ゆき林檎さんのレビュー一覧

或る日 コミック

ゆき林檎 

表紙からもう幸せ

同人誌の電子書籍化とのこと、ありがたいですね。

本編で初めて結ばれた後に、一度家に帰って話をつけてくると別れたその後を描いたお話です。
あれから半年が経っていたみたいで、跡継ぎや婚約の問題を片付けるのにはそのくらいの長さが必要だったんですね。
麻倉の父親が言った、
手に入れた自由は大勢の犠牲から生まれた自由
という言葉がずっしりと響く。
多くのものを犠牲にしても手に入れたかったもの…

5

玉響 コミック

ゆき林檎 

再会、すれ違い、許されぬ恋

読了後に「はぁ〜〜〜」と、感嘆とも安堵とも言えぬため息がでました。
きっと呼吸が浅くなってたのかも。

子供の時に唯一の友人だった立花からあるきっかけから姿を消した麻倉だったが、全寮制の高校で再会する物語。
時代背景は大正から昭和初期との事で、同性愛への風当たりや2人の置かれた環境もあり、伝えられなかった想いを立花は麻倉に伝えた事から、麻倉も自分の気持ちを自覚しはじめるのですが…。

1

グッドバイライラック コミック

ゆき林檎 

情が愛にかわるとき

教師×教師(元教え子)BL。

笠井先生のノンケとしての葛藤がリアルでいいなーと思いました。
「加藤が女だったらいいのに・・・」とか、加藤を男性として性的には受け入れられなくて。人としては好きになれるけど、性的には愛せる気がしない。
こういう気持ちの揺れがいいですね。
で、実際は酔った勢いもあってできちゃうんですけど。
でもその後めちゃめちゃ落ち込んじゃって、笠井先生って本当に誠実で良…

1

玉響 コミック

ゆき林檎 

切なくて美しい

まず、ゆき林檎先生の描かれる顔がめちゃくちゃ好きです!
特にこの作品の頃の絵が好きなんですが、作品の時代背景と相まって、そこはかとなく漂う品としっとりとしたエロスが半端ないです!(エロそのものは少なめです)

幼馴染の立花と麻倉。
麻倉の留学により二人の交流は途絶えるが、高校入学を機に寮の同室生として再会する二人。
家の都合で学校をやめなくてはならなくなった立花の意を決したキスシーン、め…

2

少年と神隠し コミック

ゆき林檎 

時代も次元も越えた愛

とても美しいファンタジーでした。
ゆき林檎先生の世界観を存分に楽しませてもらいました。

テンは初めからすべてを悟ったような眼差しで修一郎を見ていたのが何故なのか
徐々に紐解かれていって
惹き込まれるように読み進めてしまいました。

過去の経験と記憶が絡まって
修一郎を繋ぎ止めることができないテンを
揺り動かした修一郎の強さに
とても感動しました。
テンの優しさも気遣いも痛い…

0

グッドバイライラック コミック

ゆき林檎 

冷めていつつ、ちゃんとしている笠井に共感

高校教師の笠井に一途な元教え子の加藤のお話。

加藤との恋愛なんて考えられないという至極当たり前で、どこか冷めている笠井に共感した。

加藤は一見普通でおとなしそう?ながら、高校の時タバコを吸っていたり、したたかそうだったり、貞操観念なかったり、周りを振り回して迷惑かけたり…個人的に苦手なタイプ
(たくさんdisってすみません)

だけど、ここまで思われて尽くされたら好きになるよね。…

2

玉響 コミック

ゆき林檎 

まさに幼馴染との運命の再会

大正時代、幼馴染、切ない恋…。
大好きな要素がたくさん詰まった、名作と感じずにはいられない作品です。
ゆき林檎先生の繊細で綺麗な絵柄と、幼馴染との切ない恋の組み合わせは、本当に心に響きました。
お互いのことを好きなのに、世間体、家のため、ずっと一緒にいられなくて…。
どうやって2人が結ばれるのか、それとも離ればなれになってしまうのか…結末がものすごく気になって一気に読んでしまいました。

2

マジックメールチョコレート コミック

ゆき林檎 

短編集…苦手な話あり

短編5本。
表題作の話が巻頭、巻末、カバー下にあり、5歳からタケはダイスケが好きだったんだなと。
タケはモテモテ、ダイスケはモテない。のにタケは一途〜。

「混色〜」のバーのマスターとコウキの続編もありよかった。
「ヒゲとアフロの消失」は笑ったw
先生のギャグセンス好きだわと改めて。

「アフターダーク」はまんま本格的なダークなお話で…癒しも救いもなく、非常にブラックな終わり方でご…

0

初恋は群青に溶ける コミック

ゆき林檎 

悲壮感漂わせない吉岡と健気なケンゴ

既読だったw
高校球児ケンゴが留年した1つ年上の吉岡に恋をする。
吉岡には辛い過去(私苦手なやつ)があるけど表情に出さないので悲壮感漂わせないのが偉いなと。
ケンゴが何とか吉岡の力になりたいと健気で。そんなケンゴに少しずつ癒されてハピエンでよかった。

吉岡の髪がふわふわで触れたくなるのわかる。髪にちゅう?されて照れた吉岡の顔がかわいい。
図書室での吉岡からのちゅうがよく見えなかったの…

0

マジックメールチョコレート コミック

ゆき林檎 

不器用で可愛い恋愛短編集

◆マジックメールチョコレート(表題作)
 序盤から展開は読めてしまうのだけど、そこに辿り着くまでどう進むのかなとわくわくしました。元々タケには騙す気はなくて、チョコが女子からだと思い込んでしまったダイスケに本当のことを言い出せなかっただけなんですよね。こっそり想い続けるタケが健気でした。親友という関係性も保ったまま、新たな関係性を築いて欲しいです。

◆アフターダーク
 一番好きな作品。ゆ…

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