンラッドはお菓子が大好きで気さくて とても親しみが持てました。 そんな無邪気になさったら いくら極秘でも途端に世間に知れ渡ってしまいます!と 心配してしまいましたがww 大手菓子メーカー勤務で仕事とはいえ、 王子御一行様を自宅にお招きしなければならないなんて 聞くだけでも責任重大…
華藤えれな yoco
美藍
ボヘミアの森の奥にある城に住む貴族、身寄りのない美少年、銀狼、呪い、真実の愛とファンタジーとしてワクワクする設定に惹かれ購入しました。 主人公の愛生は辛い境遇でありながらも、幼い頃に自分に名前を与えてくれた人に言われたように愛に生きようとしていて、本当に健気で胸をうたれました。 しかし、少し違和感があったのが愛生のルドルフへの気持ちです。ルドルフは愛生を自分の呪いに巻き込みたくなかったのだとし…
ちゅんちゅん
大手菓子メーカーの広報部に勤める蒼生(受け)は社長命令で極秘裏に来日しているヨーロッパの小国の王子一行をホームステイさせることになります。大の親日家である王子コンラッッド(攻め)が王子という立場を理解し、国や国民のための責任を果たしている姿を見、一緒に過ごすうちに蒼生はどんどん惹かれていきます。 蒼生は老舗和菓子屋の長男ですが、大豆アレルギーがあるため、家業を継ぐことができません。家族仲は良…
朝丘戻 yoco
きれいなお話だったなぁ、というのが、まず最初の感想。 きれいな心を持った無垢な少年が、優しくて穏やかな仮想空間で、夢のように理想的な相手と巡り会って幸せになる話。 きれい事過ぎるお話でもあるけれど、そこがこの作品であったりこの作者さんの持ち味なので、脇役女子が多く絡むところや、エロ描写の薄いところや、そもそも本が厚いところといった、読み手を選ぶタイプの作品ではあるけれど、私は、この分量を小説で…