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4/55(合計:544件)
夜光花 稲荷家房之介
ゆうかのん
ネタバレ
さすが夜光花先生と言わざるを得ない! 3冊ものの2作目ですが、このカップルが一番好き。 ふたりがようやく……のところで悲しい展開になっちゃうんだけど、そこからの盛り返しが本当によかった! 紀ノ川さんの超人的な耳バンザイ‼️ 良麻の素顔、見たかったな。 割と現実的な話が好きなのでこういう設定にハマれるかな…?と思いましたがそこは夜光先生、めちゃくちゃよく仕組まれた作品で読む手を止められませ…
砂原糖子 稲荷家房之介
えいちゃん
好きな要素しかなくて悶えながら一気読みしました。 陽気な人々に反して暴力と銃声が鳴り響き、常に〝死〟と隣り合わせな街・南米が舞台。 そんなアウトローな設定ながらも、【心に傷を抱えた世捨て人×無垢でいたいけな殺し屋の青年】の不器用で優しい交流に心が満たされる〝愛〟のお話でした。 何と言っても、初めから甘々じゃない所が凄く良い! 〝甘々になるまでの過程〟が大好きなので、その過程を存分に…
ハハハリネズミ
文句なしに読み応えのある作品でした。 異国情緒溢れるストーリーは私の語彙力は褒め称えられないほどの描写力。出てくる料理や民芸品をググったりして、現地の景色を想像しながら読むのが楽しかった〜! 特に好きだなと思ったのは、ジャレスの元恋人の女性の描き方。 BLだと『過去に付き合った人はいるけれど、こんな気持ちになるのはお前が初めて…』的な描写が定石かと思うんですが、そうではなくて、過去に誰か…
renachi
久々に泣いた小説。長くこの物語の空気に浸っていたかった。めちゃくちゃ良かった! 日常の中に発砲音が溶け込んでいるような、遠い異国が舞台のお話。古道具屋の店主と捨てられた元殺し屋の少年、かと思いきや店主も実はワケありで――?という、メイン二人はどこかが欠けた者同士だった。 ジャレスが心に負った傷はとても分かりやすいものだったが、そこにしっかりフタをして生きているために、ルカ視点で見ると内…
えすむら
砂原先生の無駄のない美しい文体が、タコスの国の乾いた街角の情景を浮かび上がらせるような、異国情緒あふれるラテンBLです。稲荷家先生の美麗なイラストがまた眼福でもありました。青空を背にして車のボンネットに乗るふたりの表紙は、めっちゃくちゃかっこいいですよね! 古道具屋のジャレスが、ガラクタと一緒に引き取った”特技=殺し”な青年・ルカとの奇妙な共同生活。組織の中で育ってまともな教育を受けたことの…
kurinn
雑誌掲載の表題作より書き下ろしの「恋を学ぶシカリオ」の方が好きでした。というかそれくらい途中までこのお話が好きになれるのか不安でした。 それというのもジャレスの事がなかなか好きになれずに困ってしまったんです。 もちろんとても魅力的なキャラなんですよ。ただ後に明かされる彼の過去を知れば成る程と納得出来るのですが、そこがなかなか明かされないのでルカがただ不憫にしか思えませんでした。 砂原…
みざき
乾いた空気に砂塵が舞う、南米風の架空の国。 「天国に近い街」と呼ばれるミノシエロ。 ガラクタばかりを集めた古道具屋を営むジャレスの元に、どさくさに紛れて不用品と共に客が押しつけていったのは褐色肌の痩せた生きもの。 ひょんなことから殺し屋として生きてきた青年を引き取る事になったジャレスと、殺ししか知らない青年・ルカのお話。 こちらの作品。もう数年ほど前になる雑誌掲載時に1番心惹かれたお話…
あーちゃん2016
砂原先生だし稲荷家先生だから購入。雑誌で読んでいた時「ひょーって風の音が聞こえる気がする」と思ったのを思い出しました。攻め受けいずれも個人的ツボにハマらなかったので中立寄りの萌にしましたが、「ああ筆力ってこういう事」ととても思ったお話でした。異国の雰囲気をどっぷり感じたい方に是非と思います。雑誌掲載分200p弱+その続き110Pほど+あとがき。シカリオ=暗殺者らしいです。 物騒な町で古道具屋…
ちろこ
メキシコのとある街が舞台のお話です。 マフィアが暗躍する治安が良くない土地柄ですが、ラテンの陽気な雰囲気を纏う世界観とストーリーは映画のよう。 メキシコに造詣が深くない私でも、頭の中に自然とその画が浮かんできました。 タイトルにもある「シカリオ」とは、スペイン語で"暗殺者"のことを意味します。 古道具屋を営むジャレスの元に、ガラクタと共に売られてきたのが若い青年ルカ。元暗殺者のルカ…
稲荷家房之介
Penelope
生きているうちから伝説になっていらっしゃる作家様は、とても珍しいのですが、稲荷家先生は既にレジェンドかと。完結する前にレジェンドになっている作品は珍しいのですが「百日のの薔薇」は既にレジェンドかと。「18−21話、大幅加筆修正。22、23話、加筆修正。(奥付けより)」 いらっしゃいましたよね〜、単行本になる度に修正しちゃう、研究者泣かせの作家様。手塚治虫。確か神様の作家様でした。