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見多ほむろ
はるつき
ネタバレ
ピアノ講師をしている主人公・佑真。 彼を女手一つで育て上げた母親の香澄。 シングルファーザーの伊吹。 その娘の舞花。 いよいよ物語のクライマックスを迎える下巻です。 このストーリーを 「とても小さく 普通で ありふれた物語」 と形容する先生のセンスに痺れる!! 上下巻あわせて、とても素敵な作品でした。 舞花には「パパ」と「お父さん」がいる―― と判明した上巻のラスト。 下…
ぶぶぶ
物語自体の面白さについては他の方のレビューがあると思います。 私は、これこそ漫画だよな〜!という終わり方に思わずうなってしまいました。 最近の私がよんできたBL漫画って、どこか様式美というかお決まりのステップが絶対にある気がします。 もちろんその様式美が読みたいときもあるのですが、内容は面白いのに初読数ページの時点で大体の展開が読めてしまうのがいつも歯痒く思っていました。 「物…
くみぽん
伊吹をパパと呼ぶ舞花との関係を佑真に話し始める所から始まる下巻です。 上巻では、舞花にどう向き合うべきなのか?正解という言葉でがんじがらめになってる伊吹と、それをどう返したら良いのか、悩む佑真。 舞花は子供だけど侮れないくらい、よく見てる。だからこの作品では二人を繋ぐ重要な立ち位置。 こんな子供いるのか??とも思いながら読んでいたが、でも子供だからこそ感じるのは思う事はきっとあるとは…
kaya。
「話を…聞いてもらえますか 佑真さん」 という伊吹の台詞で締めくくられた上巻。 それに続き、下巻で伊吹の口から語られたのは 伊吹がまだ高校生だった頃に出会い、かつて彼が愛した人、 舞花の血の繋がった「お父さん」のことでした。 母と愛する人を失い、彼の元に残ったのはまだ幼い舞花だけでした。 若くして、なんて重いものを背負ってしまったのだろう… 香澄や佑真に出会うまでの間、伊…
7年連れ添った恋人から別れの言葉もないままに 家を去られ、自暴自棄に陥っていたピアノ講師の佑真。 そんなとき、一人暮らしの母が怪我をしたと連絡が入り、実家に帰ると そこには見知らぬ男となぜかピアノ教室の教え子の舞花がいました。 佑真の勘違いからあわや大騒ぎになりかけはしたものの、 不審者に間違われた男・伊吹は実は舞花の父親であることが判明します。 そして、偶然にも親子は佑真…
raraららら
登場人物たちの心情が丁寧にじっくり描かれた素敵な作品。 と同時に、とても辛い…。 辛い設定がてんこ盛りな上、物語の比重が辛い部分に偏っているため、ハッピーエンドながらずっしりしんどい気持ちが残ります。読後感や後味が悪いというのではなく、良い作品だったー!という気持ちも同時にあります。 誠二さんの死については寿命をまっとうさせてあげてほしかったなぁと思います。 痛み止めが手放せない様子だ…
ももよたん
「いびつなボクらのカタチ」を読みまして、作者さんの他の作品にも興味を持ち、購入しました。 試し読みでも、好みの感じだったので迷いなく。 高校時代に何かがあり、疎遠になった2人の再会モノでした。 あまり思い出したくないような過去で、でも忘れられない存在との再会で再燃しないわけないですよね。 一冊丸々このカップルでもう少し時間をかけて月日を埋めていく話であれば、尚良かったかな。 チャラい…
アンジー
『いびつなボクらのカタチ(上)』の続編です。 ひまわり園の介護職員 沢田 伊吹とピアノ講師 阿部 佑真のお話。 前作では、舞花ちゃんの言葉により、ある仮説にたどり着いた佑真。 そして、伊吹が打ち明けた「真実」とは…。 今作は、その続きになります。 伊吹の回想シーンで始まる「真実」は、予想以上に悲痛なお話でした。 愛する人を失うということは、言葉では言い表せないほど悲しく辛い体験…
おかゆもち
繊細で優しい素敵な物語でしたが、サブキャラクターの三人にかなりのページ数と意識を持っていかれるので、表紙二人の濃厚なBLに期待すると 「感動したのに、なんか物足りない」 という感想になってしまいます。 BLというより同性愛者二人とその家族の物語…と言ったところでしょうか。 お話は本当に素敵なので、家族の話が読みたい時に読めば良かったです。
作家買いしている見多ほむろ先生の作品です。 見多ほむろ先生は絵が丁寧で、コマ割りもスッキリしているので読みやすいです。 ひまわり園の介護職員 沢田 伊吹とピアノ講師 阿部 佑真のお話。 ある日突然、何の前触れもなく、佑真と同棲していた彼氏が置手紙だけ残して行方不明になりました。 その「理由」はわからないまま時間だけが過ぎていきます。 7年間の幸せだった自分を思い知らされる現実。…