稲荷家房之介さんのレビュー一覧

偽りの王子と黒鋼の騎士 小説

六青みつみ  稲荷家房之介 

めちゃくちゃ痛いけど、それ以上に感動した!

傲慢で無知な愚かな王子。
願いが叶うという魔法の水鏡に、唯一手に入らない護衛騎士の愛と忠誠を願うと、翌日から世界は一変してー。
と言う、主人公成長ものになります。

六青ファンには想定内だと思うんですけど、始まりから約1/3、およそ文庫1冊分くらいはですね、もうめちゃくちゃ痛いし苦しいです。
主人公・シオン(リュシオン)が偽王子として追放の憂き目にあう事から始まり、ならず者達に捕まっての…

35

偽りの王子と黒鋼の騎士 小説

六青みつみ  稲荷家房之介 

切なく痛く、読み応え半端ない!

最初に:
痛くて切なく苦しく萌える作品を読みたい人はぜひ手に取ってほしい作品。

護衛騎士 x プリンス

ある目的でローレンシア王国にいる北の大国ロッドバルトから来た護衛騎士 x ローレンシア王国の傲慢無知なプリンス

先に書いておくが、モブの強姦・陵辱2回ありなので、苦手な人は注意。
ただし、六青先生のファンは予想の範囲だろう。
事実私はそれも含め先生の作品のファンだから、今…

30

蒼空の絆 小説

かわい有美子  稲荷家房之介 

故郷への想い、愛する者への想いにジーンときます

戦争空軍パイロットものでしたが、ストーリーも練られているし、戦況や軍の内情などの描き方もしっかりしていて、リアリティーがあるので安心して物語に没入できました。戦闘機での戦闘シーンも生死をかけた闘いに引き込まれました。

まるでおとぎの国の王子さながらに全てを持って生まれた空軍パイロットエーリッヒに過酷な運命が待ち受けていて、かなり衝撃を受けました。まさかの◯◯設定とは…。それでも…

1

火曜日の狂夢 小説

夜光花  稲荷家房之介 

三作合わせてきれいなエンディング

前作の「金曜日~」がとてもよかったので、すぐ本作を読みました。こちらもよかった……。
冒頭は、何度もループして自分の死を経験するという、怖いシーンの連続。それを回避するために充がとったある行動で、大智を道連れにする形で、一緒に過去の世界へタイムリープ。
そこは昭和30年代の世界で、なにも宛てのない中、音楽でどうにか生きていこうとする二人。そこで関わり合いになる人々は、人情味のある温かないい人達…

0

金曜日の凶夢 小説

夜光花  稲荷家房之介 

「水曜日~」と続けて読むべし!

「水曜日の悪夢」のリンク作、ということですが、これ単品では正直「?」って部分があるかも。
「水曜日~」の受けである新城がキーパーソンになっているし、なぜ良麻がタイムリープして紀ノ川の元に来たのか、という理由が、前作の結末ありきの話なので。

紀ノ川の新城に対する、友情とも恋愛ともつかない想いや、最も尊敬するバイオリニストでありながら、ライバルでもあるような複雑な関係が非常にツボだった。
紀…

1

檻の中の純情 執事は知謀を巡らせる 小説

バーバラ片桐  稲荷家房之介 

よくあるお話

有能執事と不幸な少年ご主人様。

これといった新鮮、この作品、このキャラらしさが特になく…
良い所といえばとても読みやすかったというのが感想です。


飼い殺しにされてきた受けという設定だけにホイホイされて読んだのですが、ズキズキくる深い描写もなく…
不幸な生い立ちですが、攻めに惹かれている部分に重きを置かれていて、ちょっと胃もたれ気味でした。


真相を告げる部分がどうにも説…

0

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東海林さんとルコちゃんのイタリア話

大好きな榎田先生のこんな小冊子があると知りget。後発ファンだけど、こんな風に後からでも読めて本当に幸せ。大大大好きな東海林さんとルコちゃんのイタリア行ってからのお話(3段組、10p)が超良かったので神です。

内容はリブレさんで2010年までに出された本のあらすじ、表紙絵、人物相関図、挿絵担当された先生の絵とコメント、ショートコミック等。町屋はとこ先生が2P、円陣闇丸先生が1P、北上れん先生…

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水曜日の悪夢 小説

夜光花  稲荷家房之介 

悲しい運命を変えるために

事故で将来を断たれてしまった元バイオリニストと、類まれな才能を持ちながらも、バイオリンを父親に反対されている男子高校生のお話。だいぶ前に読んだはずなのだが内容を憶えておらず、再読。

教え子の真吾が諍いの末に父を殺してしまうという痛ましい事件が起こり、そのことを激しく後悔した瞬間に、和成は事件が起こる直前にタイムリープする。そのまま真吾を自宅に住まわせ、どうにか父親との接触を阻止したものの、や…

0

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便利な能力



本編直後。
激しい情事にいつものごとく抱き潰された昴の恨み言に、「可愛い昴がいけない」と全く反省の色のない鸞でしたが、さすがに悪いと思ったのか一つ食べれば瀕死の病人もたちまち回復するという果物があるから採ってきてやろうと竜になって飛んで行ってしまいます。

急に戦線離脱した鸞を心配してやってきた竜騎士の燎はそれを聞いて慌てます。
その果実がなっている場所は瘴気の雲に囲まれた危険な場…

0

黒竜の寵愛~異世界で王太子サマと新婚生活~ 小説

橘かおる  稲荷家房之介 

中途半端な気が・・



「黒竜の花嫁」の続編。
簡単なあらすじはありますが、今作だけでは背景とか分かりづらいかなと思うので前作を読んだ後の方がいいと思います。

<あらすじ>
前作で龍蘭国の王太子鸞(攻め)の偽のつがいとして召喚されてしまった昴(受け)。
色々あって本当のつがいとなり、鸞は王太子として、昴は始祖竜を神とする神殿の神殿長として忙しい日々を送っています。
神殿の様々な問題が何のしがらみもな…

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